HP ProLiant MicroServerにWindows XPを入れてみた。

 昨日に続いてここからはS.Kazクオリティ。
 以前このblogで「安いクライアントOSを使って~」というネタを書いたが、それを引っ張る形で。
 MicroServerにWindows XPを試してみることに。

 一応狙いというかストーリーはあって。
 ターゲットはずばり、Windows 7導入でクライアントから追い出されるXPのライセンスと媒体。
 コレが流用出来ればイイ感じ、なんてのはどうでしょ。

 注意:OSの買い方によっては古いOSのライセンスを流用出来ないので注意。

 ◇

 ということで、やってみた。
 媒体はWindows XP 32bit 日本語版 SP3、CD-ROM。

 まず、[F10]でBIOSに入ってIDE MODEを[IDE]に変更する(デフォルト=AHCI)。
 次に、USBなりSATAなりのCD-ROM Driveを接続し、インストーラを回して暫く放置。

 これだけで、取り敢えず起動するとこまで行ってしまう。
 但し、この状態では以下の3点が「その他のデバイス」の下に入ってしまうので、ドライバを入れる。

 「イーサネットコントローラ」→BCM5723 (Nextreme I Server)
 >http://www.broadcom.com/support/ethernet_nic/netxtreme_server.php

 「SMバス コントローラ」→ ATI SMBus
 「ビデオ コントローラ(VGA 互換)」→ Mobilty Radoen 4200
 >http://support.amd.com/us/gpudownload/embedded/Pages/embedded_windows_all.aspx

 ※↑が駄目な時は
 >http://support.amd.com/us/gpudownload/Pages/index.aspx
  「Embedded Graphics」「Radeon Embedded」「AMD 785E | SB8X0 Chipset」「Windows XP – 32 bit」

 で、拾って入れたら・・・全く問題無くタダのXP機になってしまいましたよ。
 Audio Deviceが全く付いていないのと、RGB出力だけというのは「今時のクライアント」としては厳しいけど。
 まあどうしてもクライアント機にしたければVGA挿してUSB Audioでもぶら下げて下さいな。

 ◇

 ということで、結論。
 全く問題無い。トラブルもない。不安定さも微塵もない。

 ・・・つまんね。

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HP ProLiant MicroServerが届いた。

 ・・・ので、軽くインプレッションとか。

 ◇大きさ

 大きめのキューブ型ベアボーンといったところか。個人宅で使うには人によってはやや大きいと感じるかもしれないが、中身を考えたら十分小さいと思う。

 #Lian-Li辺りがパクったらハコだけで同じ値段取られそう(笑

 ◇騒音

 電源投入直後は他のHP製サーバと一緒でファンが全力で回るため多少の音はするが、その後の温度制御が効き始めるとホントに静か。
 但し電源に付いている3cmファンについては、音量自体は小さいとはいえファンの大きさと回転数に比例する高音を発しているのは事実なので、気になる人は気になるかも知れない。

 #とはいっても、通常状態なら、HDDを2台積めばHDD回転音でかき消される、その程度の音量。
  内部が熱くなってくると、結構音量が大きくなって来てしまうが。
  当方の場合、上蓋を開けた状態で動かしていたら何か音がしている気がしたので追いかけたら電源ファンだった、というレベル。

 ◇チップセット

 SB820のRAID機能はSB700/710相当(0/1のみ)。
 SATAはIDE/AHCI/RAIDのBIOS切替式、但しeSATAとオンボードSATAコネクタはIDE固定。
 BIOSの中にSATAの速度制限とHDD側WriteCache無効化の項目あり。この辺りはサーバっぽいというより組込モノっぽい。

 ◇その他

 BIOSはAMI。起動画面がホントに素っ気ない。

 ◇全体として

 全体的な品質はML110とか115辺りの格安サーバ辺りが近いかも。
 良く言えば質実剛健、悪く言えば必要最低限で素っ気ない。
 あと、手回しで外せることになっているねじが妙にしっかり締まっていたのでビクともせず、結局ドライバを持ち出すハメになったとか。

 ・・・とまぁ、こんな感じですかね。
 取り敢えず、実機第一印象は「ぼてっ」。

 次は、本格稼働の前にちょっとした遊びを。

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5桁となるとさすがにね…

 先日ふと気になって暫く使っていなかったメールボックスを開けてみたら、ほぼSPAMだけでが5桁も溜まっていたり。
 このアカウント、一時期メインに使っていたこともあるので、諸々を考えるとまるっと全捨というワケにもいかず、かといって手で選り分ける気力もなく。

 仕方ないので、gmailのSPAMフィルタに喰わせることに。
 POP over SSLでメール取り込む設定をして、と。

 そして1日経って・・・・ありゃ。
 24時間経っても5,000通ぐらいしか取り込めてないのか。
 1時間に200通前後といったところか。

 まあ、何が言いたかったのかと言いますと。
 googleのメール取得って割とのんびりなんだね、ということ。

#つーか今時SPAMフィルタ設定が有料ってのはねぇ>某社。

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MSの本気、Hotmailの本気。

 やや旧聞に属するが。

 Windows Live Hotmailが「他の全てのメールアカウントでも使用可能」という、ある意味非常に画期的な機能を実装して、既に殆どのユーザに設定可能になっている模様。

