AMDはいい加減日本法人の営業どうにかしないのか、と。

 またAMDの法則が発動してますわ・・・。

 いやね、THREADRIPPERの国内販売についての一連のゴタゴタ、ある意味とても「AMDらしい」のだが、ホントどうしてあの会社はいつもこういうノリなんだか、と。

 ・良いプロダクトが出来た時は、セールス(販売手法・価格等)が噛み合わず、結局売れない。
 ・プロダクトがイマイチの時はセールスは噛み合うものの、結局売れない。
 ・要するに、いつも売れない。

 いい加減これホントどうにかならんのかね。
 せっかく海外ベンチだけでなく国内ベンチでもいい感じの数字が出始めてきていて、最近のIntelの「つまらなさ」に対抗する良い出来の製品に仕上がっているのに、これじゃ・・・。

 ちなみにソフトによって結構挙動がブレるのは、CPU自体が新しくてソフトウェア側の対応が進んでないことに加えて、結局コレ「2ソケットRyzenが1パック」という構成だということも否定はできない。
 とはいえ、昔からハイエンド触っていてDual Socket構成の癖のある挙動に慣れている人から見れば「こんなの全然大人しい、癖なんてないに等しい」というレベルだと思うのだが。

 ◇

 そしてAMDといえぱもう一つ、Radeon VEGAも未発売だが現物は出てきた模様。
 既に出てきている現物ベンチマークを見ても、プロダクトそのものについては漸く「ミッドレンジより上」というラインで競争できるようになってきたようなのだ、が。

 またしても問題は価格。既に出ている話ではまたしても「強気な価格設定」+「必殺の内外価格差、別名アスク税」で「結局売れない」パターン転落の流れが見え始めているというか。
 特に、最近のAMDはグローバルではGeForce対抗の値段調整を定価下げor実質値下げで頻度高くやっているにも関わらず、国内価格は全く動いていないことが多く、そのことが更に「内外価格差」を助長しているという。
 つかね、下手すると200ドル弱のカードですら海外通販の方が実質安いことがある、って色々間違ってるだろ、と。

 ・・・また「良いプロダクトは、結局売れない」パターン、なのかねぇ。
 AMDは何も考えずにただ海外と同じモノを同じ値段で売るだけで、国内シェアを圧倒的に伸ばすことが出来る筈なのだが。

 とまぁ取り敢えず、本日はこんなところで。

P.S. AMD(Global、日本法人)と国内代理店(特にアスク)との妙ちくりんというか複雑というか歴史があるというか、そういう関係性について自分が知らないワケではないですよ。ただ、いい加減そこ再整理しないとマズいだろうと。あと内外価格差。

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久しぶりに使ってみたらLibreOfficeがだいぶ軽くなっていたという話、或いは現在のLibreoffice Darwが結構イケてるという話。

 本日は・・・ってタイトルがまんまはあらすじです、はい。

 ◇

 さて、会社で事務仕事をするPCであれば世間では大体Officeが入っていると思われる(バージョンは兎も角として)のだが、それでは自宅でPCは?と。
 まぁ日本ではメーカー製というか「Pre-Installed Softwareてんこ盛り」PCの割合が高いので、特に意識しなくても(バージョンとかサポート期間は兎も角として)正規ライセンスのMS純正Officeを使っている割合が高いらしい。

 ところで、自分は御存知の通り自作PC使い。当然Pre-Installed Softwareなんて無いし、一部の店舗で扱っているBundle版ライセンスも自分のようにパーツ交換を「思い立ったが吉日」でやっているような人間には非常に使いにくい。ライセンスの引っ越し・移行について分かり難いだけでなく、海賊版対策でシステム認証が煩雑になっていたり、昔は許容されていた手法が新しいライセンス契約で禁止になってしまったりしていて、価格が安い以上のデメリットが。

 結果どういうことになっているかというと、通常パッケージ版を導入しつつも、結局は複数台あるPCの一部にしかOfficeが入っていないという環境が出来上がっているのが現在なんですな、えぇ。だってほら、Officeって安くないし。
 まぁ複数台のPCでそれぞれ環境の方向性が違うので、Officeを使う必要があれば特定のPCを使う、ということで現在のところは特に問題にはなっていない。

