さて、大人気で?一部Webがトラブったりしていたが、MSDNにWindows 8製品版が来ましたよ。
で、前回散々悪口言っておいて、それでも万が一の可能性に賭けて、速攻でインストールしてみました、Windows 8。
で、結論。
やっぱダメだ・・・デスクトップPCにこの「Metro」UIは違和感しか無い…。
逆に言うと、UI以外は比較的まともかな、という印象。
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まぁUIについては人それぞれなので後回しにして、OSコアの部分についての印象は以下の通り。決して悪くない。
・Windows 7と比べて、体感ではむしろ軽いかも。最低でも重くはない。
・Explorer周りの強化は評価出来る。但し、リボンUIは画面占有面積考えると微妙か。個人的には嫌いではないんだけどね。
・System周りの設定はまた例によって項目が多少あっち行ったりこっち行ったり。基本的にはWindows 7と大差ない。
・Hyper-V組み込みはやっぱり嬉しい。Windows以外にはあまり優しくないとはいえ、なんてったってHypervisorですよ。
・ドライバ類も最近のハードウェアについては比較的揃ってる。但し機能的には最低限のものが多いので、ベンダから最新版を拾って来ることはお忘れ無く。
♯ちなみにSB850のRAID、Radeon6450についてもドライバ標準装備でしたとさ。
とはいえ現時点ではまだWin8ドライバの正式版なんて殆ど出てないんだけどね・・・。
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さてここからはダメ出しタイム。といってもホントにUIのところだけね。
ざっくりまとめると
・安っぽくてダサい
・操作性がまとまっておらず中途半端
・結局不便
・どうしてこうなった
以上。以下、もう少し書く。
・「Metro」UI。
これ、タブレットではまぁガマン出来るだろうなぁと思う。ぶっちゃけダサいが、画面タッチで使用する分にはユーザビリティは悪く無さそうだ。
が、誰だよコレをデスクトップ機でも使おうって言い出した間違った発想の持ち主は。スキップ機能まで削除して。
いやね、おかげさまで、うざい、邪魔、鬱陶しい、五月蠅い、と本気で要らないレベル。
・削除されたスタートボタン。
「Metro」UIで表示しろ、なんて言っていない。表示させたらそれこそちぐはぐでキモチワルイ。
が、デスクトップUIでもスタートボタンを削ったのは何故。
Metroと従来デスクトップを完全に切り分ければ良かったのに、中途半端に融合させようとするからこんなおかしなことになる。
ちなみに画面左下をクリックすると「Metro」UIの「スタート」画面が表示される・・・が、とてもじゃないが従来型スタートボタンの代替にはならない。
・マウスを振り回す、うざったいツーアクション。
画面の右下にマウスを持って行って→アイコンが表示される→アイコンをクリック。
この他にも、マウスだと無駄に腕を動かす必要のあるオペレーションがやったら多いってのは何なのさ。
タッチ操作UIとマウス操作UIの操作性ってのは全く別物だってのに、またしても中途半端に揃えようとした挙げ句に撃沈、のパターンにしか見えない。
・安っぽいデスクトップウィンドウデザイン。
冗談抜きにWindows 1.0に逆戻りって言って良いレベル。
多少のデザイン変更は兎も角としても、せめてAeroの半透明処理を残しておけばまだマシだったかと。
え、マシンリソースが勿体ない?Aero有効の時だけモジュールをロードすればええやん。DynamicLoadなんてWindowsが昔っから実装しているんだし。
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以上の結論。
取り敢えず、個人マシンはWindows7のままキープ、Windows9待ちで。
当分困りそうにないし。
♯企業なんかでは未だにXPで困っていないとこも多いしね。