続・「世界初」USB3.0に思うこと。

 昨日のblog記事を公開して、ふとPC Watch見たら「ラトック、USB 3.0対応インターフェイスとHDDケースなど」って・・・

 あぅ、やられた。
 タイミングが悪いとはこのことだ。昨日のうちに発表してたのね。
 まあ取り敢えず、Ratocも何とかモノを準備出来たんですな。
 それとも、Buffaloに置いてかれてはたまらんということで発表だけ先行したとか?

 ・・・で。
 あの、USB3.0のリムーバブルケースはいいんですが。
 USB3.0+eSATAじゃなかったですか。

 ・・・う~ん、USB3.0+eSATAが来るのは暫く先ですかね。
 まさか、USB3.0専用しか出ません・・・なんてのは勘弁してくれよ?

 あと、これからは黒が標準色になるんですかね。
 ウチ、白いやつがいっぱいあるんですが・・・ぁぅ。

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「世界初」USB3.0に思うこと。

 Ratoc、抜かったな・・・。
 取り敢えず、USB3.0絡みの「Ratocの自信満々『世界初を年内に』内覧会」→「Buffaloの『世界初をもうすぐ出荷』発表」→「Buffalo製品の店頭デモ開始」という流れ、まあ何と言いますかね・・・。

 しかもRatoc、先行者利益で初回ロットだけでも高値で売りたかっただろうに(インタビュー記事の文面の端々に見えてるよね)、Buffaloがいきなり値段下げてきたおかげで、名誉も実利も失ってしまったという。
 ここまで完璧にヤられてしまうと、いっそ哀れという気すらする。

 まあそれは兎も角、気になる点が2つ。

 その1、当方が大量に使っているRatocのSATAなリムーバブルカートリッジの件。

 コレの外付けユニットには今のところeSATAタイプとeSATA+USB2.0タイプがありまして。
 当方がメインで使っているのは専らeSATAですが、そうは言いつつ汎用性という意味ではやはりUSB2.0に敵わないワケで。

 個人的に、年内にコレのUSB3.0対応版が出てくるかどうかは非常に興味あり。
 Buffaloと違って色んなHDDと相性チェックしないといけないし、初物なんで色々トラブル&調整も多いだろうから、年内に出せるかな~、と。

 その2、HUBの話が何処にも見当たらないんですが。

 USBといえばHUBでしょう。これが無ければ、手頃な価格で潤沢に流通しなければ、本格的な普及はあり得ない。
 だというのに、未だに影も形も見えない気がするのだけど、どうなっているんだろ。

 個人的には、HUBといえば分岐以上に重要なのがレピータとしての役割。
 これがないと、ケーブルを3m以上引っ張れないじゃないですか。
 まあレピータケーブルでもいいんだけど、取り敢えず10mぐらいは引っ張り回したいのよね。
 USB2.0だとレピータケーブル1段で10mに届くから、なぁ。

 #eSATAはPMP挟んでも4mが限界だからなぁ…。
  って、SASエキスパンダ挟めばもっと伸ばせるか。
  ・・・そこまで必死になって伸ばしてどうするんだか、は兎も角として。

 最後に、おまけ。
 玄人志向からもう見本が出てるってことは、これもそう遠くないうちに出回りますか。
 ということは・・・やっぱりHUBの早期登場が望まれます、えぇ。

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Windows7導入するなら、x64 (64bit版) 一択で。

 本日のネタは、またしても「聞こえてきたので」ということで。
 Windows 7、何か種類があるらしいけど、どれがいいの、という話です。

 #実は昨日のネタは今日への前振りでもありました。

 まず、個人的暴論。
 「どれかいいの」なんて他人に訊いてくるようなヤツは、OS入れ替えなんてしなくていいです、えぇ。
 
 はい、暴論時間終わり。
 以下は、真面目です。

 ◆それなりの性能のハードウェアを持っている場合

 取り敢えず迷うってなら、64bit Home Premiumでしょう。

 Remote Desktop Serverがど~しても必要な人は、Professionalしか選択肢が無いのですが。
 使うかどうか分からない、って人は取り敢えずHomeで良いかと。
 必要になったらその時にAnytime Upgradeでお布施払って有効にすれば良いのです。