 え、そこまでしてOfficeを買う必要があるのか、って?
 いやね、Office本体、というかWord・Excel・PowerPoint(と要らないけどOutlook、使ってないけどOneNote)についてはある意味必須なんですよ、今の自分の立ち位置ではね。ぶっちゃけ機能面で「Office互換製品」で不足するような使い方をしているとは思わないが、問題になるのはファイルの互換性。特に印刷する時に体裁が崩れるのは致命的(これは自分の立ち位置故の特性)なので、こうなると現時点では「互換ソフト」を使うのは難しいんですわ。
 まぁそういう理由で手元にOfficeがあれば、個人的な、ファイルの互換性がどうのこうのと言われる必要のない場面でもこれらのMS純正Officeを使うことになる訳で、それに機能面では特に不満も不具合も無かったワケですよ。お値段は兎も角として。

 ・・・が、ここで問題が。Visioですよ。

 使っている人からすると必須ツールに近い、使わない人からすると存在価値不明というぐらい「認識格差」のあるOfficeファミリーのSoftware。元々は別会社の製品(MSが開発販売元の会社ごと買収)だったので今でもUIや操作体系が今でも他のWordやExcelとは一味違うのだが、自分は前者ですな、はい。
 なのだがこのVisio、単純に言って「高い」んですわ。Standard版でもOfficeのHome&Business版より高く、Professional版に至ってはAccessまで「全部入り」のOffice Professionalよりも高いという、完全に足元を見た値段という。

 勿論、会社の仕事では会社のカネで買ったVisioを使っていまっせ。当然会社の端末にインストールされていて、会社のライセンス管理の下にある。だが、これをプライベートで使う為にポケットマネーが買うかと言われると・・・いやぁ、高過ぎでしょ。

 一方で、最近プライベートでもちょっとした図面を描いておきたいというイベントが立て続けに発生したんですわ。内容的にはVisioで描くのが実にぴったりなモノなのだが、手元にVisioは無い。簡易CADのような「図面」としたいので、PowerPointで描くには面倒過ぎる。描いた内容はpdfにさえ出来れば最悪どうにかなる。さてどうする。

 ◇

 ・・・いやぁ長い前振りでしたな。

 そう、ここで思い出したのがLibreOffice。昔使ったLibreOffice DrawがそういえばVisioっぽいモノだったと。
 但し記憶の中のLibraOffice Drawはお世辞にも「使えたものじゃない」という代物。クソ重いし、日本語の表示が欠けるし、全体的に挙動がヘンというか怪しいし。だがその頃のLibreOfficeはLibreOfficeという名前になったばかりのバージョン3.3。現在は5.3。もう一度試してみるか、と。

 とまぁこんな流れがあって、もの凄く久しぶりにLibreOfficeをインストールして、Drawを起動してみたところ。
 ・・・あれ、フツーに使えるんですが。
 確かに細かいところを見ると、位置取りをセンチ単位にすると誤差っぽい数字が出るとか、複数の線を繋ぐと微妙にズレが出る(多分前述のネタと同じ原因だと思う)、文字の場所指定がきちっと出来ない、ざっと見でこの3点は気になるものの、それ以外はかなりイイ感じですよ。
 レスポンスも悪くないし、何より、補助線やメニューの出し方の「気の利き方」が物凄く良くなっている。

 この時ふと思い出したのが、(会社の)Visioを2010から2016に一気にアップデートした後の印象。2013は(会社が買ってくれなかったので)良く知らないのだが、2010と2016を比べると「一皮剥けた」という表現がぴったり来るぐらい体感が違ったのであり。もうその瞬間に「2010は無いわ~」と言いたくなるぐらいには。
 それでは具体的にどう違うのかと言われると、「気が利くようになった」という実にアレな表現しか出来ないのは当方の語彙の無さそのものなのだが、LibreOffice 5.3のDrawの機能と「気の利き方」は、自分的な使い方ではVisio2016にも引けを取らず、2010と比べたら確実にDrawの方が上。

 勿論、Visioを純粋に図面描きにだけに使っているというのはMSに言わせれば「機能の一部しか使っていない」ということになるのだろうが、自分の使い方だと「PowerPointでは手に余る図面を描く簡易CAD」以上のものは正直求めていないワケで。

 ◇

 まぁそんなワケで、それ以来当方はLibreOffice Drawを普段から使うことになりました、と。
 本日は以上です、はい。

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MSは自社の有料Webサービスの正常動作すら確認しない程度にはIEを見捨てているらしい。

