NAMM合わせチェック(後編)。

 今年も来ましたNAMM Winterの季節、その2。
 前編に続きまして、今回は当方のようなライトDTMerにとってめぼしいモノをチェックしてみるとします。

 とはいえ、そんなに色々出てきたということでもなく。取り敢えず目に付いた、2点ほど。

 ◇

 その1、ACID Xpress 7

 タダで使えるACID XpressがバージョンアップしてVer.7に。有料のフル版が5→6→7とかなり機能増強されたことを反映して、フリー版にもだいぶ機能増強がなされているようです。

 とはいえ、相変わらずのトラック制限は10と厳しいのは無料版故仕方ないところ。
 あと英語版だけなのも相変わらず。

 ただ、トラック数故「曲作り」には厳しくとも、ちょっとしたトラックメイク、サウンドトラックの切り貼りにはかなり重宝しますよ。操作性も画面構成も分かり易いですし。

 どうせタダなんだし、触ったことが無いという方は一度ダウンロードして試してみるのをお薦めします、はい。

 #これだけ制限の厳しい無料版だというのに、世の中にはこれだけでカッコいい曲を作ってしまう人も実際に居るんですよねぇ・・・sigh…

 ◇

 その2、Roland UA-1G

 RolandのUA-1シリーズの最新版はCakewalkブランドで出てきました。

 現行のUA-1EX最大の問題はマイク入力がプラグインパワーOnlyということだと思っていたので、写真を見る限りではコレが解消される模様。ただ、低価格機ということでダイナミックOnlyですな。

 まあ、内部のプリアンプが腐ってさえいなければこの価格帯ではダイナミックOnlyでも合格だと思うので。
 後は現物が出てきてから、ノイズレベルやマイクとの相性をチェックしないと分かりませんな、正直。

 しかしMIDI I/FやV-STUDIOもCakewalkブランドにしてきたといことは、EDIROLは映像モノ向けに振って、音響・MIDIはCakewalkで統一するってことですよね、多分。
 ・・・今更分けんでもええのに。 

 #Rolandってホントに昔っからブランディングは下手だねぇ。

 ◇

 まぁこんなもんですかね。今年はあの「音響界の100円ショップ」ことbehringerも特段の新製品は投入してこなかったし。

 ◇

 Seagate方面は本日特に動きなし。

 一方で、突然死の原因として別のネタが登場。
 これによると、テストに使う予約領域の初期化忘れとバグったファームの組み合わせで、あるタイミングでHDDがテストモードに入ってしまうのが突然死の原因であり、アップデートファームで解消済み、とのこと。

 ・・・これ、バグ発動の流れを見ると、以前maxtormanが投稿した内容と重なる部分が多い気がするんだけど、気のせいかな・・・。

Share

今日のSeagate@090125。

昨日からのアップデート

シリアル判定ページについて

  • 前回と判定結果が変わっている。
    以前チェックしてセーフでも安心出来ないということらしい。
  • Firefoxでの複数入力不能確認。複数入力時はIEを使うべし。
  • MacのSafariでも複数入力は通らないっぽい。
  • 手元のいくつかで確認した限りでは、HP OEM品もSeagate式のシリアルを持っていればチェック可能。
    激安につられてML110/115買った人は要チェックか。
  • CFD扱品等、OEMで保証を切ってるものに関しては明確に蹴るようになっている。
  • シリアルの真贋判定が入っている模様。
  • 判定結果は以下の通り。
    • Drive is not affected. No action required.
      →今回の件、関係ないから。
    • OEM Product Contact OEM.
      →OEM扱なんで、OEM販売元に訊いて。
    • Drive is affected. Proceed with Step 4.
      →ビンゴ。ファームをダウンロードしてアップデートしてね。
    • Drive is affected. Please contact technical support.
      →ビンゴ。サポートにメールしてね。
    • Invalid input. How to find Model and Serial numbers.
      →そんな番号無いんでよろしく。

戯言:アップデート周辺

  • アップデータが環境を選びまくるのは相変わらずの模様。
  • ISOの扱い方を知らないなら、取り敢えずCDBurnerXPを使うのが一番ラク・・・だと思う。
    インストールして起動すると「ISOイメージの書き込み」というメニューがあるんで、それを選んで、ISOファイルを指定すればOK。
    CD-Rをドライブに入れて、「ディスクへの書き込み」で作成開始。
  • ところでMaxtorブランドの外付けはSegateが直々に売ってた気がするんだが、アレの中身はどうするんだろ。