 あ、あと32bitなんて時代遅れだからやめましょう。
 上書きインストールも避けた方が無難です。

 割とお勧めなのは、OSと、内蔵HDDと、内蔵HDDを外付にするケースの3点セット。

 1. 現在使っているOSの入っているPC内HDDを取り外す。
 2. 新しいHDDを設置してからWindows 7をインストール。
   仮に失敗しても以前のHDDは取り外してあるので、気にすることなく何度でも。
 3. 無事インストールが完了したら、旧HDDを買ってきた外付ケースに入れる。
   PCに繋げば中のデータが取り出せるので、新しいOSにデータを移行。
 4. 無事データ移行が完了したら、外付HDDはデータのバックアップ用にでも。

 内蔵HDDと外付ケースをセットで買っても¥1万円でおつりが来る時代。
 無駄になるワケでもなので、多少出費してもこの方が幸せだと思いますよ。

 ◆ハードウェアがショボい場合

 ・・・えっと、OSより前にハードウェア換えません?
 というか、激安前時代パーツでXPを使っているような環境では、正直Windows 7導入はお勧め出来ません。
 折角馴染んだXP環境、サポートが切れる2014年まで使い倒しては。

 それでもWindows 7を使いたいなら、時代の流れと諦めて、もう少しパーツ代をかけた新PCに移行しましょうよ。
 その際は当然、64bit版で。Home Premiumで取り敢えずは問題ないでしょう。

 真面目な話、Windows 7は所詮Vista SEです。
 ある程度潤沢にリソース喰わせてやればVistaより確実に良い動きをしますが、潤沢なリソースが無ければダメダメです。

 例えば、OS起動直後のメモリ占有量。
 XPでは不要サービス類を止めれば100MB切はそう難しくないです。
 対して、7では32bit版で不要サービス類止めても400MB切りは結構しんどい。
 64bit版に至っては1GB切りは不可能だと思います。

 ・・・そういうことです。

 ハードウェアのショボさのボーダーですが、個人的な見解は以前にも書いたとおりです。
 ちなみにその要件を満たすPCですが、OS抜のハードウェア代なら¥4万程度で行けます。
 超激安とは言わないけれど、そんなに高くもないと思うのですが、いかがでしょう。

#785G、Athlon II X2、DDR3-1333 2GB×2枚挿、1TB HDD、DVDスーパーマルチ、400W電源。
 具体的には、これぐらいの構成。

 ◇

 とまあ、こんなところで。

 実際、発売されてすぐに飛びつくEarly Adapt層には64bit版の方が圧倒的に売れているということなので、我が意を得たりと言いますか、ほっと一安心しております。
 このまま64bitが売れ続けて、一気に64bitクライアント時代に移行してくれませんか、ねぇ。

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無知から来る、64bit OSへの酷い誤解。

 やや攻撃的なタイトルかも知れませんが、最近本気でこれは酷いと思っているので。

 以下に通じる文面・文脈等を言ったり書いたりしている人or各種媒体を、間違っても信用してはいけません。

 「アプリが32bitだからOSを64bitにしても意味は無い」

 正解は以下の通り。

 「アプリが32bitでも、ハードウェアが対応出来るならOSを64bitにする意味はある」

 さて、理由は何故かといいますと。
 簡単に言うと、昨今のハードウェアとアプリを御するには32bit OSでは力不足だから。
 わざわざ力不足のOSを導入して、ハードウェアとソフトウェアのポテンシャルを余らせておく理由が何処に?

 ◇

 一番分かり易いのがメモリ周りですかね。
 32bitアプリは2GB(気をつけて作れば3GB)迄のメモリ空間しか使えません。

 ところが、32bit版のDesktop用Windowsでは、OS自体が4GBまでのメモリ空間しか扱えない。
 このうち、物理RAM以外に使用されるメモリ空間が大体1GB程度あるので、実際に認識されるメモリは3GB程度が上限。
 ここからOS自体が使用する領域を差し引くと、実際にアプリに回せるメモリは全部で2.5GB程度。
 ここから複数のアプリにメモリを分配していくことを考えると・・・。

 これが64bit版なら、最低でも16GBまではOSが扱うことが出来ます。
 しかも、メモリ空間が広いため、4GBのメモリを搭載すれば4GB分、きちんと認識されます。
 ここからOS自体が使用する領域を差し引くと、実際にアプリに回せるメモリは全部で3GB程度。

