2008 Foundationインストール済モデル、価格次第ではイケるのでは?

 さて、昨日の続きというか何と言うか。
 HPが何とまぁアキバの例の喫茶店でMicroServerのイベントをやるそうな。
 そしてクリスマスプレゼントと称して大盤振る舞い、実機をプレゼントしまくるそうで・・・まぁこのテのは自分は絶対当たらない類なんですがね。

 まあそんなヒガミは兎も角として、このPressを読んでいてちょっと気になった一文が。
 当日は「Windows Server 2008 R2 Foundation導入済みモデル」を置くとのこと。
 現在のところ国内ではOS無しでしか売っていないので、これはFoundation導入済みモデル投入のための反応伺いでしょうな。

 個人的にはコレ、値段をどれぐらいに付けてくるかが勝負だと思う。
 具体的に言うと、OS無しとの差額がDSP版Windows 7 Home Premium程度、つまり¥10K程度だったら断然アリでしょう。だって、イロイロ制限されているとはいえ正規版Server OSよ?しかもインストール済、これは大きい。

 逆に言うと、これ以上の値付けをされると、事務所導入用としては兎も角、個人とか家庭用としてはどうかな・・・という話になるのでは。

 ◇

 ・・・とまぁここまで書いてどうでもいいこと思いついた。
 誰かがUSB MemoryでBoot可能なMicroServer用1CD Linuxを作って、それを広めればいいんだな、うん。幸いケースの中にはUSBポートが一つあるんだし。

 そして、デスクトップPCを使い細めのUSBスティックメモリにBoot Imageを書き込んだ後、MicroServerのケース内USBコネクタにソレを突っ込んで電源On。するとLinuxが起動してDHCPで勝手にIPを掴み、Sambaが動き出して即NASになる、と。勿論、最低限のシステム設定とRAIDの管理、ついでにshellのUnlockが出来るWeb画面も付属。
 こうすれば、普通の人はこのまま使えば良いし、玄人はWeb管理画面からshellをUnlockして後は好きにして頂戴、と出来る。

 #何、X?んなモン要らんがな。そこらのNASにそんなモノ無いでしょ。
  必要ならWeb画面からshellをunlockして、勝手にX上げればいいし。

 ・・・誰かやりません?コレ。
 そんな箱物ベッタリの1CD Linuxなんて、と思うかも知れないが、あったらそれなりに面白そうではあるような気がする、な。

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も、もうモデルチェンジですかい。

 部屋で稼動開始して以来、あまりの安定性と静かさにすっかり溶け込むというかあつて当たり前状態になっているProLiant MicroServerだが、新モデルが出たらしい。
 ・・・え゛、もう?
 何だかなぁ・・・とWebを見たら「お値段据え置き」「HDD増えた」「電源容量減った」とのこと。・・・まぁいいか、この程度なら。
 これでCPUクロックが上がっていたりしたら身悶え起こしていたりしただろうけど。1.3GHz DualCoreは不足とは言わないが、正直もっとクロック高い方が遊べるのは確かなので。
 それよりも、初代モデル発売時に無かった送料分割引キャンペーンの方が気になる。何だかなぁ。

 まあそれはさておき。IPMI2.0準拠の管理カードが漸く入荷した模様。
 ちょっと気になることがあるので、ぽちっとな。

 というのは、このカードに乗っているAST2150のドライバ周りの話。ドライバ対応が2000・XP・2003・2008なので、x86/x64のXPDMドライバは確実に存在するのだが、2008対応がXPDMなのかWDDM1.0なのかが不明。ドライバパックをDLしてきて中身覗くと、少なくとも2003用とはバイナリが違うようなのだが・・・。
 もっと正確に言うと、このドライバをWindows 7で使い回せるかどうかが気になっているのであり。理屈上は使える筈なのだが、実際はさてどうだかと。

 何故ここでWindows 7が出てくるかというと、このハコにはWindows「Server」は必要無いと思うので。理由は二つ。

 一つは、Server関連は兎に角カネがかかり過ぎるということ。まあ普通Windows Serverなんて個人用途では使わないからってのもあるだろうが、高いのはOS本体だけじゃなくてその上で動かすツールの類も一緒で、「Server対応版は高い」(個人じゃそんな機能使いません)とか「購入最低ライセンス数が大きい」(家族含めても数人しか使わないんですが)なんて当たり前。折角箱が安いのにこれじゃ台無し。

