Microsoft Windowsのスタートメニューは何処へ行く。

 今回はWindowsの迷走っぷりについて少しぶ~垂れてみる。

 まず、最近ではWindows8.1 Update3は出ないという話が有力に。代わりに従来Update3と言われていたスタートメニューを実装した代物はWindows 9として登場し、更に8.1から9へは無償アップデートするとか。

 巷では有力だというこの話だが、個人的にソレってはどうなんだろうという印象が拭えないのですよ。

 いやね、いくらイメージ戦略的に8が大失敗なので早く看板を9に掛け替えたいってのは分かるのだけど。
 だからといってスタートメニュー「復活」だけで9を名乗ってしまうの?と。その程度だったら8.2で十分でしょ、と。Windows 1.0なUIだって変わらないようだし。

 とはいえ、こんなイメージ戦略なんて実にどうでもいい話ぐらい、本当の問題はビジネス側にあると思うのですよ、自分はね。

 一つは、Windows Serverとの兼ね合いの話。従来通り、同一カーネルでクライアントとサーバで世代を揃えるってなら、Windows Serverの方も2012 R2から2014に更新するしか無いですよね。で、これも無償アップデートにするの?と。

 何故って、スタートメニューなんてクライアント的理由や、細かい拡張・バグフィックスだけでサーバOSのアップデート料金を取るというのはいくらMSでも無理な話。コストに敏感なクライアントの皆様、今時その程度じゃカネ払ってくれないですよ。
 更に、そもそもエンタープライズの世界ではソフトウェア更新なんて最も嫌われる作業で、ソレを頻繁に繰り返すラピッドリリースとエンタープライズとの相性はとてつもなく悪い。
 仮にライセンスそのものは2014へ無償アップデートがされたとしても、ドライバ絡みやソフトウェアサポートの関係でアップデートが不可欠なんてことになった日には、エンタープライズユーザからは非難囂々の筈。

 ♯世間ではXP問題が過去のモノになろうとしているが(実態としてはまだまだ解消されていない)、ビジネス用途では更にWindows Server 2003問題というヤツがありましてね。

 もう一つは、ここで8.1→9のアップデートを無料にしてしまうと、今後MicrosoftのOSの更新はずっとタダ、という印象が出来てしまう恐れがあること。
 普通に考えてOSの開発費用をOSの売上から賄えなくなるので、これMicrosoftにとっては由々しき事態だと思うのだが。

 ここで仮にクライアントだけタダです、Server OSではおカネいただきます、なんてことブチかましたら、エンタープライズのクラウドシフトが加速するだけだろうし。AmazonやらGoogleやらが手ぐすね引いて待ち構えてまっせ。
 そしてそれは間違いなく、将来のMSの売り上げを減らす方向にしか働かないと思うのですよ。

 巷ではAndroidやMac OS/iOSと比べてOS費用が云々という言われ方もするが、事実上ハードウェアのオマケのMac OSやiOS、端末屋サイドから見れば塵も積もれば的にカネのかかるAndroidとはそもそもビジネススキームが違うので、当分MSはWindows OS単体で売り上げを作って開発費を賄わないとやっていけないので。

 ◇

 ・・・ということで、自分的には多分これが一番安全なのではないかと。

 ・Windows 8.2で一旦スタートメニューを無償提供し、8系はここで打ち止め。
 ・WindowsServer 2012はR3でWindows 8.2と同期を取り、2012系もここで打ち止め。

 ・Windows 9は更に新しい機能を実装して「有償でもアップデートしたくなる」OSに仕立てる。
 ・Windows Serve 2016(?)も同じく。

 ♯個人的には更にDeepに使い物になる第4世代Hyper-Vと、記憶域プールの単体ストレージ並の機能拡張を期待。MSFC不要の物理マシン跨ぎなHyper-V VMの自動Fail Over、5層ぐらいの自動&手動ストレージ階層化、RAMDISK作成&ホットデータキャッシング、無停止ボリュームスナップショット、ボリューム遠隔同期辺りは標準サポートして欲しいですな。いい加減単体ストレージ箱ど~にかしてくれ。

 というか、MicrosoftがこれからもWindowsのメジャーアップデート=有料というセンに踏み留まりたいのならこれしか無いと思うのだが。

 ・・・しかしまぁ、いかんせん、どうなることやら。

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Windowsのサウンド全部にがっつりVSTをかけてみる。

 さて、前回はWinAMPのPlug-inにVSTを突っ込んでカセットテープ時代を懐かしんでみたが、WinAMP以外のMediaPlayerを使っている場合や、ゲームサウンド等のWindowsの出力全般にVSTを突っ込むということも実は出来る(そしてこれが結構楽しい)ので、以下に前回と同じフォーマットで書いてみる。

 ◇

 1)準備するもの

 ・VB-Audio Virtual Cable 又は Hi-Fi CABLE
 ・HermannSeib VSTHost
 ・D82 Sonic Maximizer (Nomad Factory BBE SonicSweet)
 ・Voxengo Tube Amp
 ・Sleepy-Time Records Stereo Channel

 上記のうちVSTの3つは前回と一緒。お好みに応じてGEQ、PEQ、スペアナ辺りを追加して下さいな。

 2)セットアップ

 ・Virtua Cableをインスートール。
 ・Windowsのサウンドの設定から「再生」の「規定のデバイス」をCABLE Inputに変更する。
 ・VSTHostを起動し、Device→Waveから Input portを「DS: CABLE Output」、Output Portを通常サウンド出力しているデバイスを選択。Sample RateとBufferは通常適切に自動設定されるが、されない場合はそれぞれ「44100」と「1050 samples」辺りを選択。
 ・VSTHostにVSTデバイスのTB Reelbus、D82、TubeAmp、Stereo Channelをロードし、直接ルーティングを設定。
 ・お気に入りのplayer等で音声出力を確認。

 3)解説

 ・Virtual Cable

 仮想サウンドカードというかミキサーというか。要するにサウンド出力を入力に戻すことが出来るドライバで、コレを使ってスピーカーに出力される筈の音を横取りする。コレはDonationwareなので気に入ったらRegistしましょう。
 今回のルーティングは以下のようになる。

 Windows Media Player等→VB-Cable Input→VB-Cable Output→VST Host→Realtek HD-Audio等

 ・VSTHost

 VSTをロードして使うことが出来るFreeのホストアプリ。
 入出力にはMME、DirectSoundに加えてASIOも使えるので(但しASIO出力時は制約あり)応用範囲が広い。
 Voxengo SPAN等のスペアナ類も正常動作するので画面を更に派手にしたい場合はそういう遊び方も。
 但し多機能故に最初の設定がやや面倒だったり、入出力に関しては環境によってはあまり安定しなかったり。

 ◇

 さて、音はきちっと出ましたかね。音が出ない場合は大抵はVSTHostの設定が上手くいっていないので再確認を。

 自分的にはまずはネットラジオの音響補正にいいかな、と。上記の構成だと単純なエンハンスだが、前回紹介したテープシミュを突っ込むとややレトロ風味に。他にも、真っ当に音響補正するならイコライザの類、表示を派手にするならスペアナやXYスコープと、VSTの世界は楽しいでっせ。

 ♯更にレトロ風味にするなら、ToneBoostersのTB TimeMachineなんかも嫌いじゃないですよ。

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