 更にメモリを増設すれば、そのままストレートにアプリに回せるメモリが増えるワケです。
 メモリ足りないな・・・と思ったら即増設。4GB追加すれば、増えた4GBをまるまるアプリ用に回すことが出来ます。
 動画編集でも3D CGでもドンと来い、ってなもんで。

 ◇

 ・・・まあ、こういうことです。

 実際問題として、32bit版は「必要に迫られてやむを得ず選択する」ものでしょう。
 具体的には、古いソフトを使い続けないといけない状況においてどうしても互換性が保てないとか、ハードウェアが対応出来ないとか。
 エンタープライズではもうちょっと込み入った理由のこともありますが。

 そうでなければ、必要がないならば、特に理由がないならば、64bit版を入手すべきです、はい。

 #ちなみに、ビジネス用ソフトウェアならVirtualMachine上の旧OSで稼働させるのはもう常套手段で、珍しくも何ともないです。

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結局Google Apps側にメール統合ですか。

 さて、以前「メール環境どうしよう」とウダウダと書いていたネタですが。
 結局ローカルでの統合は諦め、Gmail側に旧メールをまとめてインポートすることにしましたよ。
 ローカルでのIMAPやPOPはあくまでバックアップという感覚で、オンラインをメインに使おうといういうことですな。

 #にしても、不便極まりなかった「Webメール」の時代を知っている人間にとっちゃ、Gmailなんてまぁ(以下略。

 ということで、以下作業記録。
 理屈は簡単だが、実際の作業は割と手間がかかるんだ、コレが。

 ちなみに以下の方法はWeMailに限らず、MH形式orそれに近い形式でメールを保持している全てのMUAで使えるテです、はい。

 ◇その1、正しいMH形式に整形する。

 まず、WeMailのメール保存形式。
 .wemという拡張子が付いていますが、これ要するにMH形式というヤツです。1メール1ファイル形式。
 何故か未だにあちこちで使われてるmbox形式と比べて、圧倒的に分かり易く汎用性も高いフォーマット。

 このため、拡張子の.wemを全て引っぺがして数字だけのファイルにすれば、Sylpheedをはじめ、大抵のMAUでざくっと取り込めます、はい。
 まあ、一部ヘッダの文字コード絡みで問題が発生することも時々あるけど。

 但し問題なのが、フォルダ構成。
 大抵の人は階層管理していると思うのだが、インポート用にはこれをフラットにしないといけない。これ当然、ファイル名が衝突しますわな。
 仕方ないので検索等を駆使して一カ所にまとめ、その後はお好きな連番改名ツールを使って通し番号に変更しますよ。タイムスタンプを見てくれるヤツだとちょっと嬉しい。

 #お気に入りの心当たりが無ければFlexible Renamerなんていかが。

 ◇その2、mbox形式に変換する。

 次に、これらのメールをmboxに変換。面倒なのでIMAP用に日常使っているSylpheedにお任せ。

 何故こんなことをするのかというと、SylpheedのIMAPで直接Gmailにアップロードすると、タイムスタンプがアップロードしたタイミングに書き換わってしまって、とても悲しいことになるんですな。
 ところがThunderbirdのIMAP経由ではこの問題が発生しないため、わざわざThunderbirdが読み込める形式に変更してやる。と。

 ◇その3、mboxの中身をアップロードする。

 出来上がったものをThunderbirdに読み込ませましょ。
 インポートしてもいいが、簡単なのはユーザープロファイルの所にあるメールボックスの場所にmboxファイルを置いてからThunderbirdを起動する方法。
 こうすると、勝手にmboxを読み込んでメール一覧に表示されます、はい。

 後はIMAPのお約束。ローカルでメールの束をどかっと移動すると、するするするっとGmail側にアップロードされて、はい出来上がり。

 ちなみに文字コードがS-JISなメールはThunderbirdにImportすると激しく文字化けすることが多いが、ほぼ確実にアップロード自体に問題は起こらないし、GMail上からもきちっと正しく読めるので、特に気にする必要はありません、えぇ。

 但し、ThunderbirdのIMAPは正直Sylpheedと比べて圧倒的に遅い。
 Sylpheedの軽快さに慣れてる人はウズウズしながら待つハメになりますな。

 ・・・以上。
 結局5000通、100MBばかりアップロードしましたとさ。

 取り敢えずアップロード直後にSylpheedでローカルキャッシュと同期しておいたし、まあこれで大丈夫だと思う、うん。

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