 今回はビミョーな何だかなぁ感が残るお話。

 さて、当方が触る環境の中には所謂「管理された端末」というヤツがありまして。
 32bitのWin7にブラウザはIEだけ、Officeも2010のままバージョンアップの気配すら無し、というまぁ「日本企業では標準的」な端末でございます。
 そして当方、この端末を使ってMSのWebサービスを使うことがままあるのですな。

 なのだが、最近のMSはどうやら自社サービスがIEで正常に動くか全く確認していない模様。
 何故って、有料サービス含めて、FirefoxやChromeではまともに動くのにIEだとコケる、という事象が割と頻度高く発生しているんですよ。
 え、Edge?確認していないので不明。

 ちなみにコケてる理由はだいたい「IEにとって」DOMの扱いがミスってる、ということ。
 F12でデバッグコンソール見てみるとこんなのが出ていることが多い。

 >SEC7118: [URL] の XMLHttpRequest には Cross Origin Resource Sharing (CORS) が必要です。
 >SEC7119: [URL] の XMLHttpRequest には CORS プレフライトが必要です。

 はい、フツーにクロスドメインアクセス周りの不具合でございます。
 具体的な被害としては、ダイアログから先に進まない、ボタンが無反応、突然Access Deniedで蹴飛ばされる、ファイル転送が始まらない等。

 問題というか話がアレなのは、FirefoxやChromeで使っているとこのテの問題にはほぼ遭遇しないこと。
 究極的にはIEのバグというか互換性の話になるってことよね、コレ。
 そして、症状が出てから数日程度で、何事も無かったかのように直ったり、また突然発症したりを繰り返していること。
 特別な操作しなくとも簡単に再現可能な不具合が何度も繰り返し発症する辺り、まぁ少なくてもきちんとテストはして無いんだろうなと。

 あ、別にMSがIEを切り捨てることについては個人的には全く文句は無いんてすよ。というか、さっさと諦めてくれた方が幸せ。
 ただ、ならば明示的にアナウンスしてくれと。日本の「端末」管理者の大多数は未だにIEだけ動かしておけば安泰だと思考停止しているので、ね。

 とまぁ、本日はこんなしょうもない話でした、はい。

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突然だけど必要になったので。

3TB以下、7200rpm限定、非SMR限定、512でのLBAサイズを調べてみた。

—————-
東芝 DT01シリーズ(512e)
DT01ACA050 976,773,168
DT01ACA100 1,953,525,168
DT01ACA200 3,907,029,168
DT01ACA300 5,860,533,168

東芝 MD04シリーズ(512e)
全モデル非公開

東芝 MG04シリーズ(512e・512Native両方あり)
全モデル非公開

Seagate Barracudaシリーズ(512e)「Guaranteed Sectors」
ST500DM009 976,773,168
ST1000DM010 1,953,525,168
ST2000DM006 3,907,029,168
ST3000DM008 5,860,533,168

Seagate Barracuda Pro 「Guaranteed Sectors」
ST2000DM009 3,907,029,168 ※512B Native

Seagate IronWolf Pro 「Guaranteed Sectors」
ST2000NE0025 3,907,029,168 ※512B Native

WD・HGST(512e・512Native 両方あり)
全モデル非公開
—————-

こんな感じ。
にしても思ったより数字を出していないブツの多いこと。そしてLBA数がカッチリと固定されているのはこの中では一番の古参、DT01だけという有様・・・あひゃあ。

あ、Seagateは「保証セクタ数」であって、実ディスクのセクタ数が必ずコレとは保証していないのよね・・・まぁ実際は揃っている筈・・・だと思う・・・けど。多ければおトクという発想もあるかかも知れないが、用途によってはセクタ数って完全に揃っていないと困るんですよコレ。具体的にはRAID組む時、或いはRAIDのHDDが故障したので交換する時。
まぁそんなのデスクトップ用HDDで期待するなという言い方もとても正しいとは思うが、Seagateは5年保証のニアラインでも「保証セクタ数」でしか出していない・・・う~ん。

ちなみにWDとHGSTは非公開なので、ラベルに嘘書いていないレベルから逆算すると、最悪3TBは5,859,375,000セクタあれば嘘ではないことになる(3TB=3,000,000,000,000Byte計算で)。

