ついにPC廃人の仲間入り (訳:Xeon+Supermicroに手を出してしまった)

 だってあまりにもAMDがだらしないから・・・。
 ついに「個人で」XeonとSupermicroに手を出してしまった。

 Xeon 1260L(TDP45W、2.4GHz/4コア)
 +Supermicro X9SCM-F (Intel C204)
 =合計約¥50K。

 ちーん。

 ◇

 いやね、ホントはね。
 ここで一発「Opteron 4100+Supermicro」なんてモノに手を出すことも本気で考えたんですよ。

 でもね・・・さすがにここまで来ると、通販以外で取りようがない。
 おまけにね、お値段と消費電力が、お高いんですよ、残念ながら。
 今回と似たようなモノをAMDで頑張ろうとすると、まあこの辺り。

 Opteron 4176HE(TDP換算65W程度、2.4GHz/6コア)
 +Supermicro H8SCM-F (SR5690)
 =合計約¥75K

 そりゃ絶対性能ならOpteronの方が微妙に上なんだけど・・・さ。
 個人的にどうしても許せなかったのが消費電力の高さ。
 ・・・え、4164EEがあるだろって?
 あぁ確かに、アレならTDP換算しても45W程度ですな。
 でもアレね、国内で買おうとすると¥80Kとか言われるんですが(泣
 しかも性能ではどう頑張っても1260Lに追いつかないし。

 ◇

 ということで只今Windows Server 2008 R2セットアップ中。
 ちなみに組み合わせたRAID HBAはRocketRaid 2720 SGL。ここでLSIとかAdaptecとか言い出さないのが個人ユーザーってヤツです、えぇ。

 #この前の衝動買いした在庫が無かったらAdaptec 6805Eに突撃していた可能性大だが、まあお楽しみはまた後で。

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激安だけど、3TB超は当分おあずけ?なHOST-RAID HighPoint RocketRaid 2720。

 さて、既に先々月というタイミングではあるが、PC自作界の非常に限られた範囲に、衝撃が走ったのであり。

 「RocketRaid 2720 SGLの国内正規品代理店品が¥15Kで買える」

 HostRaidの雄、RocektRaid 2720といえば8ポートのSASカード。国内正規代理店品では安くても¥35K程度の値段で、6G SASというウリはあるもののAdaptecやLSI Logicの製品と比べて価格性能比ではどうにもイマイチ風味が漂っていたのだが・・・ここで一気にこの値段ですよ。
 仕掛けたのは最近何だかイロイロと手を広げている?秋葉原の販売店、OLIO SPEC。元々RAIDとかその辺りは上得意のショップだが、そこが国内正規代理店のDIRACと組んで仕掛けたらしい。

 ちなみにコレ米国価格138$。円高ということもあり純粋に価格だけ見ると微妙という判断もあるかも知れないが、上納金のデカい正規代理店経由で出してこの値段っのてはナカナカだと思われ。
 ということで、自分も早速さくっと調達してしまったワケですよ。だってこれ、単なる8ポートのHDD増設用としてだけ見ても十分なぐらいの安さでっせ。

 ♯店員さん曰く「衝動買い出来るRAIDカード」。
  というワケでそれなりの数入れたらしい初回入荷品はあっさり完売とのこと。

 ◇

 とまあそんなワケで手元に来たRR2720なのだが、ここで重大な問題が。

 「3TB HDDは使えない」

 本家HighPointのサイトを見ると3TB超HDDがバッチリ使えるということになっているが、これは大ウソ。
 DIRACもアナウンスしているし、OLIO SPECの店員も言っていたが、事実として使えない。
 実際に組んでみると、ウン時間もかけて初期化したアレイが、システム再起動しただけであっさり「無かったことになっている」という愉快な事象を目の当たりにすることに。

