GeForce系のビデオアクセラレータってバグってない?

 本日はバグ疑惑シリーズ第二弾。

 さて、私個人としては大嫌いなのだが何故か愛用者が多い(ように私の周りでは感じる)WMVフォーマットなのだが。
 偶に、もの凄い「色ズレ」を起こすWMVファイルが出来ることがあるんですな。
 再生していると、動きのある部分で色が尾を引いたり、挙げ句にはRGBがズレて表示されたりと、絵としてかなりステキなことに。

 で、こういうファイルをうっかり受け取ってしまった時の再生側での解決策は、ビデオレンダラを使わないこと。
 WMP11の場合「オプション」→「パフォーマンス」→「ビデオアクセラレータの設定」→「ビデオアクセラレータ」→「ビデオミキシングレンダラを使う」のチェックを外す。これで全てのファイルは問題なく再生可能。

 勿論この前提として、VGAドライバとWMPが最新なことは当然。特にWMPは10と11でレンダラ周りの挙動が変わっている(ように見える)ので、色々他のダメージがあることを考えても、アップデートは必須。

 #ちなみにMPC ClassicだとWMPのこの設定は無視されるようで、アウト。
  一方、真空波動研ではこの設定が反映されるようで、問題クリア。

 ◇

 しかしこの問題、実は手元では結構以前から発生しているのだが。GeForce Driver(ForceWareって昔の呼び方のがカッコ良くないか?)のアップデートしたり、WMPも殆ど人柱気分で9→10→11と最新版に乗り換えたりしてるというのに、一向に収まる気配が無い。

 そして、個人的にはGeForceのアクセラレータがバグってるのが問題だと睨んでいるのだが、生憎今手元の環境ではVGAはGeForceばかりなので、RADEONやIntelと比較しての検証のしようがないという状況。

 ・・・どこかにこの辺りの詳しい情報、落ちていないもんかね。

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ドライバCD、要りますか?

 それはアキバでも有名なPCパーツ系ショップの、中古フロアでのこと。

 「うわぁ、SN04なST31000340NSが4台もあるよ・・・RAID用に買って速攻で手放したな」なんてガラスケースを眺めていたりしたら、ちょいとお年(というか還暦済?)なおっちゃんが、レジの所で何やら騒ぎ始めましたよ。

 #Barracuda ES.2のFirmware SN04はかなり問題ある一品。
  大抵のRAIDカードではまともに動かず、普通のSATA I/Fですら相性が出ることがある。但しこれでもSN03という核地雷よりはマシという。
  解決策は素直にファームをアップデートすること。専用のexeがあるので、SeagateのSupportに問い合わせるが吉。

 大して広くもない店の中なので聞きたくもないのに聞こえてしまうのだが、要約すると「GeForce7950がVistaで動かないから替えてくれ」・・・え?ンな馬鹿な。
 店員の方も「いえ、問題なく動きますけど・・・」とモロ困惑している模様。

 で、更にこのおっちゃんが一方的に騒いでいるのをよく解析すると、要するに「入っているドライバCDがVistaでは使えない(まぁ良くあること)→このVGAカードはVistaでは使えない」という論理らしい。

 ンなもんドライバだけDLしろよ、ということで店員も「いや、ドライバが必要でしたらメーカサイトからダウンロードすれば使えますが・・・」と一生懸命説明しているのだが、何しろこのおっちゃん、人の言うことを兎に角聞こうとすらしない。つーかタチの悪いクレーマージジイだったんですな。

 #つかこんな狭い場所でそんな大声出すな。

 結局、店員も頑張ってはいたのだが、とうとう何言っても無駄と悟ったようで、「んじゃあどういうモノがいいんですかね」と棚を見に行ってましたとさ。

 ・・・ん~と、今中古で流れている世代のブツに入ってるVista用ドライバなんて、取り敢えずVistaで動くかも知れないが、最新版にアップデートしないと不幸なモノばかりだと思うのだが・・・

 ◇

 まぁこんなことがあったのだが。

 ふと思ったのが、中古商品に付いてるドライバ類ってそんなに重要なのか?ということ。
 よっぽど特殊なハードでもない限り、ドライバなんてネット探せばどっかから掘り出せる時代だというのに。

 私なんてハードさえ真っ当ならばドライバなんてどうでも良くて、ドライバ無しで値段安ければそっち飛びつくが。
 そもそも個人的には、ドライバをネットで捜すぐらいの知識が無ければ中古に手を出すべきではないと思うのだけど、ね。

 まぁ他人は他人、自分は自分。
 今回は要するに、ドライバCD至上主義みたいな人を目撃してしまったのがちょいと衝撃的だった、というだけの話、結局。

 #ドライバ欠品なブツを皆が敬遠すれば、その分ショップ店頭での値段が下がるワケで、自分が欲しいと思ったらお買い得価格になる、のかも知れない。

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確実に進歩しているHDD。

 3枚@166GBプラッタで7200.10なHDD、ST3500630AS。キャッシュは16MB。
 2枚@250GBプラッタな7200.11なHDD、ST3500320AS。キャッシュは32MB。

 この2世代のHDDを、ほぼ同等の環境のRAIDに放り込んで検証するという機会がありまして。

 で、世代が新しい分7200.11の方が各種性能が高いのは予想通りだったのだが、予想外だったのはHDDの温度。ケージに突っ込んだ4台の 7200.10が42度~46度という温度になったのに対して、7200.11は同じ冷却環境で38度~42度、と平均で4度近くも温度が低いという結果が。

