Windows VistaとWindows 8が根本的に同じ理由と、違う理由。

 さて、取り敢えずWindows 8を即時導入「しない」と決めつつも、一応動作検証用にWin8Pro環境も持ちつつ、日常使いPCはWin7のまま使い続けている管理人。
 巷ではWindows Vistaの二の舞とまで言われているが、まあぶっちゃけ印象だけで語ればこの表現がぴったりかなと思いつつ。
 導入後暫く経っての印象を語ってみる。

 ◇Vistaと8が根本的に同じ理由。

 「残念」なこと。
 理念や思想は兎も角、実装が全く追いついていない。

 Vistaの理念が間違っていなかったことは、Vista SE=Windows 7がこれだけ爆発的に売れたことで十分説明が付く。
 でも、Vistaの実装は余りにも「残念」だった。

 同じく、Windows 8の「タブレットでもデスクトップでも使い易い」という理念が間違っている、と言う人はあまり居ない、と思う。
 でも、8の実装は余りにも「残念」だった。

 ◇Vistaと8が根本的に違う理由。

 Vistaは「カーネル」が残念だった。
 8は「UI」が残念だった。

 UIを除くと、8のカーネル周りは正直非常に優秀という印象で、このカーネルの優秀さは十分Windows 8への乗り換え動機になると思う。
 (今日時点では)x86に比べて非力なARMでまともにNTカーネルを動かすために相当チューンナップした成果と思われるが、CPUが弱いサブノートでは体感で分かるぐらいWindows 7より軽快に動く。特に改善したのはレスポンスとかそういう要素で、逆に言うとこれはWindows 7がVistaよりはマシになったもののまだまだ改善すべきポイントであったワケで。

 但し、8では、その優秀なカーネルの上に乗ってるデスクトップ用UIが、それこそ絶望的に、カーネル改善の魅力を余裕で吹き飛ばせるぐらい、よろしくない。

 象徴的なのがデスクトップでのスタートメニュー廃止とスタート画面&チャーム強制。
 別にスタートメニューが無くなっても代替になる優秀なUIがあれば誰も文句は言わないだろうが、実際問題としてスタート画面は代替になってない。
 そしてあのチャーム。何なんだアレ本当に。
 使いにくい上に、マルチディスプレイ構成でのUIを完全に破壊している極悪人と言っても良い。

 #え、レジストリで潰せばいいって?いやソレは違うでしょ。チャームが無くて完結するUIが必要ってこと。

 但しこの辺りは象徴であって、UIとそれに関連する問題を見渡すと実はこんな話など氷山の一角。日本人なら必須のIME周りもアレだし、挙げ句、例えばシステムイメージバックアップのメニュー名が製品版になっても「Windows 7のファイルの回復」のままなんてのは、何処の出来損ないだよ、としか思えない。

 #「システム全体の回復」とかいくらでも名前の付けようがあるだろうに。

 それに加えて、Windows 1.0に戻ったとすら言われる絶望的なウィンドウデザインが付いてくる。
 ダサい上に、兎に角見にくい、分かりにくい。主たる要因はUI要素にコントラストが無さ過ぎる=のっぺりし過ぎていること。

 例えば、最近フリーのオンラインソフトで「窓影8」という、Z軸に従ってウィンドウに影を入れるツールを入れてみたら、それだけで随分とウィンドウが見易くなってびっくりしたり。こんなものMSにその気があれば「パフォーマンス」タブの中のチェック項目に速攻で入れられる筈なのに、その程度すらしていない。

 ◇

 まあMSの社内でもイロイロあったようで、Windows 8開発をトップダウンで仕切っていた人間が追い出された途端、某オンライン誌には「スタートメニュー復活か」などと書かれてしまうのが、今の8の状況。
 兎にも角にも、Windows9ででもWindows8 SP1ででも、このデスクトップ用UIをどうにかしない限り、爆発的な流行は無いな、としか思えない。