 ♯実験しましたよ、えぇ。

 ・・・という状況だったのが購入当初の状況。BIOSはv1.2、ドライバはv1.1.10。

 この件でHighPointに「自社サイトで使えるって言ってんのにホントはどうなのよ」問い合わせをかける(WebSupportというヤツです)と「状況教えて?」なんて言ってきたので、実験時のログ類をまとめて送りつけると「あ~問題あるね~」という何ともアレな答え。

 ♯ちなみにこのWebSupportは100%英語なので、当然問い合わせも回答も英語ですよ。上記は意訳。

 で、問い合わせの方は見事に放置されているうちに7月下旬、v1.2-110704 BIOS(何故バージョン番号を上げない?)とv1.1.11.623ドライバ(最後のまさか6/23って意味じゃないだろうな)がサイト上で公開される。

 仕方ないのでこのBIOSとドライバを導入・・・ってReadMeにしれっと「Add 3TB HDD Support」と書いてあるんですが。
 お~い、要するに今までは公式に「3TB非サポート」だったってことやんけ。3TBばっちぐぅ(古っ)と書いてあるプレスリリースは嘘ってことかい。

 ♯このPR、HighPointの自社サーバ上からは削除されて無かったことになっているが、海外の数か所のサイトにまるっと全文掲載されているものは消えていないので、今でも普通に読めますよ、はい。

 ◇

 というワケで、BIOSとドライバが3TB対応になったのでこれで万々歳、かと思いきや、またまたトラブル発生。
 3TB HDDを複数繋いだ状態でそもそもアレイが正常に作れないばかりか、普通にI/O叩くだけで速攻でシステムが固まる有様。

 ・・・ど~なってんのよコレ。
 全く「使えない」でない。
 というか、昔のBIOS+ドライバは少なくともアレイも正常に出来てたし、I/O叩きまくっても安定していた(どちらも「再起動さえしなければ」)。劣化って言うんだよな、こういうの。

 というワケで速攻で再度サポートに問い合わせ。
 回答は「ん~確認するね~」(←念のため、意訳)

 以上、現在も絶賛放置され中。

 ◇

 という訳で、まともに動いている限りは評判もそう悪くないRocketRaidなのだが、その「まともに動く」までの道のりは・・・う~ん。

 ♯I/O負荷が高めのmvがハードウェアベースなので、HostRaidとしてもI/O負荷は高め。これはRocketRaidの伝統なので諦めるべし。

 取り敢えず、HighPointにはトラブった時のサポートは期待するなってことですかね。
 あと、3TBなHDDは当分繋がない方がいいと思われます、はい。
 ・・・2TB以下では全然問題ないっぽいんだけど、ねぇ。

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Prime A Regulus JM、届いてしまったので答え合わせ。

 dosparaの「3日で届けます」ってこれ配達時間込だったの!?
 ということで、火曜日の夜注文→水曜午後出荷→木曜午前中到着、と俊足で届いてしまったdosparaのBTO機。
 早速チェックしますよ。

 ♯レビュー記事なんかだと最上位モデルなんてのは時折見かけるが、最下位モデルの内容確認なんてそうそう見ないでしょ、うん。

 まず、梱包。ぴったりサイズの専用箱にはいってきているおかげで取り扱いも楽。
 箱を開けると一番上に注文伝票が乗っていて、アクセサリ箱(電源コード・貼り付け足・激安光学マウス・余ったネジ・BTO-PCとしてのマニュアル・ドライバCD・おまけCD、以上入)、激安キーボード(112Key=いわゆるACPIキー付の日本語Windows)入箱が入っている。ちなみにこのキーボードの押し心地は超ぺこぺこ。
 この2つの箱をどけてフタになってる段ボールを外すと、中にはころんとしたPC本体が入っていましたよ。・・・あれ、AMD Visionロゴシールが貼ってあるのね。

 さて、取り出して電源On。騒音は・・・一番聞こえるのCPUファンの音で、次が恐らく電源、最後にHDDの回転音。あと、ケース側板が電源ファンかHDD回転かでビビってる。
 まあ、気に障る音量ではないが、静かとは言えない、というレベルかな。爆音ではないので一安心。