 あとモノによっては買い方も特殊だったり、そもそも法人格が無いと売ってくれなかったりする。あ~面倒。
 その点デスクトップ用Windowsなら、そこらの店でHDDなりメモリなりとセットでDSP版を買えばいいし。NASとして使うのに160GBだ250GBだってHDD容量はちょっとナシでしょ?メモリも1GBはさすがに何か寂しいし、使い方によってはDVD Driveとのセットでも良いかもね。

 もう一つ、何だかんだでデスクトップ版Windowsもそれなりに安定して来ているということ。前回テストで使ったXP SP3、そしてその後入替を目論んでいるWindows 7、どちらも普通にNASとして使う分には全く問題ない安定性を持っているし、何よりデスクトップ版なのでソフトやツールの類も特別なものを用意する必要が無い。
 それに、今までPCで使っていたツールをそのままNASの管理に使えるというのは結構便利。

 さて、そしてこのWindows 7を使おうという目論見で、最後のキーになるのばIPMI管理カードなのですよ。XPについては公式にドライバが提供されているのでハナから試す気など無いが、Windows 7だとどうなるのかと。

 ・・・え、だって、XP/2003とWin7/2008R2って普通にWindowsファイル共有使うだけでも結構パフォーマンス違うじゃないですか。というかXP/2003のWindowファイル共有が遅過ぎるというか。折角クライアントがWindows 7なんだから、ファイル共有も速くしたいでっせ。

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備忘録:XREAでWordPressのワンボタンアップデートを有効にするhtaccess

うっかり消してしまった後、何だったか思い出すのに一苦労したのでメモ。
ちなみに.htaccessの置き先はwp-adminディレクトリ。
中身は以下の内容。横着して全角使っているのでコピペは不可、念のため。

<Files upload.php>
AddHandler application/x-httpd-phpcgi php
</Files>
<Files update.php>
AddHandler application/x-httpd-phpcgi php
</Files>
<Files update-core.php>
AddHandler application/x-httpd-phpcgi php
</Files>
<Files plugin-install.php>
AddHandler application/x-httpd-phpcgi php
</Files>

アップデートに関係するphpをcgiで動かすことでsafe modeの制限を突破する方法ね。
オフィシャルな解説はXREAではこの辺り、CORE SERVERではこの辺りに。

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Drive Extender v2の無いVailなんて・・・

 何考えてるのよMS?

 >Windows Home Server code name “Vail”– Update
 >http://windowsteamblog.com/windows/b/windowshomeserver/archive/2010/11/23/windows-home-server-code-name-vail-update.aspx

 VailからDrive Extender V2を削除するって、それどういう判断よ。
 「DEは顧客に要求にマッチしてない、データ保護はOEMのソリューションに任せる」っていやいやいや、DEv2の実現する機能こそ顧客の要求そのものでしょ。

 念のため、DEv2はMSが開発していた俗に言う「ブロックストレージ」で、物理メディアを論理的に数千のブロックに分割、そのブロック単位で管理する次世代ストレージ管理システム。
 具体的には、Droboや一部のストレージ製品で実現されている

 「何も考えずにHDDを追加するだけで自動的に容量が増える」
 「RAIDのように面倒臭いことを考えずとも最大限効率的なデータ冗長化が出来る」
 「最小容量HDD取り外し→最大容量HDD追加による容量追加に対応」

 という使い勝手をWindows環境で実現する機能。

 更にブロック毎にCRCを付けることで、データ冗長化をしていなくとも媒体のエラーは検出出来るという、高信頼化機能まで実装。
 これによって、HDDに経年劣化による不良セクタが出た場合でも、データの正当性の検証も出来るし代替領域の割当ても可能なばかりか、冗長化されていて正常データが取り出せる状況ならブロック単位での再冗長化や正常データを使った書戻しテスト等も可能。
 昨今のHDDの大容量化とその使われ方を考えると、これこそ正に望まれていた機能そのもの。

 現状、Windows環境で物理メディア冗長化によるデータ保護を行うにはRAID以外の選択肢は殆ど無い中で、これは大きなブレイクスルー、もっと言えば革命にも等しい機能になる「筈だった」。

 が、これでお蔵入りが確定の模様。

 ・・・個人的にはこの機能がまともに動いたらそれだけで買う価値があったというか、MicroServerにコレ組み合わせたらそれだけで最強NAS出来上がりじゃね、とか思っていただけに、もうショックというか何と言うか。

