Seagate Supportとチャットしてみた。

 日本法人の態度とか色々アレなので、米国チャットサポートに訊いてみた。
 以下、内容の要約。

 尚、担当者にクレーム付けてもどうせ意味が無いだろうと思い、かなり当たり障りの無い訊き方をしている点に注意。
 可能性として、甘く見られて回答されていることは否定出来ない。


ファームアップデートについて

  • アップデートした方が不具合が回避されるのでベターではあるが、必須ではない。
  • 万が一不調の予兆が出たら、その時にアップデートすれば良い。
  • 問題無いのにアップデートを当てるのは無駄にリスクを犯すことになる。
    問題がありそうと分かってからで良い。
  • アップデートはリスクを伴うので必ずバックアップを取ること。

公式発表について
(Q:日本法人が「問題ない」と言っているが実際どうなのか)

  • その通り、特別な問題は発生していない。
  • 7200.11シリーズの品質向上の為にファームウェアが提供されるが、これらは必須ではない。
  • ES.2シリーズのファームウェアアップデートも同じく、通常のアップデートの範囲である。
    他のよくあるものと同じように、改良を進めるためのものだ。

 以上。

 日本法人が正規代理店等に配布している文章は、基本的に本社見解と同一と思って良い模様。

 ・・・えと、コメントは控えさせて・・・。
 今(黒いの)吐いたらこのblog記事が(公序良俗に反するため)公開出来ない、なんてことになりかねず・・・

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今日のSeagate@090123。

昨日からのアップデート:公式発表等

  • 米国本社・日本法人共に公式には特になし。

昨日からのアップデート:KB・アップデート関連

  • 昨日より変化無し。
    ES.2、7200.11の250GBプラッタ品について「修正済」アップデート提供開始。
    ES.2はサポートメール経由限定、7200.11はWeb公開。
  • ES.2用SN06について。
    • KB公開当初は数時間でアップデータのURLの入ったメールが戻ってきていた。
    • その後~現在にかけて、レスポンスが無い、若しくは「未だ検証中なんで待ってね」というメールが戻ってきたりしている。
    • メール受付サポート窓口が混乱しているだけなのか、アップデータにまた問題が発生しているのかは不明。
  • 新アップデータに関しては成功報告もあるものの、そうでない報告もちらほらと。また、アップデータが動かないという報告も出ている。
  • いずれにせよ、公式アナウンスは未だ無し。

昨日からのアップデート:販売関連

  • 国内法人がシャトルエイト等の正規代理店にも「安全宣言」を出している。
    これを受けて多数の店で販売が再開されている。

戯言:安全宣言について

  • 前述した「安全宣言」に拠ると、国内には不具合品は存在しないとのこと。
  • ということは、現在発生しているトラブル(特に333GB/375GBプラッタ品に多い)については、Seagateによる品質管理の範疇内、仕様ということになる。
  • つまり、Seagate製品はWD製品およびHGST製品に比べ、製品仕様として著しく不良率が高い=品質が低いと自ら認めたということになる。
  • 少なくとも管理人(S.Kaz)は、数百円の差でこれだけの品質差があるなら、Seagate製品を以降購入したいとは思わない。
    何しろここの管理人はハズレ引くことについては最強なので。

戯言:米国法人と日本法人について

戯言:その他

  • Seagateのアップデータが割と環境を選ぶことについては、管理人も既に経験済。
    これは以前からの話なのだが、今回のような騒動で皆が一斉にアップデータを起動したら、あちこちで動かないという話が出るのはまあ当然だと思う・・・。
  • いい加減このネタも飽きてきたんだが、解決しないのだから仕方ない。
  • 昨日KBにあったPlaceholderは消滅。相変わらずグダグダな展開の模様。
  • NASDAQ:STXでも貼っておきますか。1日で24%(4.25→3.23)って相当な下げだと思う。
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今日のSeagate@090122。

最重要事項(大事なので毎日掲載)

  1. 兎に角データをバックアップ。
    OSなんぞ何度でも入れなおせばいいが、データは一度失くしたら永遠に取り戻せない。
  2. 現在動作中のHDDが安全だと確信出来ない場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
    デフラグとかそういうのも無し。

昨日からのアップデート

  • ES.2、7200.11の250GBプラッタ品(開発コード「Moose」)について「修正済」アップデート提供開始。
    ES.2はサポートメール経由限定、7200.11はWeb公開。
  • 7200.11の333GB/375GBプラッタ品、DiamondMax印品(これは国内では流れてない筈)はまだ。
  • こちらはES.2用。SN06。
  • こちらは7200.11の250GBプラッタ品用。SD1A。
  • 参考:Seagate KBページ
  • 参考:当初出た7200.11用ファームアップデータは地雷だったことをSeagateが認定。
    修正版を24時間以内に提供するとのこと。→この「修正版」が提供され始めた
    (参照例)http://news.zdnet.co.uk/hardware/0,1000000091,39598311,00.htm

よ~く考えよう

  • 国内法人がCFD販売に「安全宣言」を出している。
    それを受けて一部販売店で販売が再開される模様。
  • 片や米国本社は未だに事態が完全には把握出来ていない状況。
    その米国指示待ちのまま身動き取れない筈の、国内法人が出す「安全宣言」。
  • 兎に角、よ~く考えよう。
  • ちなみにCFD販売はSeagateの正規代理店ではありません。
    気になる人は調べてみよう>Authorized Distributors

