BIOSを上げたら起動不能になったという話。

 いやね、故障とかそういうんでなく。
 いわゆるUMAが足りなくなって、RocketRaidの起動BIOSが収まらなくなったという話。

 それは手元のM4A89GTD PRO/USB3 のこと。
 暫くぶりにASUSのサイトを見たところBIOS Updateが。FXシリーズのサポートが入っております。
 ところ、が・・・喜び勇んでこのUpdateを当てたところ、さくっと起動しなくなりましたと。
 
 慌ててBIOSを元に戻して(色々デバイス類を切り離して何とか起動→速攻ダウンデート)、原因チェック。
 結論は・・・BIOSのコードがFX対応で膨らんでることでしたとさ。
 というか、FX対応BIOSではAHCIとRocketRaidすら共存できないのか、このマザーは。
 どれだけUMA狭いのさ。

 ・・・つか、いよいよもってBIOSって終わってるな~と思いつつ。
 uEFIの早期普及を願いつつ、未だにuEFIだとまともに動かないカードも少なくない(特にストレージ関連に(泣)のはホントに何とかして欲しいところ。

 #つーかいい加減uEFIで動作が怪しいのどうにかならんのかい>RocketRaid

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RocketRaid 2720 3TB HDD問題、漸く解消。

 ・・・したっぽい。
 最新の1.1.11_905ドライバで。

 とりあえず、3TBを6台と2TBを2台繋いでRAID-1を4ペアにして、全てのアレイに同時I/Oかけても問題は発生せず。
 データは遅滞なく流れていましたよ。

 ちなみに同じセッティングでドライバだけ病気持ちの1.1.11_623に強制ダウングレードしたら・・・予定通りの以下略。

 ということで、年内にも4TB HDDが国内流通するという噂も流れる中で、漸くRocket Raid 2720SGLは「カタログ上の機能」を満たすようになったワケでした、とさ。

 ・・・そいやRAID6が使えるようになったらしいんだが、Software RAIDでダブルパリティなんて・・・と思ってしまう自分は頭が古いのかねぇ。

 最後にどうでもいい話。
 最近のパッケージはRR620なんかと同じサイズの小箱になっているそうで。
 自分が買った時はケーブル付のと同じ馬鹿でっかい箱だったから・・・いいなぁ、あのデカい箱邪魔なんですが。

 ♯保証の絡みがあるので当分捨てられない・・・。

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Supermicro X9SCM-FとRocketRaid 2720との相性がヤバい件。

 取り敢えず、最初にこれだけは言っておかないと。

 X9SCM-F + RocketRaid 2720 + Windows2008 R2の組み合わせはヤバい。

 RocketRaid上の領域にWindowsをインストールしようとすると、インストーラが途中でハングするついでに、何故かその領域が含まれている(RocketRaidの)アレイの構成情報をぶっ壊してくれる。
 このため、正常動作していたアレイが障害状態に陥るばかりでなく、最悪ではデータ自体が救出不能になる。

 ちなみにこの症状、無印・SP1で共通。ハングる場面は違うが、どちらでも結果は一緒。

 #あとインストーラの構造的に多分Windows 7でも同じ症状が出る気がする、未確認だけど。

 但しこれはインストーラだけの問題っぽい。
 AHCI配下に作業用HDDを接続し、一度そちらにOSをインストールした後、イメージコピー系ツールでRocketRaid上にOS込のイメージを移動する、という手間をかければその後は特に問題は発生しない模様。