 狐につままれたというか良く分からないので、何のこっちゃいと英語blogの方を覗いてみると・・・あぁ、そういうことね。

 ・HotmailはPOPで非Hotmailメールボックスに一定期間毎にアクセスし、メールを回収して取り込む
 ・送信時は送信元アドレスに非Hotmailアドレスを設定する

 アイデアの勝利というか何というか。まあこうすれば確かに非HotmailアドレスをWindows Live Hotmailで使っている「気がします」な。

 ◇

 にしてもこのところ、インターネット上のサービスにおけるMSの巻き返しの勢いが凄い。
 その勢いのお陰か、Windows Live系のサービス類も当初の「取り敢えず集めてみました」といったレベルから「バラでも使える、集まるともっと使える」サービスに確実に進歩してきている。

 特にHotmailは、少し前にリニューアルで「特に代わり映えのしないWebメール」だったのが、「Gmailに対抗しうる唯一の存在」に大幅に進化してしまったのよね。

 まあ、何というか。
 MSってやっぱりカネあるんだな~と。

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ちょっとニクいアイツ、ポチッとな。

 要するに、HP ProLiant MicroServerをぽちっとしてしまった。以上。

 #%TITLE%の表現は80年代後半~90年代前半程度のテイストのつもり。

 以下、自分用の言い訳。

 ◇

 Mini-ITXや小型キューブベアボーン等、MicroATXを下回るフォームファクタを使って小型の自宅サーバやNAS等を作ろうとすると、実はコレがかなり大変で且つ¥もお高いというのは、一度でも本気でこのテのブツを組んでみたor組もうとしてみた人なら身をもって経験している筈。
 具体的には以下の六重苦にブチ当たる。

 1. デカい。
 2. やかましい。
 3. 不細工。
 4. 高い。
 5. 信用ならない。
 6. 不便。

 まぁ何と言いますかね。細かいこと言い出すとエントリが恐ろしく長くなるので省略するが、まぁ兎に角「そこまでするなら・・・」と思い留まるに十分な要素が揃い過ぎてたワケですわ。

 #そして市販NASを買ったり、MicroATX辺りで妥協したり、吹っ切れてフルタワーに走ったり。

 ところが、このMircoServer、恐ろしいことに先程の6項目を全てクリアしているんですわ。

 1. 小さい。フツーに市販NASとタメ張れるサイズ。
 2. 静か。12cmファンの威力ですかね。
 3. シンプル・イズ・ベスト。特に内部の構造が素晴らしい。
 4. 安い。品質的に絶対安心な産業用マザー1枚だけよりも安い。
 5. 高信頼。ECCメモリにBroadcom NICを標準装備。
 6. 便利。IPMIカード追加で完全リモート制御が可能。

 個人的にはどれも強力なアピールポイントだと思うが、4~6についてはもう、感激というか。

 ◇

 それでは具体的にどういうアプリケーションが想定されるかというと。

 ・小さい+静か+安い+電気喰わない→NAS代わりに最適。

 上記には無いが、特殊なハードウェアを使用していないというのもポイントの一つ。
 なので、HPのサポートこそ無いが、Vistaや7なら間違いなく、XPですらドライバが揃う筈。
 なので、高価なサーバOSや、普通の人にはハードルの高いLinuxを使わなくとも、安いクライアントOSを使ってNASを作ることが可能。
 勿論、Linuxでもドライバを揃え易いという意味で、これもまたポイントは高い。

 ・小さい+静か+安い+電気喰わない+IPMI管理対応→自宅サーバ(インターネット公開サーバ)に最適。

 非常に個人的な意見だが、個人ユースでは自宅NAS以上にキラーアプリになるんじゃないかと思っているのがこの自宅サーバ用途。
 ポイントはIPMIによる管理機能。VPNルータ(YAMAHA NetVolanteやBuffaloの上位機種等)でも横に置いておけば、リモートでOS Updateすら出来てしまうし、うっかりiptablesで全蹴設定をしてしまっても復旧可能。sshdを起動しないでサーバを動かすことも夢じゃないし、iptablesとかその辺りでドツボにハマったことがある人ならこの辺りは相当ポイント高いのでは。

 ◇

 あとかなりアレ且つターゲットが狭い使い方の提案として、非自宅(例えば両親家等)にNASとして置いておくというのもアリかも知れない。VPNルータとセットで置いてくることで、イザという時のリモートメンテナンスもばっちり、と。

 ♯本来System Adminがリモートで管理するのを想定している筈だから、ある意味正しい使い方か?

 まあそんなこんなで、取り敢えずモノが来たら続報書きます、えぇ。

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