 #個人的には既に代替ツールが出回っているスタートメニューよりも、ダサ過ぎ&のっぺり過ぎるウィンドウデザインと多画面UIを破壊するチャームを先に何とかして欲しい。

 逆に、このUIさえどうにかなってしまったら、ソフト・ハードの互換性以外の理由でWindows 7やXPを含む旧Windowsを使用する意味を完全に無くすことが出来る。
 それだけのポテンシャルを持っていた、筈、だと思う。いやホントに。

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続・AMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会、なるイベントにてほっこりして来た件。

 本日のお題は先日の『AMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会、なるイベントにてほっこりして来た件。』続き。
 「個々の細かい話は別段」と書いた部分の、別段です、はい。

 ◇

 ・第二部、AMDの省電力への取り組みについて。

 まずは既にお馴染みTurboCoreの件について。省電力というよりはいかに発熱を設計ギリギリに抑えるか、という気もしなくもないのだけど。

 で、前半は一言で言うとTrinityではGPUも含めてトータルでバランスを取っていますよ、という話。
 まあこれは至極理に叶った話なワケでして。

 特にノートPCなんかの場合は少ない電力枠と放熱能力枠を奪い合っているので、枠をギリギリまで使いたい。それに、GPGPUとして活用していくならGPUも所詮は演算コア、CPUコアと一緒の枠の中でせめぎ合っていかないと、計算能力のバランスがおかしなことになってトータルパフォーマンスが残念なことにもなりかねない。

 正直な話、個人的にはGPUをCPUの中に入れてしまう以上、トータルでバランスを取るなんて出来て当たり前という気もするが。実際にはそうでもなかったと。
 この辺りはLlanoで経験値を既に積んでいるAMDのアドバンテージですな。

 次に後半は、Switchable Graphicsのお話。nvidiaだとOPTIMUSとか言っているアレ。
 一言で言うと、最新v5.0では内蔵GPUを使っている時には外付GPUを完全に電源OFFに出来ます、というお話。

 さらっと流されたけどこれ結構画期的な話だと思うんですよ。
 バスも含めてWake up必要最低限の回路以外は全てOFFにしてしまうことで、外付側がホントに「存在しないかのように」電池が持つ。
 バッテリという制約のあるモバイルだけでなく、エコが叫ばれるこの時代、デスクトップでも売りに出来る筈。

 何しろ、Intel・AMD・nvdiaという業界3社の中で、唯一、統合GPU・チップセット・単品GPUの「3点セット」を持っているのがAMD。
 この3点セットを持つ強みを活かせる技術の一つだと思うんですよコレ。
 nvidiaと違って他社CPUや他社チップセットとの相性なんて考えなくていいし、その気になれば専用回路だってチップセットやAPUの中に仕込める。

 ・・・とまぁこんな風に思っているとこで、AMD担当者よる実物デモ。
 MXM typeIIIに載ったGPUをノートPC相当の開発プラットフォームに挿すとそれだけで最大消費電力が20W近く上がるが、Switchable GraphicsのドライバがロードされるとGPUのファンも停止して、すとんと消費電力が下がって挿してない時と同じに値に、というもの。
 エコワットの簡易計測とはいえ、通電時20WのGPUに通電したままファンを止めたら火を噴くのは目に見えているので、正に「無かったこと」になっているということですな。

 #つかノート用GPUって結構電気喰うよね。

 とまぁこんな風に現物を目にするとやっぱり魅力的な機能なのだが、その後の質疑応答で残念な事実が発覚。

 「(Switchable Graphics v5.0を)デスクトップマザーボードで有効にしているベンダさんは無いです」

 ・・・え゛ー。
 兎に角、折角の技術が目の前にあるのに何か惜しいなぁ、と思うこと仕切りでしたとさ。

 ◇

 ・第三部、GPGPUとヘテロジニアスコンピューティングの話。

 ここからは一気にアーキテクチャの話に。
 まずAMDは過去からGPGPUについては色々やっていますよ、そして今はOpenCLに全力投球ですよ、というお話。BROOK+なんてまあ余程のAMDマニアでないと聞いたことすらないかも知れないが、公式なのでちゃんとこの辺りも触れてますな。
 あと、AMDからはOpenGL・OpenCLの実装や最適化に便利な、というか事実上必須のツールが公開されている、という話も。

