MicroServer with Remote Management Card on Windows7、問題なし。

 ・・・でした。実につまらん。

 ということで、リモート管理カードを突っ込んだ状態でWindows 7 (x64)をインストールし、無事ドライバ類も全て当たって正常稼動を確認したのでメモ。
 勿論Aeroなんて動かないのでClassicテーマにしてまっせ。

 んで、使用したドライバ類は以下の通り。

 「VGAコントローラ」→ ASPEED AST2150
 >http://www.aspeedtech.com/support.html
 ※Windows2008 R2用を流用

 「イーサネットコントローラ」→BCM5723 (Nextreme I Server)
 >http://www.broadcom.com/support/ethernet_nic/netxtreme_server.php

 「SMバス コントローラ」→ ATI SMBus
 「ビデオ コントローラ(VGA 互換)」→ Mobilty Radoen 4200
 >http://support.amd.com/us/gpudownload/embedded/Pages/embedded_windows_all.aspx

 ちなみにVGAは最大解像度が1280×1024でハードウェアアクセラレーション一切無という代物なので、当方のようにリモート管理に利点を見出す人以外にはゴミでしかないよ、念のため。

 にしてもホント、Javaベースの管理窓からBIOS設定が出来たり、速度は出ないとはいえ手元の端末に繋げたUSB DVD DriveがMicroServer側で繋がっているように見えたり、というのはやっぱり便利ではある。
 勿論当然、ブラウザから電源On/Offの制御、温度やファン回転数なんかのハードウェア状態監視も可能。いやはや、¥8Kでここまで出来るとは至り尽くせりですがな。

 #早速Media PlayerのDNLAサーバを有効にしていろんなトコから音楽が流せるようにしてみたりとか。

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冬、師走、アキバにて。

>店内の漫画を「自炊」するレンタルスペースが仮オープン、裁断済み書籍を提供、ネット上は懸念の声多数
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101228/etc_jisui.html

 twitterでボロボロとつぶやいてみたが、際限なく続きそうなのでblogに移行。
 で・・・どーすんのよコレ。
 まさか年末にこんな超大型の爆弾が炸裂するとは思わなんだ。

 いやね、高価な業務用スキャナとかこれまた高い業務用裁断機があるレンタルスペースってなら分かりまっせ。でもな、これは・・・これは。
 今回はやたら長くなってしまうので、取り敢えずまとめを先に出してみる。

 ・作者にカネが入らないこと、致命的且つ最大の問題
 ・取り敢えずこれを「自炊」と言うな
 ・これでまた著作権法周りに変な話が出かねない
 ・法的にはシロっぽく見える、主犯は文化庁か

 以下、長いので暇な人は順番にどうぞ。

 ◇

 何より一番マズい、最大且つ致命的な大問題は、これいくらスキャンされようが作者に一銭も入らないこと。

 例えば30回スキャンされると、印税圧縮効果は30倍。
 具体的な数字を出すと、例えば単行本3万冊売って¥150万入る筈だった印税が、¥5万円になるということ。
 あり得ないだろ、これ。

 ♯業務用で一般的なライン型スキャナは高速な分紙への負担も大きいので、漫画の単行本の紙なんて30回もスキャンすればいい加減ヘタると思ったのでこの数字。最近の機械はもしかしたらもっと優秀かも。

 ♯念のため、ここの管理人は「印税」収入などとは全く縁のない生活をしているし、同人誌とかそのテの代物とも縁は無い。イロイロ支払ってはいるけど。

 逆にこの「作者への対価の支払い」さえどうにかなれば・・・もしかしたらアリ、かも知れない。例えば一回スキャンする度に作者に一冊売れたのと同じだけのおカネが入るならば、サービスとして考えられなくもないとは思う。

 但しこの場合でも、このスキャン画像が違法コピーとして流通したらどうなんだという話が出てくることは火を見るより明らかだし、そもそもその辺りがクリアされる状況だったらホンモノの「電子書籍」が提供される方が自然なワケで、紙に印刷してまたスキャンして・・・というのは資源の無駄でしかない。

 ♯暗号化のソースコードを電子的に持ち出せないからって、全部印刷して書類として送って受け取った側がスキャンしてソースコードを復元、なんていうのとは別の話の筈。

 ◇

 取り敢えず、この行為を「自炊」と呼ぶのは即刻停止して欲しい、いやマジで。

 そもそも「自炊」というのは「自らが所有する本を、正に私的複製の範疇にて」電子化というか画像化することであり、それは何ら恥じる必要もなく、作者相手にでも堂々と行える行為の筈だってのに。

 こんなとこで「自炊」なんて言われた日にゃ、どう考えたってコレ、正々堂々と胸を張って言えないでしょ。
 例えばこういう店でシリーズモノをまるごと画像化したとして、作者相手にそれを見せて「あの店で自炊したんですよコレ」なんて言えますか?