 そして、一番の楽しみだった「ケース独特のCPUファンカバー部分ってどうしてるの」という部分。
 実物を見てみたら・・・何かこのファンカバー、穴が随分と大きいんですが。おかけで何とかギリギリ、CPUファンがカバーのこちらから見える位置に設置されてますな。
 とはいえDVDドライブが殆ど被りそうというかギリギリ避けているというかそんな様子なので、実に微妙というか、そんな感じで。
 ・・・ん~、何かスペシャルな細工してくるか、それともこのファンカバーを取っ払ってくるか、なんて期待していたのに、ギリギリ収まっているんってオチですか。何だかなぁ。

 ところでこのCPUクーラー、どう見てもリテールパッケージ用のモノではない。つかそもそもX2 240のリテール売はとっくに終了している筈。
 なのでちょっと検索かけてみると、どうやらコレSpireって会社のARENAというブツっぽい。メーカーシールは剥がしてあったが、結構真面目に探しても他にそれっぽいのが見当たらないので確度は高いかと。安いし、dosparaでもパーツとしてちゃんと扱ってるし。
 ちなみにカタログ値ではCPUクーラーの騒音値は21db・・・えっと、そこまでは静かとは思えないんだけど。

 ・・・とまぁ、こんな感じで外見チェックと騒音チェックは済ませたので。
 お待ちかね、パーツの答え合わせしましょ。

   ◆

 ハズレ◇Memory – Samsung純正 DDR3-1333 CL9

 何とSamsung純正モジュール来ましたよ。こいつはびっくりだ。
 まぁメモリ周りはトラブり始めると面倒この上ないから、安全パイということかな。

 あたり◇M/B – ASRock 880GM-LE

 ま、これしか無いでしょう。ということで正解。
 特にカスタムモデルとかではない模様。

 あたり◇HDD – WD Caviar Blue WD5000AAKX

 お、こちらも正解。AAKSはもう店頭にも無いってことね。
 ちなみにマザー側がSB710なので6Gbpsにはなってない。

 ハズレ◇DVD SuperMulti – 日立LG GH24NS70(日立OEM仕様ベゼル)

 あれ、日立LGですか。しかも少数派の日立OEM仕様ベゼル(LGロゴも日立ロゴも凸凹も無い、日立LG独自のSuperMultiのロゴだけ入ったのっぺり平面タイプ)ときた。
 ちなみにこのドライブ、+-Rがx24 writeなのでカタログスペック(x22)より速いけど、こんなのまぁ誤差のうちか。

 あたり◇Case – InWin IW-BK623

 まんまですな、以上。

 あたり◇PSU – DELTA PS-300AB-9J

 まあこれも当たり、と。
 にしてもヘンなトコにネジ付いてるのねコレ。

   ◆

 Total:4勝2敗。ん~まぁまぁか。

 にしても驚いたのがメモリ。BTOで「高信頼の純正メモリモジュールを追加料金で」なんてコトをやっている会社もある一方で、dosparaは黙ってSamsung純正、ときたもんだ。
 まぁサポート面その他色々考えた結果なんだろうが、何というか、dosparaを少し見直してしまったよ。

 という訳で、プチレビュー終わり。
 実家の端末(使われ方として正に「端末」という表現が相応しい)として暫くは使われ続けるでしょう。
 実際触ったみたところで、特別の不満は無さそうなので。
 これでHDDさえ(故障で)吹っ飛ばなければ、当分は問題無いんだが、さあどうなるだろ。

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I/Oの地デジ内蔵ディスプレイ LCD-DTV223XBE ファーストインプレッション。

 アナログ放送終了で今更ながら巷でテレビとチュナー、ついでにUHFアンテナやUHFブースターまでバカ売れな今日この頃。
 挙句には店頭どころかメーカー品切れまで多発する地デジ狂乱騒動の真っ只中、特別流量が増えもせず、あちこちに普通に在庫されて、淡々と販売されているのがI/Oの地デジチュナー内蔵ディスプレイ「LCD-DTV223XBE」。