 #BROOK+の実装のための研究の成果はきちっとOpenCLにも活かされてるんだけどねぇ。

 ちなに今回のお話、AMDの担当の方が話をしたのは言わば「AMD公式としての話」なので、この話に時代背景や当時のIntelとnvidiaの動きを重ねていくとこれまた面白い、という内容でした、はい。
 詳細を書くと長くなるので各自調べて貰うとして、Larrabeeとか、CUDAとか、キーワードは色々ありますよ。

 とまぁ、この辺りの一通りの概念の話もまあ「まとめ」的な感覚で悪くなかったが。
 もっと興味深くて面白かったのが、このお話をしてくれたAMDの担当の方と、実装レベルまでレイヤを落とした話をした時。

 OpenCLで実際にコードを書いて動かした際、パフォーマンスを発揮するにはいかにCPUとGPUで最適なロードバランスになるようにするかがキーで、ヘタクソな実装だとGPU側のパイプラインがスカスカになってしまってパフォーマンスが出ないとのこと。とはいえハードウェア能力によってこのバランスなんていくらでもブレるワケで、それを実装するとなると・・・まぁ要するにこの辺りが腕の見せ所、と。

 そして、Trinityやそれ以降のAPUでのGPGPU最適化は、従来の単品GPUをベースにしたGPGPUとは全く別のアプローチになっていくとのこと。
 キーは「メモリ帯域」と「ダイレクトアクセス」で、単品GPUと比べて圧倒的に「メモリ帯域」は狭い代わりに、GPUとCPUがハードウェア的に共通のメモリを使うことでGPUからCPU上のデータへの「ダイレクトアクセス」が出来る。単品GPUのように「CPUメモリからGPUメモリへ処理前データを入力し、処理後データを再びCPUメモリへ引き抜く」というオペレーションが不要になるので、その分より多くの時間をデータ処理に割くことが出来る、という理屈。

 ・・・なんというか、AMDもいよいよ本気なんだな、というか。
 ヘテロジニアスコンピューティング、これから面白いことになりそうですよ。
 今までx86とかARMとか命令セットだけで語られてきたアーキテクチャという概念も、もしかしたらひっくり返るかも。

 #OpenCLは自前でプログラム書いたことないんだよなぁ。
  最適化のテクとか、色々面白そうなんだけど、時間が・・・。

 ◇

 最後に以下、ちょっと雑談。

 今回も感じたのだが、国内でのAMDのプレゼンスを落としている(いた)最大の元凶は、ちらほらと醸し出される「最後の一歩が詰め切れない」感だという気がするんですよ。
 例えばBulldozerのLlanoも、国内ではもともとそこまで爆発的ヒットになるとは予想されていなかったにも関わらず圧倒的な品薄で一番の「売れ時」を逃し、結果としてSandy Bridgeの売上増加に大いにに貢献してしまった。

 もう、今のAMDに出し惜しみなんてやっている余裕は無い筈。
 でも、今回「勉強会」に参加して話を聞いた限りだと、実はまだ繰り出せるネタはあちこちに転がっているように見える。

 例えば、Switchable Graphicsをデスクトップに展開してみる。
 マザボ屋さんとBIOS屋さんと協力して、FM2世代の「プラットフォームの基本機能として」Switchable Graphics v5.0を展開する。勿論、AMD側で適当な統一ロゴを用意して、マザボ屋さんにはそれを使ってもらう。ユーザ混乱を避けるため、デフォルト設定ではどのマザボでも本体側のVGAポートを画面出力に使うよう設定を統一して貰う、なんてことも必要と思われる。
 あとは、既にタスクトレイに常駐しているVision Engine Control Centerにちょっと機能を追加して、クリック一発で内蔵と外部を切り替えられるようにしておけばOK。勿論、プロファイルを使った自動切替は必須だけど、お好みで一発切替出来るようにもしておかないと。