戯言:黒1

  • 結局シリアルチェック復活。
    何だかんだ言ってたが、要するに照合用データの確認の為に時間稼ぎしていた、とも取れるよな。
  • KBにこれだけまともな説明を載せてきた。
    つまり、公式なアナウンスはする気ない、とも取れるわな。
  • 英語KB以外は相変わらず更新されていない。
    米国は集団訴訟が怖いが他国はそんなリスク無いので無視、とも解釈出来る。

戯言:黒2

  • Mooseこと250GBプラッタ世代のHDDに限って言えば、Seagateが特に故障率が高いという話は聞いたことがない。
    逆に、Brinksこと333/375Gプラッタ世代は・・・。
  • 本当の問題は、333/375GBプラッタ世代のHDDの品質低下ではないのかね。
    333GBプラッタ品が流通してそう時間が経ってないのに、これだけ色々聞こえてくるというのは・・・。
  • 品質低下→内部エラー多発→ファームバグの顕在化、仕方ないのでファームアップデートした、というのが今回の流れだと、管理人は解釈している。
  • 更に、ファームアップデートをすることでBrinks世代の品質低下問題が誤魔化せる、というセンをSeagateは狙ってる、気がする。
  • 取り敢えず、Galaxyこと500GBプラッタ品が(性能・故障率共に)余程まともだという実績でも出てこない限り、Seagateは当分買えませんわな、これじゃ。
    個人的には今はWD。WD GreenもWD Blackも満足度高いので。
Share

NAMM合わせチェック(前編)。

 今年も来ましたNAMM Winterの季節。
 このところSeagateのトラブルネタが続いてしまったので、ここらで一息入れましょう。

 毎年数社がNAMMのレポートを出していますが、今日時点できちんとしたものが公開されているのはRock On Musicのものぐらいですかね。
 他の会社なんかもあと1~2週間待てば各所で公開されると思います。

 ◇

 さて、今年も色々出ては来ましたが。
 当方の個人的興味には、特別ピンポイントで引っ掛かったモノは無かったですな。
 とはいえ、気になるモノが無かったかというとそういうこともなく。

 まず、ハードシンセではRolandですか。色々出してきましたな。

 その1、どうやら今回の目玉だったらしいモデリングデジタルピアノ、V-PIANO。いよいよハードシンセでコレが来たか、とも思うが、実はソフトシンセでは「Pianoteq」という有名なモノがあるのですよ。

 その2、AX-Synthはステージプレイヤーにとっては目が行く製品の筈。「ショルキー」って言い方は最近でも通じるのかしらん。
 ただ、当方のようにステージに縁のない人間には、ね。個人的には買うなら「ショルキー」より「イーウィ」(AKAIのEWI)だと思うし。

 片やソフト系は、といいますと。

 DAWソフトではSONAR8もCubase5も、いわば「お約束の」アップデート。
 今回はSONARがやや停滞という印象の一方で、Cubaseは漸く停滞域を抜けてアグレッシヴに進化したようなので、実物が出てくればまたちょっと面白いかも知れない。
 とはいえ、実物が出てくるのはだいぶ先だからなぁ・・・と。

 プラグインやソフトシンセはといいますと、毎年色々出てくる中で個人的に今気にしているのはMelodyne DNAだが、コレも実物が出てくるのはまだ当分先の模様で。

 ◇

 まあ個別製品は兎も角、全体で見ると最近の音楽制作風景が見えてくるというか。
 最近の流行はフィジコン。個人的には「漸く来たか」という感じなのだが、色々選択肢が出てくることは良いことです、はい。
 当然、元祖フィジコンであるキーボード類もコントローラ充実&ソフト連携という方向へ。これも大歓迎。

 #にしても、Live!のABLETONと組んだAKAIのAPC40と、NIのMACHINE、やることが似てるとフィジコンも似るものですな。設計者同士、お互いの製品を初めて見た時はびっくりしたんでないだろうか。

 あと、音楽制作系ソフトを売っている会社がオーディオI/Fやフィジコンを揃えたり、ラインナップ拡張したりしてきているのも最近の傾向ですな。
 まあ要するに、トータルラインナップへの拡張という、分かり易い方向性ですな。