 当方実家の地デジ対策の一環として1台購入したので、取り敢えずレビューでも。

    ◆

 ◇パネル

 一世代前の品質のTN非光沢パネル。
 最新のものではTNにも関わらず正面から見れば相当「見られる」ものが増えてきたが、このパネルはそのレベルには達していない。

 とはいえ、日常使いには十分でしょう。
 間違っても写真絡みとかイラスト描きには向かないとは思うが。

 ◇スピーカー

 これがびっくり、「このサイズと値段の割に」という前提が付いた状態だが、かなり音質は良い。
 この点に限れば巷の専用TVとも勝負出来る。

 ◇ディスプレイとして

 「最安値モデル」或いは「ビジネスモデル」程度としてみれば良いかと。
 素のTNパネルそのまんまの特性。
 但し入力端子が多いのは便利かも。

 ◇TVとして

 チュナーの性能はそれなり程度。

 恐らく地デジの素と思われる画質なのだが、最近の大画面TVに入っている画質補正エンジンの威力を思い知るレベル。・・・いやね、補正前ってこんなんかい、と。
 とはいえ、腐ってもFull-HDパネル+地デジの組み合わせ。画質に期待さえしなければそこまで悪くもないといったところ。

 リモコンは明らかに激安な作りだが、必要なボタン一式は揃っているので問題なし。

 最後に、仕様にもある通りデータ放送には未対応。念のため。

 ◇その他気付いたこと

 PnP子画面がやたら小さい。縦横1/4サイズ(面積1/16)かな?
 もう少し大きくてもいいと思うんだけれど。

 電源内蔵タイプだということは評価出来る。
 ACアダプタは邪魔だし。

 逆に評価が割れそうなのがコレ。
 サイドにあるAV以外の、D・HDMIx2・VGA・DVI・地上アンテナ・BSアンテナ・ACインレット、全てのコネクタが背面ストレート方向に出ている。従って、接続ケーブルが引っかかって壁ギリギリという設置は出来ない。
 まあケーブルの接続作業そのものには便利ではあるのだが。

 最後、ディスプレイ本体の重さの割に梱包が重い。
 段ボールや梱包材の強度という面もあるが、一通り付いてくるケーブル類の重さもそれなりに効いてる模様。

    ◆

 以上、まとめて。

 期待は禁物、それなりの現物、まあまぁ適正価格。

 といったところで。

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WD Greenに6Gbpsって…

 別に6Gbpsが欲しかったワケでなく・・・。

 先月末辺りからアキバ中のWD30EZRSがCFD扱品※になってしまい、「あれ~正規代理店品は無いの~?」なんておたおたしていたらEZRSはいつの間にか消滅。
 そして先週末、アキバで買えたのはWD30EZR「X」、6Gbps対応品でした、という話。

 ※基本的にCFD扱=メーカーRMAを切ってある、ということ。
   恐ろしかったのはWD30EZRS-DTL(カード付お買い得Ver)については外箱に「3years Warranty」と書かれた「メーカー純正箱」を使って「RMAの一切無い」モノを売っていたことで、これうっかり騙された人居るんじゃないか?

 で・・・6Gbpsになってどうなったか。
 結論、何も変わっちゃいない。

 EZRS(3Gbps)とEZRX(6Gbps)であまりにも代わり映えしない。軽くベンチも取ってみたが、誤差しか違わない。
 というか、メカ側が変わっていないのにIFだけ変わったところでそんなに劇的に差が出るワケがないんで、当たり前っちゃ当たり前だ。

 ◇

 最後に、前回ネタにしたRATOCのHDDカートリッジ外付けケース。
 2機種目の6Gbps HDDが来たので、早速試してみましょ・・・っと。

 EZRX、全く問題無いです。普通に認識、普通に使えます。

 ・・・ということで、前回の「相性問題」は、6Gbpsが原因なのではなく、純粋にHGST製品による相性でした、ということで。

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