 こうすると「使ってない時は完全にOFFです」ので「FM2プラットフォームなら必要な時だけGPUがONになる、省エネとエコに配慮したシステムが組めます」という売り文句が一つ作れる。「普段は省電力で静か、ゲームが来たら本気出します」というマシンが簡単に構築出来る。

 この売り文句の為にAMDが準備しなくてはならない新規リソースはそんなに無い筈。モバイルでは既に動いているものなのだし、各種ソフトとの互換性チェックなんかもモバイル向けで既にやっているものをちょっと拡張すればそれで済むだろうし。

 以上、素人考えだが、例えばこんな感じで、一つでも多くの要素を積み上げてプラットフォームとしての魅力を最大限引き上げていくこと、それがAMDには大切だと思うんですよ、自分はね。

 もちろん、こんなことはAMDの中の人も分かっている筈だし、取り敢えず直近の「新APU」については「国内流通分は頑張ってがっつり確保しました」と営業担当の方も言っていたので、前回と同じ轍は踏まない筈。
 これからのAMDの「反撃」に期待してます、いやほんとに。

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微妙に惜しい完成度、CloudFogger。

 最近ふと思うところがあったので、CloudFoggerというOn-The-Flyの暗号化ツールを導入してみた。
 このツール、今のところ英語版しか無いか、特に日本語環境でも問題なし。
 が・・・微妙に惜しい、惜しかったのよこの完成度が。

 このツールのウリは名前通り、オンラインストレージと一緒に使うことを想定していることと、透過的暗号化という技術を実装していること。
 後者はコレ極論言うとrootkitなんかにも使われている技術で、ユーザから見ると暗号化されているファイルが見えない、つまり意識する必要が無いということですな。

 ところがこの透過的暗号化技術がどうにも惜しいことに。
 この機能とDropboxは相性が悪いらしく、更新されたファイルがアップロードされなかったり、といった事態が頻発。同期が取れるのが大前提のオンラインストレージでこれはキツい。

 結局、少なくとも現時点のDropBoxとの組み合わせでは、透過的暗号化機能は使えないということに。

 とはいえ、フォルダリストに暗号化済ファイルしか見えなくとも特に困らないワケで。
 Auto-Foggだけ切ってそのまま使い続けています、はい。

 #しかしまぁ、やれ認証だ暗号化だと、便利になってんだか不便になってんだかね。

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おおよそ問題ないんだが、一点だけどうしても解せない。 (SH-01D Android 4.0アップデート完了)

 さて、漸く来ました、Android 4.0へのアップデートがAQUOS PHONEに。
 既に「ハングしまくり」は定評となってしまったこの端末だが、OSアップデートで意外と改善されたりするのか。
 というワケで、れっつとらい。

 アップデート作業は非常に簡単。
 妙なアプリを入れているワケではないので特にバックアップに苦労するということもなく、おうちのWiFiからOSイメージをダウンロードして開始。
 実際のOS書き換え作業自体は15分ぐらい(だったと思う)であっさり完了。・・・あっけないの。

 その直後、既にトライした人柱?諸氏があちこちで報告しているのと同様の「起動直後はやたら重い」(もっさりとかそういうレベルを超越して激遅)症状は当方でも発生。

 が、暫くするとこの症状も収まり、普通に使えるレベルに。
 画面のデザインは微妙に変わっているが、誤差+αといったところか。
 それよりもOSアップデートで製品の寿命が実質的に伸びたことが嬉しい。

 但し、アップデート後は確実にCPUへの負荷は上がっているように見える。基本的にはスムースなのだが、微妙に引っかかる感じが出るアプリもある。2.3の頃は感じなかったので、明らかにOS変更に伴う症状だねコレは。
 
 ◇
 ・・・とまぁこなにところで、何の問題もなくアップデートが完了して。
 どうしても気になることが。
 既にあちこちで言われているネタだが、本気で意味不明な変更が一点。

 電話アプリで「着信」と「拒否」のボタンの左右が入れ替わっている

 いやこれマジで、何のために変えたの?