 ・・・というか、自分自身がこの方法で取り敢えず障害回避したのだが。
 う~ん、これはねぇ・・・。

 #これはいよいよAdaptec 6805eの出番か?
  え、LSI SAS?無理、¥高過ぎ(ぉ

 ということで、取り敢えず障害速報。
 本当のファースト・インプレッションはまた後で。

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かなりのじゃじゃ馬、RocketRaid 2720。

 さて、衝動買いしてしまったRocketRaid 2720。
 暫く使ったり遊んだりしていると、色々まぁ見えてくるトコもあるワケで。

 ということで、取り敢えず留意点を軽~くまとめてみた。
 まぁ何かの参考にでも、ということで。

 ◇

 その1◇IO重いのは諦めて。

 SASって割には重いんよねぇ、Marvellのチップって。
 まあSATA Onlyの昔っからの伝統なんで今更変わりませんか。

 とはいえ、LSIとかAdaptec辺りと並べると結構目立つんですよコレが。
 MarvellはSAS界の「蟹」、ってのはどうだろう。

 その2◇2TB超は期待しないで。

 3TB超HDD、3台まではセーフ。4台以上はヤバい。
 2TBなHDDなら全ポート繋いで問題無い。

 こんな感じっぽい、手元で試した感じだと。
 ちなみに海外の掲示板なんかでも3TB HDDの多数接続でコケる話ってのはぼちぼち話題には出てるんだけど、HighPointのドライバは更新される雰囲気は・・・。
 まあ長らくほったらかしだって互換性リストがつい最近更新されただけでも・・・っていいのかそれで?

 とはいえ世間では4TB HDDなんてブツも出てきたことだし、まぁそのうちドライバorファームの更新でこの症状は改善されるとは思うけど。
 ってか、これ放ったらかしはさすがにヤバいだろう・・・。

 その3◇多重RAIDも出来るだけ避けて。

 RAID-10/50等の、内部的にRAIDが2段重になるものはなるたけ敬遠。
 何故かというと、普通の1や5と比べアレイが圧倒的に不安定なので。

 個人的な実験の結果では、50や10については正直「ボロボロ」という印象。折角ストライプ+冗長という構成になっているのに、「冗長」の部分が原因不明のトラブルを起こしてしまう。同じHDDをRAID-5とか1で構成すれば全く問題無く行けるのに・・・明らかにドライバの不具合でしょコレは。

 ちなみにWindowsをはじめRocketRaidがサポートする多く(もしかしたら全ての?)のOSはソフトウェアRAIDを自前で持っているので、ソレとRocketRaid側の機能を組み合わせて使うのがよろしいかと。
 RAID-1or5を複数ペア作ってOSにディスクを見せ、OS側でストライピングかけるなんてのは悪くないと思われ。

 ♯RocketRaidだって所詮はソフトウェアRAIDなんだし。

 その4◇WD Greenは微妙かも。

 WD Greenって、個体間のバラつきが(比較的)大きいドライブなので。
 片やRAIDってのは基本、ドライブ間の特性は揃っていないと苦しい。

 勿論、個体間のバラつきがあるといってもそれぞれ単品では必要な性能を満たしているので、単発で使っている分には「普通は」問題無い。まあちょいと壊れ易い気もするけど。
 ただ、2台並べるとそのバラつきの大きさ故、キビシイことになる話もあるということ。
 逆に言うと、偶然ばらつきの少ない個体同士で組み合わせられたら、WD Greenだからといって特別問題を起こす理由もあまり見当たらない、と。

 更に、最近のモデルでは登場後暫くすればバラつきも少なくなってくるようなので、既に生産がこなれまくってるWD20EARSとか同モデルの超マイナーチェンジ品WD20EARXとかならぱ「まあ・・・多分問題無い」と。
 このあたりの微妙な感じが、WD Greenってなワケです、えぇ。
 もう少し安定が欲しければ、HGSTの7200rpm品がよろしいかと。HGSTの7200rpmといえば、Desktop用HDDでRAIDが一番安定すると言われるド定番なので。

 ◇

 とまぁ、こんな感じで。

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激安だけど、3TB超は当分おあずけ?なHOST-RAID HighPoint RocketRaid 2720。

 さて、既に先々月というタイミングではあるが、PC自作界の非常に限られた範囲に、衝撃が走ったのであり。

 「RocketRaid 2720 SGLの国内正規品代理店品が¥15Kで買える」

 HostRaidの雄、RocektRaid 2720といえば8ポートのSASカード。国内正規代理店品では安くても¥35K程度の値段で、6G SASというウリはあるもののAdaptecやLSI Logicの製品と比べて価格性能比ではどうにもイマイチ風味が漂っていたのだが・・・ここで一気にこの値段ですよ。
 仕掛けたのは最近何だかイロイロと手を広げている?秋葉原の販売店、OLIO SPEC。元々RAIDとかその辺りは上得意のショップだが、そこが国内正規代理店のDIRACと組んで仕掛けたらしい。

