音を楽しんでみませんか。
/ DTM入門 / index – 08.02.10
今話題の電脳歌姫と共に。
それはたかが1本のソフトウェアでした。今時なキャラクタの味付けはされていますが、所詮は音声合成による歌唱作成ソフトウェアでした。
ところが、その1本のソフトウェアが与えた影響は計り知れず。それまで日本では不毛とまで言われていたCGMが一気にブレイク、一体どこで寝ていたのやら分からない才能が次々とネットに溢れ出しました。
その影響は音楽だけでなく映像の世界にも波及し、手書や3D-CGによるアニメーションが次々と発表されたと思えば、今度は3D-CGを簡単に扱える今まで無かったソフトウェアまで開発・公開され、あっという間に広まっていきました。
更に、キャラクタのフィギュアは異例の大ヒットを飛ばし、公式には存在しない、ユーザが勝手に作った派生キャラまで大人気に。挙句には、ネタででっち上げた派生キャラのソフトウェアを本当に作ってしまおうという人まで現れる始末。
そして忘れてはならないのは、このソフトウェアが存在したからこそ明るみに出た数々の出来事。一言でまとめてしまえば、「プロ」というムラ社会と、開拓者たる「アマチュア」とのすれ違い。
・・・ここまで「初音ミク」が発売されて1年も経ってないんですよね。
かなり煽って書いてしまいましたが、実際この「初音ミク」効果は大きかったようで、これを機に音楽作りに興味を持った、或いは昔DTMやってたことを思い出した、という人は結構居るようです。
かく言う自分もネットが盛り上がっているのを見てから「楽しそうだなぁ」と「初音ミク」を手にしたクチです。
ただ、そのような人の中には、取り敢えず「初音ミク」を買ってはみたものの、さてこれからどうすればいいんだろう・・・という方もいらっしゃる様子。
そこでこのコーナーではこんな「さてこれから」という人に少しでも役に立てるように、主として「DTMを楽しみ始めるための環境作り」について解説してみたいと思います、はい。
幸せになろうよ。
繰り返しになりますが、この一連のコーナーでは、DTMを始める・楽しむ上で最低限必要な一式について解説した上で、実際に製品を選んで、セットアップして使い始めるところまで、と思っています。
それではそこから先は・・・というと、作曲技法や音楽理論ということになるのでしょうが、残念ながら管理人はそちら方面にはあまり詳しくありません。作曲スタイルも完全に自己流です。
ですが、音楽作りのお勉強なネタは既にネットにいくつも転がっているみたいなので、興味がありましたら探してみて下さい。
管理人が唯一人並みに語れるかも知れないのはコード&カデンツについてですが、既に優秀な解説があるそうなのでやめときます。
あ、音楽理論について言及してしまったので一言。間違っても、最初に理論をがっつり勉強して・・・というのだけはやめた方がいいです。
まず音楽って楽しいよね、でも知識があったらもっと楽しいみたいだから気が向いた時に少し勉強してみるか、これが正解。
音楽理論、それだけをがっつり真面目に勉強しようとするとかなり退屈だと思います・・・いやマジで。人によっては音楽嫌いになれるぐらい。
ただ、既に音楽をいっぱい楽しんでいる人が気楽に勉強する程度なら、理論の片っ端を覗いただけでも「あぁあの曲にはこんなテクが」「あこの流れ気持ちイイ」みたいな発見や驚きがザクザク出てくるので、結構楽しいと思いますよ。
このArticleについて
このArticleについては、以下のような構成になっています。
現在かなり歯抜け状態ですが、ゆくゆくは全部埋まる筈です、筈。
順番に読んで頂く・・・のは当分無理なので、興味がある頁に直接飛んで下さい。
基礎編・・・そもそも何が必要で、どんな風に使うのか。
- [ Overview ] – 取り敢えず必要なモノについて。
- [ パソコンチェック! ] – パソコンの処理速度をチェック。
- [ オーディオインターフェイスは必要かな? ] – パソコンの音声出力をチェック。
- [ ASIO – あじお? ] – オーディオインターフェイス世界のキーワード。
- [ 英語は嫌いですか? ] – 英語でちょっと、おトク情報。
買物編・・・実際に購入するのを前提に、製品を選んでいきます。
- [ まず楽しくなきゃ、本物じゃない ] – MusicMaker Producer Edition。
- [ 襟を正して、初心者します ] – MusicCreator 4。
- [ ピアノなら少しは弾けるよ・・・ ] – Cakewalk Production Plus Pack。
プラスアルファ編・・・生の彩りを添えたい人へ。
- [ このギター、泣くんだぜ ] –
- [ 魂の唄を、聴けぇぇぇ ] –