Win7にメイン環境を移行して一週間。
未だ移行していないXP機もありますが、Vistaの時のような派手な拒絶反応も出ず、普通にメイン機として使えています。
何でこんなにVistaの時と体感が違うんだろう、ということを、つらつらと考えてみましたよ。
1. Vistaで多発した「意味不明のもっさり&一呼吸」が殆ど無い。
これ、かなり大きいと思う。
まあ下逸クンに言わせるとこれが一番の改善点らしいのだが、体感できるレベルで違いがあるということは、要するにそれだけVistaがボロボロということやね。
#ちなみに、もっさりは兎も角、一呼吸についてはVistaもSP3当てると劇的に改善するらしいのだが、それって7の開発成果のBackPort?
2. Aeroがかなり改善された。
元々Aeroについては個人的には肯定的だったのだが、その理由は「ある程度高性能なGPUに仕事させるとAero OFFよりシステム軽い上に描画が早い」という、純粋なパフォーマンス観点だったのが、Vistaの頃。
Win7のAeroは「ウィンドウを多数開きまくる」当方のような使い方をするには非常に便利に改善されたのであり。特にプレビューに関しては、早くもコレが自分的に必須になりりつつありますな。
#でもデフォの色使いとか、初期テーマ類は正直どれも間抜けっぽいので勘弁。
あと、実は当方はLunaも大嫌いです、はい。
3. ハードウェアのパフォーマンスが違う。
これもポイント高いと思う。
Vistaデビュー当時と現在の「バリュークラス」なパーツやPCのスペックを見比べると、雲泥の差。
♯まあNetbookなんて大番狂わせが出てしまったが、それは横に置いといて。
◇◇◇
・・・で、以上をベースに、XP→Win7への移行をお勧めするのはどんな場合か、ということを考えてみたのだ、が。
・Windows 7がまともに動くハードウェアを持っていること
結局コレしか思いつかなかったり。
そして肝心なのは「まともに動く」というレベルがどのセンか、ということだと思うが。
製品版公開直後から色んな環境に放り込んで試した感じ、個人的には、以下のラインではないかと。
CPU→64bit対応でDual Core以上
SYS→4GB以上メモリが積めるもの
MEM→4GB以上
GPU→DX10世代の単品相当の3D描画力、VRAM 256MB以上
まず、CPU。
AMDならAthlon X2以降(除Sempron)、Intelなら64bit対応 DualCore以降。
Intelの場合、この条件である程度「足切り」が出来るので。
次、SYS(システムボード=マザーボード)。
4GB以上メモリの積めない前時代的なモノではさすがに色々と苦しいと思われる。
つか、今時だと逆に4GBすら積めないモノはかなり珍しいような。
(Mini-ITX等の小型FFやノートを除く)。
その次、メモリ。
このメモリ激安時代、4GBに足りなきゃ取り敢えず増設、でもいいと思う。
最後、GPU。
単品「相当」というのがポイントで、統合GPUでもローエンドカードに肉薄する性能を叩き出す780G/785G/790GXでは普通に大丈夫。
逆に言うと、単品VGAカードとは相当差をつけられている690Gや、Intelの統合VGA全般では正直「快適」には辛いのでは。
一方、単品VGAカードではいわゆる「DX10世代」ならまあどれでも行けるが、問題はそれ以前のもの。
丁度DX10世代辺りからローエンドの性能が底上げされてきたことも考え合わせると、DX9世代ではミッドレンジぐらいの性能が無いとやや厳しいと思われる。
こんな感じですかね。
個人的には「まとも」というのはかなりサクサク動くことだと思っているので、世間で言うより要求レベルが高いとは思いますが。
でも、これぐらいのスペックなら、Win7にしても「XPより(体感で)遅い」と言われることも無いんじゃないかな、と。
あと、どうせOS入れ替えるなら64bit版をお勧めします、はい。