P.S.
記憶が正しければ日立時代のHGSTはデータシートにセクタ数を乗せていたような。
というか、HGST傘下になってデータシート内容がどんどん削られている気が。

とまぁ、本日はここまで。

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米国デザインのVIA CPUが中国国産の看板を背負っていた話。

 本日のお題は先日見た「やじうまPC Watch」の記事から。

 その記事は「IDT WinChipの血統のVIA CPUは実は新製品が出ていました」というお話で、まぁそれだけならば「あ~」という程度で終わったのだが。
 ふと脳味噌の中で引っかかることがあったので、軽く調べてみたらあらまぁだったというお話。

 ♯当方はNehemiah(C3-1GHz)を自宅サーバにしていた時期もあります、はい。
  ちなみにM/BはAOpen製ののMX36LE-UN。当時は珍しい黒基盤がカッコ良かったんですよ。

 さて、本日何でこんな話を書いたかというと、以前「中国が国産のx86 CPUを開発した」的な話をどっかで見かけた記憶が残っていたので。
 実際問題としてx86 CPUを今更スクラッチで開発するなんてコスパ悪過ぎなのと、本当にスクラッチで開発していたらもっと大ニュースになっている筈なのにちっとも話題になってない→開発してね~な、ということで「まぁリブランドでもしてるんやろ」ぐらいに思っていたのだが。

 なので、記事に出てきた「兆芯」という会社は何じゃらほいと調べてみたところ。
 これ、英語名だとVIA Alliance Semiconductorという名前で、2013年4月に上海で設立されたJV(ジョイントベンチャー)。出資元は台湾VIAとShanghai Alliance Investment Ltd=上海SASAC=上海国務院国有資産監督管理委員会、要するに中国共産党ですわ。
 一方、米国側の関係会社というか母体というか踏み台になったのがVIA Alliance Technologyで、コレは遡ること2年半前、2010年9月に設立されている。

 そして現在、Centaur Technilogyは事実上VIA Alliance Technologyの傘下の模様。
 御存知だと思うので念のため、Centaur Technilogyはアメリカの会社です。

 ・・・ここまできて、もしやと思って「中国の国産x86 CPU」ネタを軽く調べたところ・・・ビンゴ。
 「兆芯から中国国産のx86 CPUが登場した」という文面が、中国語のサイトからガシガシ出てくるんですわ。

 ということで、以上から導き出される結論は。

 懐事情が厳しくなってきたVIAはCentaur Technilogyを「事実上」中国共産党国営企業に譲り渡した。
  ↓
 中国共産党国営企業は米国でデザインされたCPUをいつものノリで「国産x86 CPU」と言っている。

 という、まぁあるあるでしょうな。

 現在のVIAの主要ビジネスは組込向けマザーの供給だが、このビジネスの継続の為にx86の独自CPUを持っている必要性は正直無いし、それどころか自前で半導体チップを開発する必要すらない。実際、VIAのラインナップ見てみるともう半分以上はARM。

 一方で半導体チップの開発やサポートには正直コストがかかる。
 なのでVIAはそこそこ売れていたUSB Audio等も含めて自前のチップ開発を終了してしまった(結構あちこちから買い集めてラインナップ揃えたのにね)。
 ところが、CPUについては中国が欲しいといったので、JVを作って事実上譲り渡した、と。

 ♯恐らく開発費の大部分は中国が出してくれるだろうから、VIAからすると開発済CPUの供給継続と新規開発の成果を低コストで手に入れられる美味しい話だったのでは。

 ちなみにこの兆芯、割と最近35W/8C/2GHzというCPU「C-OctaCore FC-1080」を発表しているのだが、ベンチを見ると数字が何故か「2x VIA Quad Core 2GHz」という謎のボード(ちなみにチップセットはVX11)と誤差程度しか違わない。VIA Quad Coreの最新バージョンはMCMではなく1ダイになっていることと併せて考えると、何だか味わい深い感じですな。

 そしてこのベンチ結果、数字の絶対値を見るとPentium G3420(53W/2C/3.2GHz)とかCore i5-3230M(35W/2C/2.6GHz)と大差ない感じ。
 コア性能1/3かよ、というツッコミが入るだろうが、コアあたりの消費電力はノート向けIvyBridgeと比べても1/4なんですよ。

 つまり電力性能という見方をすると実は結構悪く無いのです、念のため。
 WinChipの伝統は脈々と受け継がれていますな・・・。

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