 ・・・最近だと素で言えちゃうのも居るらしいのだが、そういうのは最初から論外なので。
 普通は言えない筈。

 ◇

 まあ個人の感覚は兎も角として、おっかないのは、これでまた日本の著作権法やそれの運用絡みの話が更に歪んでいく、世界から離れてガラパゴス化していくこと。

 現在でさえ、世界中で日本だけというデジタル放送の妙ちくりんなコピー制限がかかっていたり、「改正」著作権法ではマジコン規制にかこつけて頭がおかしいとか思えない法律※を作っているのに、こんなのがまかり通ったら更にこの斜め上の法案が出てきてもおかしくない。

 ※この辺りは「マスコミやGIGAZINEが伝えないマジコン規制の本当の恐ろしさ – P2Pとかその辺りのお話@はてな」辺りを参照に。但しコメント欄は厨が暴れているので無視推奨。

 挙句の果てには「著作権物のスキャン全面禁止」なんてワケ分からん法案も出かねないのでね、この国だと。

 ♯念のため、マジコンを野放しにしろとは言っていないのでそこは誤解しないように。
  例えばマジコンを禁止したければ、他にいくらでも手はあるんですよ。
  この辺りはまあ各自で調べて下さいな。厨が湧くと面倒なのでこの話はここまで。

 ◇

 最後に一つ、どうしても気になるのが「これ本当に法的にはシロなのか?」ということ。

 気になって著作権法やらを読んでみたのだが、確かにこれ「法的にシロかも」というのが個人的な印象。
 以下、個人的な印象が続くので、いちいちお断りしないので念のため。

 キーになるのは文化庁の見解で、一言でまとめると「本を店舗から持ち出さなければレンタルとは言わない」ということ。コレは昔、出版物に貸与権を認められた時に「んじゃ漫画喫茶はどうなるの」という流れで出てきた見解で、これを根拠に現在の漫画喫茶は本を買う時以上の著作権料は払う義務は負っていない。

 で、この見解を適用すると今回の店は「レンタルではない」んですな。即ち、著作権料を払う義務もスキームも無い。

 そして私的複製範囲の話だが、確かに私的複製は「複製元が自分のものである」という制限は現在の著作権法第30条には無い。
 それどころか、この条文だけ見ると、要するに「使用が個人の範囲なら、ここに書いてある例外項目に該当しなければ」「どこで何をコピーしても」OK、とも読める。

 そして自動複製「機器」(←法律では「機材」ではない)についても、著作権法附則第五条の二にて「当分の間」適用外とされている。

 ・・・ん~。

 もしかして、現在の法律では手の出しようがない?違法ではなく脱法行為?
 言うなれば「合法ドラッグ」みたいな感じか?
 倫理的な問題としては間違いなく「あり得ない」のだが。

 ♯twitterとかblog見てると「真っ黒」とか言ってるのが結構居るが、んじゃそれは「著作権法第何条何項に明示的に引っかかるからアウト」ってトコまで言ってくれないと素人には分かりませんがな。
  取り敢えず31条と今回のコレが関係あるとは思えないし、カラオケ法理が云々というのは判例であって法律でないでせう。

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来年は3TBがボリュームゾーンへ。

 DigiTimesの記事から。

 Hard drives with 1TB platters to mature in 2011
 >http://www.digitimes.com/news/a20101222PD222.html

 2011年には1TBプラッタが軌道に乗るという話。わ~お。
 本日現在ではWDでも750GBプラッタでひぃひぃ言っているのだが、早くもその上は目処が立ってるってことかしらん。

 ◇

 にしてもHDD業界はホントに競争が激しいというか、浮き沈みが激しいというか。

 一昔前、プラッタ容量拡大の先頭を走っていたのはSeagate。実際、250GBプラッタまではかなりいい感じで来ていたのだが。
 あのSeagate騒動の元となった333/375GBプラッタで派手にズッコケてから泥沼な展開に。その後も意地というか何とか500GBプラッタを早期にリリースはしたものの、ぶっちゃけ未だに安定していないし。その状況でつい先日から(漸く)667GBプラッタドライブ出荷開始って・・・。
 ちなみにこのグダグダ、コスト削減を名目に開発費を派手に削って技術者を大放出したのが原因と言われている。

 さてこのSeagateが自滅したところで、プラッタ容量拡大競争はSamsung vs WestanDigitalという構図に。
 ところがこの競争は早々にWDに軍配が上がり、667GBプラッタ、750GBプラッタと現在に至るまで拡大一直線。WDの場合は密度を上げ易い低速回転ドライブを相当数出荷していたのが幸いして、まず低速回転ドライブに採用→こなれてきたところで高速ドライブにも採用、という流れが出来ている模様。とはいえ750GBプラッタは未だ選別品レベルとか、そんな噂も。

