TH2が公開されたので取り敢えず公開β程度の完成度にはなったのではないかという期待を持ってしまい、うっかりメインPCをWindows10にアップグレードしてしまいました。
方法は・・・思いっきり手抜きの「アップグレード」。大体2時間弱ぐらいかかりましたかね。
とはいっても「TH2で動かなくなった」ソフトもちらほら出ているので、万人にはお勧めしません。
そういう自分も取り敢えず上げてはみたものの、普段使いのソフトが一つ使えなくなってしまい、さてどうしたものかという真っ最中なので。
#最悪パーティションイメージから元に戻せる状態にはしてありますよ。
・・・つか、こういう互換性に関わる部分の重大な変更を告知無しで強行するなんて、Windows As A Serviceってそういう意味なんかね。
そんなことするようじゃ、そもそもWindowsなんて・・・っととと、
閑話休題、このネタは長くなりそうなので別エントリにします。
#仕様変更でなくバグだよねきっと。まぁそれだって(以下略
ということで、以下はあくまで参考情報ということで。
実際にWin7からWin10へアップデートしてみたので、自分が一番ハマった点をメモっておきます。
といいましてもネタとしては実に古典的な、定番の、使い古されたシロモノですが。
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それでは、今回自分が痛い目を見た原因を。
「カーネルに近い動作をするアプリはかなり危険、基本抜いておけ」
「ドライバは7と8.1以降対応両対応のものがあれば最新版に、それが無ければ思い切って抜いておけ」
ほら、よくある話でしょ?
更に、TH2以降にする(なる)場合には、以下の項目も大事。
「DigiOn製のDTCP-IPに関連するソフトはTH2でBSODの原因になるので確実に抜いておけ」
これからIn-place Updateをしようという皆様、本当にコレ重要ですよ。
当方のように、ランダムに頻発するBSODに脅されながら、一生懸命ドライバのUpdateしたり、疑わしいアプリのUninstallしたりするという、非常に非生産的且つ被虐的な時間を過ごしたくなければ。
♯以前ちょっと書いたように、当方メインPCでは結構色々な常駐モノ・組込モノを動かしていてのも原因の一つと思われる。
特に当方のようにWindows7からの移行だと、Win8からの移行だと恐らく問題無いのだろうがWin7からの移行だとヤバい、という代物が結構ある模様。
この原因はほぼ100%、ドライバのお作法がWin8から変わっていることなのですよ。
Win8.1で動くドライバがWin10でコケる確率は高くないが、Win7となるとコケない確率の方が高くない。
こういうブツが日和見BSOD(というか)の最大の原因なのだが。
おっかないのは、この日和見BSODを起こす原因の中に、USBやGPU等の必須ドライバも(当然)含まれること。
♯前述したDigiOn製DTCP-IP関連ソフトもこの類。
インストールするとDTCP用ドライバが裏で自動的に動き始めるのだが、こいつがCRITICAL_STRUCTURE_CORRUPTIONを日和見で吐いてくれる。
ドライバの問題なので上物のアプリを起動しなくともインストールしてあるだけでBSODになるし、大体1時間も持たない。
だったらそのテのドライバぐらいインストーラが事前に検出して警告してくれれば良いのに、とは思うのだが、そんなことに気を使ってくれないのはMSのいつものことなので。
実際、当方では検証用環境をWin8.1から10に上げた方では特にBSODなんて発生しなかっのに、本番機のWin7からの(なんの事前準備もしていない)アップデートだとまぁBSODの嵐となったワケですよ。
しかも、USB3.0等の「そもそもWindows10ではベンダドライバ不要」なんてブツでも、Win7用のドライバが存在すると、何故かこの古いドライバとWindows10用ドライバが衝突して、BSODだけでなくデバイス自体も正常に動かないなんて羽目に。
なので、こういう困ったドライバ対策として、オススメなのは「一度全部抜いて、MS純正ドライバが当たっている状態にしてしまえ」ということ。
この状態だと確実にUpdateプロセス中で更新されるので。
そしてこの「事前準備」は確実にUpdate前に行うこと。
Update後にはUninstallが正常に出来ないモノが・・・まだコレはまし。
レジストリやらを直接修正するハメに・・・これでもまだマシ、起動出来ているんだから。
最悪なのは、そのドライバのせいで自動修復すら起動出来なくなって、要するに「環境が死んで」しまうこと。
起動時に必須ドライバとして読み込まれるブツにNGドライバが混ざっていると、最悪こういうことになるんですわ。
ぁぅぁぅ。
♯なのでもう、開発系は出来るだけ触らずに一旦大掃除することにしました、はい。
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とまぁこんな感じで、取り敢えず上げた時の雑感ということで。
・QuickLaunchは以前と同じ方法で復活可能。個人的にはコレ超重要。
・CtrlとCaps他、キーレイアウトのレジストリでの入替もそのまま使える(Updateの時消えるので要再導入)。個人的にコレも超重要。
・当方のように単色背景を使う人間にとっては、以下の2つのコマンドラインは必須。
というかコレなんでGUIから削ったん。
control /name Microsoft.Personalization /page pageWallpaper
control /name Microsoft.Personalization /page pageColorization
・BSODを発生させないにしても、一度Uninstallした後再Installしないと正常動作しないアプリも少なくない。
修復ではダメ、アレ?と思ったら取り敢えずUninstall&再Install。
・正常にUninstall&再Install出来ればアプリもドライバも意外と古いモノでも普通に動く模様。この辺りはさすがMSといったところか。
但し「普通に動く」ことを確認するまではものすごく大変。
ドライバ類だと前述した「日和見BSOD」起こすブツが正直言って少なくないし、アプリでもウィンドウやボタンが妙にズレて肝心なトコが押せなかったりなんてパターンも。
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以上、S.KazのWindows10 In-place Updateドタバタ騒動記、若しくは「常駐モノや組込モノが多い人は御注意あれ」というお話でしたとさ。
今回はこの辺りで。