 ・・・いやはや、既に数回電話取り損ねてます(死

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・・・このGUIさえどうにかなれば、な Windows 8 First Impression…

 さて、大人気で?一部Webがトラブったりしていたが、MSDNにWindows 8製品版が来ましたよ。
 で、前回散々悪口言っておいて、それでも万が一の可能性に賭けて、速攻でインストールしてみました、Windows 8。
 で、結論。

 やっぱダメだ・・・デスクトップPCにこの「Metro」UIは違和感しか無い…。

 逆に言うと、UI以外は比較的まともかな、という印象。

 ◇

 まぁUIについては人それぞれなので後回しにして、OSコアの部分についての印象は以下の通り。決して悪くない。

 ・Windows 7と比べて、体感ではむしろ軽いかも。最低でも重くはない。
 ・Explorer周りの強化は評価出来る。但し、リボンUIは画面占有面積考えると微妙か。個人的には嫌いではないんだけどね。
 ・System周りの設定はまた例によって項目が多少あっち行ったりこっち行ったり。基本的にはWindows 7と大差ない。
 ・Hyper-V組み込みはやっぱり嬉しい。Windows以外にはあまり優しくないとはいえ、なんてったってHypervisorですよ。
 ・ドライバ類も最近のハードウェアについては比較的揃ってる。但し機能的には最低限のものが多いので、ベンダから最新版を拾って来ることはお忘れ無く。
 
 ♯ちなみにSB850のRAID、Radeon6450についてもドライバ標準装備でしたとさ。
  とはいえ現時点ではまだWin8ドライバの正式版なんて殆ど出てないんだけどね・・・。

 ◇

 さてここからはダメ出しタイム。といってもホントにUIのところだけね。
 ざっくりまとめると

 ・安っぽくてダサい
 ・操作性がまとまっておらず中途半端
 ・結局不便
 ・どうしてこうなった

 以上。以下、もう少し書く。

 ・「Metro」UI。

 これ、タブレットではまぁガマン出来るだろうなぁと思う。ぶっちゃけダサいが、画面タッチで使用する分にはユーザビリティは悪く無さそうだ。
 が、誰だよコレをデスクトップ機でも使おうって言い出した間違った発想の持ち主は。スキップ機能まで削除して。
 いやね、おかげさまで、うざい、邪魔、鬱陶しい、五月蠅い、と本気で要らないレベル。
 
 ・削除されたスタートボタン。

 「Metro」UIで表示しろ、なんて言っていない。表示させたらそれこそちぐはぐでキモチワルイ。
 が、デスクトップUIでもスタートボタンを削ったのは何故。
 Metroと従来デスクトップを完全に切り分ければ良かったのに、中途半端に融合させようとするからこんなおかしなことになる。 

 ちなみに画面左下をクリックすると「Metro」UIの「スタート」画面が表示される・・・が、とてもじゃないが従来型スタートボタンの代替にはならない。

 ・マウスを振り回す、うざったいツーアクション。

 画面の右下にマウスを持って行って→アイコンが表示される→アイコンをクリック。
 この他にも、マウスだと無駄に腕を動かす必要のあるオペレーションがやったら多いってのは何なのさ。
 タッチ操作UIとマウス操作UIの操作性ってのは全く別物だってのに、またしても中途半端に揃えようとした挙げ句に撃沈、のパターンにしか見えない。

 ・安っぽいデスクトップウィンドウデザイン。

 冗談抜きにWindows 1.0に逆戻りって言って良いレベル。
 多少のデザイン変更は兎も角としても、せめてAeroの半透明処理を残しておけばまだマシだったかと。
 え、マシンリソースが勿体ない?Aero有効の時だけモジュールをロードすればええやん。DynamicLoadなんてWindowsが昔っから実装しているんだし。

 ◇

 以上の結論。

 取り敢えず、個人マシンはWindows7のままキープ、Windows9待ちで。
 当分困りそうにないし。

 ♯企業なんかでは未だにXPで困っていないとこも多いしね。

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