Gibsonのヤバさが明るみに。

 あ~、AFPに書かれちゃいましたねこの話。
 というか、約400億円($375M)の借金が今年8月に償還期限、ってそんなに債務デカかったん。ってか、Philipsを買った時も約150億($135M)しか払っていない筈なのだが、残りの債務どっから来た。

 まぁ個人的にはGibsonは全く好きではない、というか普通に嫌い。ぶっちゃけこのブランド名からはカネの臭いしかしないので・・・なのだが、それでも今回このニュースに体が反応したのは個人的に好きなTEAC/TASCAMが傘下に入っているから。それと、Cakewalkの残滓も。

 ♯自分がギターという楽器に特別な思い入れが無いからと思われる。楽器としてのギターが嫌いということではないのだが「メーカー?ブランド?知らんがな。音良ければいいんだよ、音が」ぐらいの感覚でしかないので。

 にしても、こうなってくると以前書いたネタが「杞憂」から「有り得る話」に一気に昇格してきたような。
 TASCAMのラインナップは現在でも全盛期に比べればだいぶシュリンクしているのに、これ以上品揃えを減らされたらもう・・・ねぇ。

 まぁTASCAMもDTM向けIFでは初期には散々酷いモノ出していたし(最近やっと安定してきた感)、(DTM向けIFも含む)最近ボリュームが大きくなってきたプロシューマー向け製品=純プロ向け以外の製品の商品企画がヘタクソ過ぎるというのが伝統芸。
 このTASCAMの「致命傷」は正直今でも全然完治していない(MiNiSTUDIOはまぐれ当たりだし、しかも大ヒットという程当たっていない)のが、余計に怖いというか。

 ちなみにOnykoの方はというと、1月にGibsonはOnkyoの株を売却して現金化、持ち分比率を減らして筆頭株主から主要株主外(持分率12.94%→9.91%)になっているので(なおこの方針は去年11月には決定していた模様)、このままGibsonが倒れてもほぼ影響が無い方向に向かっているように見えますな。つかさっさと完全に縁切って、いやマジで。
 一方でTEACは今でも54.85%の株をGibsonが持っていて完全に傘下だし、数が多くはないとはいえPhilipsと製品ラインは被っているし。取り敢えず単年でも黒字ではあるが、外資の悪い癖が発動する可能性は否定出来ない。
 例えば、何も考えずに取り敢えず引っ掻き回した挙句「有望株」を潰してしまう、なんてのはまぁダメ外資の「組織改革」のお約束だし。

 ・・・まぁ償還期限の8月というのが一つの目安だと思われるので、もう暫くウォッチしてますかね。

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