 これでもう、WHSに自分の興味が向くことは無いでしょうな・・・がっかり。
 現行の殆どゴミのようなDrive Extenderなんて真面目にデータ保護を考えたら使い物にならんレベルだし。

 ちなみに元blog記事のコメント欄が大騒ぎになっているが、「何考えてんだ」「WHS死んだ」こんなのばっかり。Vailに期待していた人はやっぱりDEv2に期待していたんだね。
 つか、データ保護はOEMのソリューションに任せるったって、OEMのソリューションってRAID以外何かあるのか?RAID自体を否定する気は全く無いが、それが「Home Server」にふさわしいか言われると。

 #DEv2はWinFSの残滓というウワサも無くもなかったんだが、WinFSの呪いでも発動したんかね・・・。

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3TBラッシュ。

 先日サイトにデータシートが載ったかと思ったら速攻で流通し始めたのがHGSTの3TB、7K3000シリーズ。
 これに関してHGSTはアナウンスもプレスリリースも出していないようなのだが、ブツが速攻で現れるのはさすがアキバといったところかね。

 このHDD、仕様を見てみると600GBプラッタで5枚・・・HGSTってホント好きだね5枚プラッタ。とはいえこちらはAFTではない=損が多いので、記録密度的にはWDでいうAFTな667GBプラッタと同等の筈。
 そしてここ数世代は安定性重視でプラッタ容量控えめ路線のHGSTが採用したということは、コレ位の記録密度についてはもう安定しているということかね。A7K3000のアナウンスこそ無いが、確かにWDも667GBプラッタな2TBを大量販売中だし。

 ♯それに、シリーズには2TBと1.5TBがあるので、600GBがダメでも500GBプラッタとして十分使えるし。それでもダメなら400GBプラッタにして7K2000作れば・・・。

 まあプラッタ密度の話は兎も角、個人的には7K3000より注目なのが同時にデータシートの出た「5K3000」と、そしてこっちは殆ど誰にも注目されていない「5K1000」。
 Deskstarで5K型番が出るのって物凄く久しぶりな気がするのだが、ずっと放置していた省エネ低回転路線にいよいよHGSTが参戦するということ。
 さて果たして何時どれぐらいの値段で出てくるのか、そもそもリテールパッケージが出るのか。そして販売戦略はどうか・・・例えばWDとの価格競争に5Kをぶつけて7Kは高価格維持を狙うのか等、イロイロと見ておきたいところ。

 ◇

 しかしまあ、現状ではやっぱり互換性と値段の問題が。

 このうち値段の方は、2TBが既にエンドユーザー以外誰も(作る人も売る人も)幸せになれない価格にまで暴落してしまっているので、当分の間割高感は抜けないととは思うが、とはいえバルクなら年内に¥2万は切るような気が。
 そして割高ではあるが絶対価格的には許せなくもない、というラインになら1年も待たずに到達する気がしますな。

 一方「どーなってんのよ」というのが互換性の問題。

 現状では、本命はSandy Bridge以降、という雰囲気が漂いまくっているような。何せIntel純正MBですら未だにEFIでは不具合が残っていたりするし、RAIDでは2TB超は未対応(そう遠くないうちにアップデートするらしいが)。
 でもまぁ、Intelは方針が明確なだけマシっちゃマシなのよ。

 AMDチップセットでの対応は?
 Marvell 6Gbps対応品以外のSATAチップでの対応は?
 USB変換チップ(特にUSB3.0対応品)の対応は?

 ホントどうなってるんだか。
 皆さんとっとと情報出してくれよ、と。
 APUの話もいいがもっと直近の話もしてくれよAMD、と。
 SATAの話をしているのにアンタは出てこなくて良いんかいSiliconImageよ、と。

 今のところ、ほんの少しだけでも情報を出しているのは国内では玄人志向ぐらいしか見当たらない。

 例えば世間で売られているUSB変換なHDDガワとかアダプタの殆どはJMicron製チップだが、コレは最近のものならハードウェア的には2TB超に対応している(一部はファームのアップデートは必要)。なので、このテのガワの対応情報なんて速攻で出回っても良い筈なのに、それが出てこない。売ってる側やる気無いよねコレ。

 なんつ~か、使う為の敷居が下がらないと数が出ない→値段下がらない→高いから売れない、という悪循環になりかねないような。

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