 ちなみにコレ米国価格138$。円高ということもあり純粋に価格だけ見ると微妙という判断もあるかも知れないが、上納金のデカい正規代理店経由で出してこの値段っのてはナカナカだと思われ。
 ということで、自分も早速さくっと調達してしまったワケですよ。だってこれ、単なる8ポートのHDD増設用としてだけ見ても十分なぐらいの安さでっせ。

 ♯店員さん曰く「衝動買い出来るRAIDカード」。
  というワケでそれなりの数入れたらしい初回入荷品はあっさり完売とのこと。

 ◇

 とまあそんなワケで手元に来たRR2720なのだが、ここで重大な問題が。

 「3TB HDDは使えない」

 本家HighPointのサイトを見ると3TB超HDDがバッチリ使えるということになっているが、これは大ウソ。
 DIRACもアナウンスしているし、OLIO SPECの店員も言っていたが、事実として使えない。
 実際に組んでみると、ウン時間もかけて初期化したアレイが、システム再起動しただけであっさり「無かったことになっている」という愉快な事象を目の当たりにすることに。

 ♯実験しましたよ、えぇ。

 ・・・という状況だったのが購入当初の状況。BIOSはv1.2、ドライバはv1.1.10。

 この件でHighPointに「自社サイトで使えるって言ってんのにホントはどうなのよ」問い合わせをかける(WebSupportというヤツです)と「状況教えて?」なんて言ってきたので、実験時のログ類をまとめて送りつけると「あ~問題あるね~」という何ともアレな答え。

 ♯ちなみにこのWebSupportは100%英語なので、当然問い合わせも回答も英語ですよ。上記は意訳。

 で、問い合わせの方は見事に放置されているうちに7月下旬、v1.2-110704 BIOS(何故バージョン番号を上げない?)とv1.1.11.623ドライバ(最後のまさか6/23って意味じゃないだろうな)がサイト上で公開される。

 仕方ないのでこのBIOSとドライバを導入・・・ってReadMeにしれっと「Add 3TB HDD Support」と書いてあるんですが。
 お~い、要するに今までは公式に「3TB非サポート」だったってことやんけ。3TBばっちぐぅ(古っ)と書いてあるプレスリリースは嘘ってことかい。

 ♯このPR、HighPointの自社サーバ上からは削除されて無かったことになっているが、海外の数か所のサイトにまるっと全文掲載されているものは消えていないので、今でも普通に読めますよ、はい。

 ◇

 というワケで、BIOSとドライバが3TB対応になったのでこれで万々歳、かと思いきや、またまたトラブル発生。
 3TB HDDを複数繋いだ状態でそもそもアレイが正常に作れないばかりか、普通にI/O叩くだけで速攻でシステムが固まる有様。

 ・・・ど~なってんのよコレ。
 全く「使えない」でない。
 というか、昔のBIOS+ドライバは少なくともアレイも正常に出来てたし、I/O叩きまくっても安定していた(どちらも「再起動さえしなければ」)。劣化って言うんだよな、こういうの。

 というワケで速攻で再度サポートに問い合わせ。
 回答は「ん~確認するね~」(←念のため、意訳)

 以上、現在も絶賛放置され中。

 ◇

 という訳で、まともに動いている限りは評判もそう悪くないRocketRaidなのだが、その「まともに動く」までの道のりは・・・う~ん。

 ♯I/O負荷が高めのmvがハードウェアベースなので、HostRaidとしてもI/O負荷は高め。これはRocketRaidの伝統なので諦めるべし。

 取り敢えず、HighPointにはトラブった時のサポートは期待するなってことですかね。
 あと、3TBなHDDは当分繋がない方がいいと思われます、はい。
 ・・・2TB以下では全然問題ないっぽいんだけど、ねぇ。

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