 ◇

 ・・・えっと、思ったより長くなってきたので一端分割。
 次記事ではライトDTMer向けのネタを2つばかりメモることにします。

 ◇

 P.S.
 本日のSeagateは特に動きが無い模様。
 Brinksこと333GB/375GBプラッタ世代向のアップデートファームが公開され始めたぐらい、ですか。

Share

Seagate Supportとチャットしてみた。

 日本法人の態度とか色々アレなので、米国チャットサポートに訊いてみた。
 以下、内容の要約。

 尚、担当者にクレーム付けてもどうせ意味が無いだろうと思い、かなり当たり障りの無い訊き方をしている点に注意。
 可能性として、甘く見られて回答されていることは否定出来ない。


ファームアップデートについて

  • アップデートした方が不具合が回避されるのでベターではあるが、必須ではない。
  • 万が一不調の予兆が出たら、その時にアップデートすれば良い。
  • 問題無いのにアップデートを当てるのは無駄にリスクを犯すことになる。
    問題がありそうと分かってからで良い。
  • アップデートはリスクを伴うので必ずバックアップを取ること。

公式発表について
(Q:日本法人が「問題ない」と言っているが実際どうなのか)

  • その通り、特別な問題は発生していない。
  • 7200.11シリーズの品質向上の為にファームウェアが提供されるが、これらは必須ではない。
  • ES.2シリーズのファームウェアアップデートも同じく、通常のアップデートの範囲である。
    他のよくあるものと同じように、改良を進めるためのものだ。

 以上。

 日本法人が正規代理店等に配布している文章は、基本的に本社見解と同一と思って良い模様。

 ・・・えと、コメントは控えさせて・・・。
 今(黒いの)吐いたらこのblog記事が(公序良俗に反するため)公開出来ない、なんてことになりかねず・・・

Share

今日のSeagate@090123。

昨日からのアップデート:公式発表等

  • 米国本社・日本法人共に公式には特になし。

昨日からのアップデート:KB・アップデート関連

  • 昨日より変化無し。
    ES.2、7200.11の250GBプラッタ品について「修正済」アップデート提供開始。
    ES.2はサポートメール経由限定、7200.11はWeb公開。
  • ES.2用SN06について。
    • KB公開当初は数時間でアップデータのURLの入ったメールが戻ってきていた。
    • その後~現在にかけて、レスポンスが無い、若しくは「未だ検証中なんで待ってね」というメールが戻ってきたりしている。
    • メール受付サポート窓口が混乱しているだけなのか、アップデータにまた問題が発生しているのかは不明。
  • 新アップデータに関しては成功報告もあるものの、そうでない報告もちらほらと。また、アップデータが動かないという報告も出ている。
  • いずれにせよ、公式アナウンスは未だ無し。

昨日からのアップデート:販売関連

  • 国内法人がシャトルエイト等の正規代理店にも「安全宣言」を出している。
    これを受けて多数の店で販売が再開されている。

戯言:安全宣言について

  • 前述した「安全宣言」に拠ると、国内には不具合品は存在しないとのこと。
  • ということは、現在発生しているトラブル(特に333GB/375GBプラッタ品に多い)については、Seagateによる品質管理の範疇内、仕様ということになる。
  • つまり、Seagate製品はWD製品およびHGST製品に比べ、製品仕様として著しく不良率が高い=品質が低いと自ら認めたということになる。
  • 少なくとも管理人(S.Kaz)は、数百円の差でこれだけの品質差があるなら、Seagate製品を以降購入したいとは思わない。
    何しろここの管理人はハズレ引くことについては最強なので。

戯言:米国法人と日本法人について

戯言:その他

  • Seagateのアップデータが割と環境を選ぶことについては、管理人も既に経験済。
    これは以前からの話なのだが、今回のような騒動で皆が一斉にアップデータを起動したら、あちこちで動かないという話が出るのはまあ当然だと思う・・・。
  • いい加減このネタも飽きてきたんだが、解決しないのだから仕方ない。
  • 昨日KBにあったPlaceholderは消滅。相変わらずグダグダな展開の模様。
  • NASDAQ:STXでも貼っておきますか。1日で24%(4.25→3.23)って相当な下げだと思う。
Share