 いやあ、HDDも確実に進歩していますな。低消費電力は低発熱、いいことだ。
 SSDと対抗するためにも、大容量化に加えて低消費電力化は必須事項でしょう。
 電気を大切にね(C)でんこちゃん、の時代だし。

 #同じケージに試しにMaXLinePro500 7H500F0突っ込んでみたら、7200.10より更に高く、44度~49度という結果が。やっぱ熱いよ、MaXLine。

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 低消費電力といえば、個人的にはWDのGreenPowerは大のお気に入りだったり。
 低消費電力=低発熱ということで、性能第一でない場所では大活躍中。個人PCでも使ってまっせ。

 何しろ発熱が少ないので、SmartDrive(当方手元のは初代)に放り込んでも温度が上がらない。
 しかも元々静かなのが更に静音化されるので、設置方法次第ではかなり無音に近い状況にまで追い込むことが出来る。
 更に更に、1TBという容量ながら店によっては福沢さん+樋口さんを送り出すと野口さんが戻ってきたりするという、お財布に優しいお値段。

 HTPCにも、普段使いのPCにも、割と本気でお薦めする一品、WDのGreenPower。
 純パフォーマンス目的以外なら、是非。

 #純パフォーマンス目的なら・・・SSD-RAIDでしょ、今なら。

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SN05ファームってバグってない?

 手元に複数あるST31000340NS、ばらくーだES2なのだが。

 まだ買って一ヶ月程度なのだが、ふと思いついてSeaTools for Windowsでテストしてみたら、何故か2台揃ってShortDSTもLongDSTも通らない。必ずFailになってしまう。しかも、SMARTの値を見てみたら結構刺激的。

 ところがこの2台のドライブ、GenericならShortでもLong Genericでも普通にPassするんですな。

 Long Genericって要するに全面ReadCheckなんで、コレが通るということはディスク自体に問題があるとは思えないのだが・・・。
 実際問題としてまだディスクエラーに遭遇したことはないし、前HDDから環境移行の時にはリードベリファイをかけているし。

 ということで、Windows版でなくSeaTools for DOSを起動してチェックしたところ、こちらは全く問題なし。コレはShort TESTがShort DST、Long TESTがLong Genericが相当なのだが、後者は兎も角前者がOKってどういうこと。

#ちなみに手元の環境だと全周チェックに190分、単純計算で平均83.65MB/S。まぁこんなもんか。

 ・・・え~っと、取り敢えずHDDの初期不良を掴んだワケではなさそうなので一安心はしたのだが、これってどうなのよ。心臓に悪いやんけ。

#海外じゃAN05ってファームの話がぽろぽろ出てるんだよなぁ。
 コレとか↓。やっぱバグってるよなぁ>SN05。
 >http://www.3ware.com/KB/article.aspx?id=15385

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値段差分はあるらしい。

 同じMaxtorの同じ125GBプラッタ品、6H500F0と7H500F0を何れも複数、ほぼ同じ条件でそこそこに使っている場所がありましたとさ。
 酷使という程アクセスしまくっているワケでもないが、連続運転時間が長めなのと、温度がちょい高ではあり。あまり良い条件ではない筈。

 #というかこのHDDって爆熱。
  ここまで熱いとは買った当初想定してなかったんで、結果として温度が上がってしまったというのが正解。

 導入から1年半、6Hは4台中2台故障。1台は半年、もう1台はつい先程、つまり1年半。どちらも不良セクタ発生で、しかもタチが悪いことに、Writeではエラーが出ず、ReadでCRCエラーという症状。

 #ちなみにどちらもS.M.A.R.T.値は正常のまま死亡。
  ホントに役に立つのか?コレは。

 片や7Hはというと6台全て正常に稼働中。6Hより7Hの方が更に爆熱度は高い(実際平均で2~3度は高い)が、今のところ正常稼働。念のためフルのSelfTestをしてみても、全て問題なし。

 結論、DiamondMax11とMaXLinePRO 500とはやっぱり耐久性が違う。

 値段差をどう見るかというのはあると思うが、SATAとはいえ「ニアライン」という看板を背負うだけの違いはある模様。

 まぁ、そもそもSATAのHDDをそんな環境で使うなという話もあるんだけど、な。

 ◇

 MaxLineという言葉が出たので今更の話題をもう一つ。

 7H500F0は動作環境がよろしくないと判断すると自動的にWriteVerifyがONになるという、サーバ向けのデータ保護機能が付いている。ちなみにこれが発動するとWriteが2MB/S程度という超速を叩き出したり(実測値)。

 で、このWriteVerifyが発動する条件にはいくつかあって、リードエラー発生や稼働中の高温といった「明らかにヤバい」他に「I/Fとの相性」というヤツがあるんですな。

 この「I/Fとの相性」というヤツ、実は散発的にポロポロと出ていたり。有名所ではIntel ICH9なんかでも発生事例があったりするのだが、この相性問題が非常に高確率で発生するブツが、SiI3726なんですな。
 HDDいっぱい繋げたい人が、ちょっと高いHDD買ってポートマルチプライヤに繋げたら相性問題発生、というオチが付くという。

 ということで、玄蔵X4や、色々出回ってるSiI3726搭載ボードを使ってHDDをいっぱい繋げようと思っている人は、7H500F0は避けた方がいいですよ、という話でした、まる。

 ちなみに、同様の「勝手にWriteVerify」機能は(Maxtorを買収したSeagateの、位置づけ的にはMaxLineシリーズ後継になる)「ニアライン」なBarracuda ESシリーズにも付いているらしいのだが、自分は未だ発動しているを見たことがないのよね。

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