月別: 2010年5月
Advanced Formant+仮想マシンは要注意、かもしれない。
今更なんだけど、さ。
VMware Workstationネタ、続き。
というのは、つい先日。
調子に乗ってイロイロ置いていたらHDD空き容量が足りなくなってしまい、仕方ないのでWD20EARS・・・2TBでAdvanced FormantなHDDを導入、VHD置き場を移行したんですわ。
ところが、その後。何かVMの調子がおかしい。アクセスランプが盛大に光る割に、何かDisk I/Oが引っかかりまくる。OSだけでなく、アプリのパフォーマンスも明らかに落ちている。
結論。
Advanced FormatなHDDはVMware Workstationの仮想ディスク置き場には使わない方がいい。
上にどんなOSが乗るか分からない、というかイロイロ乗せられるのがメリットなVMware環境と、最新のOSでしかパフォーマンスの出せないAdvanced Formatの組み合わせは「やっぱり」ヤバい。
・・・まあ原理を考えれば当然なのだが。
実際使ってみたらかなりトンでもないことになりました、というお話でした、とさ。
#つかここまで強烈に来るモンなのね。
ちょっと発熱が気になるが日立の7200rpmに交換すべきか?これは。
VMware WorkstationのDisk I/Oって、すごく・・・重いです・・・。
いやね、普通に重いとは思っていたんですよ。
でもね、まさかここまで重いとは思わなかったんですよ。
発端はDisk I/OとCPUを両方酷使する、某アプリをVMware Workstationで動かそうとしたこと。アプリの性質上VMware上で動かすと割と悲しいことになることは目に見えていたのだが・・・。
実際乗せてみたら、これが割とどころかもの凄~く悲惨なことになってしまったんですよ。
とはいえ、ここまで悲惨なことになるってのはきっと理由がある・・・ということであちこちつっついてみたんですが。
結論。VMware上の細切れ単位のランダムアクセスはもの凄~く重い。
ある程度の大きさのI/Oならばまだマシなものの、細切れアクセスに対してはもう「さすが仮想マシン」としか言いようがない。
で、これの解決方法は・・・無いよそんなの。
兎に角素のアクセスの重さは決定的なので、上位のOSなりアプリなりで吸収するしかない。といっても上モノのOSがWindows XPだったりするとOSレベルではもう手の出しようがないので、アプリ側でどうにかするしかない。
ということで、モノは試し。
アプリ側に手を入れて内部バッファをしこたま大きくして、且つDisk I/Oをある程度まとめて処理するようにしてみたところ。
何かものすごく調子よく動いているんですけど。
・・・と、ここまでやって気づいたのだが。
I/Oに足引っ張られるVMでこれだけ差が出たってことは、実環境でもI/O周りに手を入れたらパフォーマンスが上がる可能性があるってことでないのか、コレは。
んと・・・ちょっとやってみるかな・・・。
2008R2 OS RAIDの落とし穴。
これって結構大きな不具合だと思うんだがなぁ・・・。
Hyper-Vを有効にしているWindows 2008 R2 サーバにて
HDDを追加しBCD(起動構成情報)およびシステムパーティションを後からRAID-1化した場合
↓
追加HDD側のBCDから「hypervisorlaunchtype」パラメータが消える「ことがある」
当然、この状態のまま追加されたBCD側から起動するとHypervisorが起動せず、従ってHyper-Vも動作せずに大騒ぎとなる。
♯具体的には深夜にケータイで叩き起こされるぐらいには。
解決策はbcdeditでパラメータを追記してあければOK。コマンド1行で解決しまっせ。
bcdedit /set {current} hypervisorlaunchtype auto
にしても、bcdedit周りというか起動管理周りというか、その辺りは細かい不具合が未だ多数残ってますな。
余計なパラメータ突っ込まれたりとか、何故か表示言語が英語に戻ってしまい文字化け起こすとか、さ。
・・・というか、MS純正ブートマネージャ自体が未だ不具合てんこ盛りなんじゃないかね、と思う今日この頃。
◇
にしても、久々に触ったが、OSに統合されたSoftware Mirror(RAID)ってのはやっぱ扱いがラクね。
システムパーティションもGUIから簡単にミラーも解除も出来るし、Hardware RAIDでたまに出るRAIDカード故障の心配もする必要ないし。
これでVerify (Surface Test)が出来れば巷に溢れるSoftware RAIDなんぞ要らなくなるのに、それを実装する気は無いんだろうなぁ>下逸。
♯その気があればとっくにやってるわな、ServerでのSoftware Mirrorなんて随分と昔から実装されてるし。
ちなみに、時々Hardware RAIDは万能だと勘違いしている人が居るが、ンなことない。
そういうヤツにこそ味あわせたい、これぞHardware RAIDの悲惨コンボ。
RAIDカード故障→代替品が無しor手配に時間がかかる→データ救出不可→そのデータが緊急に必要
さあどうするよ?
♯Hardware RAID上で重要データを取り扱っている場合、新品予備、若しくは緊急時に借用出来るRAID Hardwareを現用品とは別に必ず用意しておくべし。いやマジで。