 一方、ひたすら我が道を行くのがHGST。この会社のHDD記録密度はSeagateやWDが「刻んでいる」のと見比べると明らかに「飛び飛び」だし、出荷製品は大体他社よりプラッタ密度低いし、それでも同じ容量が必要だからとコスト高を承知でプラッタ5枚なんてドライブをSATA市場に投入してしまうし。製品開発に対するポリシーのようなものが明らかにWDやSeagateとは違うように見える。
 ということで、この会社は密度競争とは無縁だと個人的には思っていたのであり。実際、最新3.5インチHDDでも600GBプラッタで、これは「要するに600GBプラッタが安定期に入った」ということだと思っていたのだが。

 ♯ちなみに物理フォーマットの違い故、HGSTの600GBプラッタとWDの667GBプラッタとは実際の記録密度はほぼ同一。

 ところがそのHGSTが、2.5インチで500GBプラッタを投入するとのこと。
 これ、面積を単純計算すると3.5インチだと1TB近いプラッタが作れるそうな。

 ・・・ってことは、既に3.5インチの1TBプラッタ採用ドライブは既に開発中ということだよな。いや、もしかしたら開発はほぼ終わっていてテスト中とか、或いは量産準備中とかなのかも。少し前にはHGSTが4TBドライブの開発をしているなんてウワサも出ていたし。

 ってまさか、HGSTがWDを追い越してプラッタ密度でトップに立つってことか?そんなことが実際起こるのかね?

 ◇

 まあ兎にも角にも、今年暫く2TBの壁から一歩踏み出した大容量HDDだが、どうやら来年の容量増加には期待できる模様、という話でしたとさ。

 ・・・って、いよいよ以ってマザーの2TB超え対応が大問題になるんじゃないのかね。おらAMD、どうすんのよ。

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容量大きくて自由度が・・・ってアレ? (SugarSyncのこと)

 さて、自分は以前からDropBoxを使っているが。
 最近気になっていたのがSugarSync。だってこっちはタダで容量5GB(DropBoxは2GB)。しかも昔から「簡単なDropBox、機能豊富なSugarSync」と言われているぐらいだから、当然カスタマイズなんかもイロイロ出来るハズ。

 ということで、先日アカウントを作ってみた。

 ♯ちなみにそこらのblogのリンクからアカウント作るというテもあったのだが、コレ確か紹介した側もされた側も相互にメアドが見えてしまう筈だと思っていたので却下。
 仕方ないのでgoogleでSugarSyncと検索して右に出てくる文字広告のリンクからアカウント作成。ここ経由だと何もしなくとも500MBのボーナス容量が付いてくるので。

 ところが・・・実際にSugarSyncのクライアントを導入してみると。
 どうしても納得出来ないというか、気になって仕方ないのが以下の2点。

 1.「マジックブリーフケース」の位置が変えられない。
 2.複数アカウント間でファイルを共有した場合、共有「された側」のローカル同期フォルダの位置が変えられない。

 この2つ、世間ではどうだか知らないが、自分的にはSugarSyncの株が一気に下がったというか。
 もちっと正直に言うと、かなり真面目に「コレやめた」になりそうなぐらい。

 ◇

 何故かというと、自分はMy Documentsを使っていない人間なので。
 システム用とは別にデータ専用の論理ドライブを切ってあって、全てのユーザ作成データはそちらの集約している。

 My Documentsを移動すれば、なんてツッコミも飛んできそうだが、一応自分としては信念としてソレはしない。これがどうしてかというと、実際やってみた人が居れば分かると思うのだが。
 このMy~のようなフォルダ(とレジストリにpathが書いてあるような個人設定関連のフォルダ)をシステムと別のドライブに移動してしまうと、それなりに不都合が発生してしまうのよね。そしてシステムがトラブった時等にはこの不都合が不具合に、そしてその不具合が致命傷になりかねない、というか実際になる。

 ♯いやね、昔はMy Documentsを移動したりとかしていたんだけどね。

 その点、「データ専用ドライブ」はデータだけしか入っていないので、データの置き先としてもバックアップ対象もこれ以上明快な区切りは無く、その上DOSの頃からの習慣になってしまっているのでカラダも覚えている。

 また、Windows標準フォルダに大量のデータを溜めた時に発生し易いパフォーマンス問題等とも無縁だし、データとゴミがHDDを埋め尽くして肝心のシステムorアプリに必要な空き領域が確保できない、というマヌケな事態にもならない。

 ◇

 その点、DropBoxでは初期設定こそMy Documents下のMy Dorpboxだが、このフォルダをMy Documetns下から簡単に移動出来るので、「データ専用ドライブ」の中に移動してやればそれで全て片付いた。
 複数アカウント間で同期を取るにしても、ファイルの実体は「データ専用ドライブの中のMy Dropbox下」に来るため、非常に分かり易い。

 まあ要するになんというか、自分の使い方の感覚としてはDropBoxの方がしっくり来る模様。
 んでこっちはタダで5GBには・・・ならんのかね、やっぱり。

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