戯言1

  • 修正版アップデートが公開されたとはいえ、未だ米国・国内共に正式アナウンスが無い以上、様子見の方が良いのかも知れない。
  • ES.2のSN03およびSN04は障害以前に出来が最悪なので(経験者)、SN06が来るならアップデートを推奨、したいのだが。
    上記したように未だに正式アナウンスが無い上、後述する理由でファームの品質も一抹の不安があるので、今のところ何とも言えない。
  • SN05およびAN05についてはSN03・SN04の不具合のうち大きなものがいくつも修正されている。
    従ってSN06へのアップデート動機はSN03・04に対するものに比べてだいぶ弱い。
    実は手元にSN05なES.2がいくつもあるが、現状目立った不具合も出ていないため、アップデートは様子見中。
    AN05へのアップデートも結局見送っているし。
  • SeagateのKBサイトに「Placeholder OEM」「Placeholder #1」「Placeholder #2」なる空っぽのページが登場している。
    OEMというのはFaith等で販売されているアレか?そうなると、#1と#2は外付けHDDかな・・・。

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今日のSeagate@090121。

最重要事項

  1. 兎に角データをバックアップ。
    OSなんぞ何度でも入れなおせばいいが、データは一度失くしたら永遠に取り戻せない。
  2. ファームアップデートはしてはいけない。
    公式が引っ込めたということは余りにも危険と認めたということ。
  3. 現在動作中のHDDが「当選」してしまった場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
    デフラグとかそういうのも無し。(再掲)

昨日からのアップデート

  • 米国本社でも事態を把握しきれていないことが明白に。
  • 国内法人が黙りっぱなしなのは、本社指示待ちとのこと。
    当然国内法人も事態を把握しきれていない。
  • 代替HDD需要で一時的にWDやHGST製品が品薄になりつつある。
    どうしても必要な人は急いだ方が良さそう。

見落とされているっぽいこと

  • HDDにはきちんとした電気を喰わせてあげましょう。
    これは基本、どのメーカーの製品でも一緒。
    起動時にスピンアップが失敗したり、連続稼動で不安定になったりするなら、
    電源の品質や容量の問題も疑ってみるべき。
  • 最近流行ったHP製激安サーバのHP印HDDはSeagateのOEM。
    というか、HPに限らずSeagate OEMは各社にある。
    状況からして、こちらも影響あるとしか思えないのだが。

戯言

  • 事態は製品の質「以前」の問題になりつつある気がする。
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Seagate 騒動まとめ (続・続・Seagateがやってくれた。)

分かっていたこと

  1. 最近のSeagateのファームは、色々と酷い。
  2. 1.5Tで顕著に表れて問題になったのがキャッシュ制御周辺の問題。
    Seagateに文句を言うとファームアップデータのURLを送って来るが、アップデート後もトラブル報告絶えず。
  3. エラー検知やセクタ代替処理にも問題があると言われている。
    発動すると物理的にプラッタに問題ないにも関わらずエラー発生および使用不能になる模様。
    これは分かり易く不良なので、保証期間に応じて店頭交換若しくはRMA。

新しく分かったこと

  1. 最近のSeagate製3.5インチSATA HDDはほぼ全滅と思っていい。
  2. そもそもは内部部品のエラッタ(不良)だが、ファームで回避するの忘れていたため実害発生。
    まあ確かにファームのバグとも言える。
  3. シリアル番号が問題ロットの特定に有用だが、Seagateは問題シリアルのリスト公開を拒否。
    代わりに問題ロットが含まれるファームVerを名指しし、全てアップデート推奨という処置に出た。
  4. ファームVerによる指定はシリアルより分かり易いが、一方で一部の問題無い個体をもファームアップデートの危険に晒すことでもある。

やるべきこと

  1. 現在動作中のHDDが「当選」してしまった場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
    デフラグとかそういうのも無し。
  2. まずは、内部データの保護を最優先に、「安全な」USBメモリやDVD-R、NAS等に可及的速やかにデータを退避する。
    回線と容量によってはSkyDrive等のオンラインサービスもアリか。
  3. 後はHDDを好きにする。
    ファームアップデートする気があるなら、次へ進む。
  4. 内部データが吹っ飛んでも泣かなくて済む状態になったのを確認して、PCからアップデートしたいHDD以外を全て取り外す。
  5. アップデータのISOをダウンロードしてCD-Rに焼き込み、そのCD-Rを使って起動してアップデートを行う。

気を付けること

  • HDDというモノの不良は最悪カネの力で解決出来るが、データはいくらカネを積んでも取り戻せないこともある。サルベージ会社に依頼したって100%成功するワケじゃない。
    プライスレスなデータを持っているなら、今すぐ他メーカのHDDを買いに走るべし。
  • RAID等の場合は一度バラして、素のIDE互換モードSATA環境でアップデートを行う必要がある。
    AHCI環境やRAID BIOS上では基本的に失敗する。
  • 今朝時点ではアップデータが対応しているのは極一部の製品だけ。大多数は「只今検証中」。
  • 対応している筈の一部の製品でファームアップデート後死亡報告あり。
    それとは別に、アップデート自体は成功しても新ファームでのトラブル報告もある。
  • 少なくとも国内法人・代理店から正式なアナウンスがあるまではアップデート実施は控えたほうが良さそう。

やられるべきこと

  • つーか国内法人何してる。だんまりかよ。

たわごと

  • ニアラインを名乗るBarracuda ES.2ですら蟲ファーム連発は酷過ぎないか。
    自分が実際に経験しただけでも、SN03、SN04は問題外、SN05も不具合残存。
    聞いた話ではそれ以降も・・・とか。
  • 今回の一斉アップデート、実はついでに古ファームのバグも無かったことにしてしまえ・・・ということ、かも、知れない。根拠無いけど。
  • というか、個人PC用はファームアップデートで済むにしても、ニアライン稼働中やHDRの中身はどうするんや。
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