それはアキバでも有名なPCパーツ系ショップの、中古フロアでのこと。
「うわぁ、SN04なST31000340NSが4台もあるよ・・・RAID用に買って速攻で手放したな」なんてガラスケースを眺めていたりしたら、ちょいとお年(というか還暦済?)なおっちゃんが、レジの所で何やら騒ぎ始めましたよ。
#Barracuda ES.2のFirmware SN04はかなり問題ある一品。
大抵のRAIDカードではまともに動かず、普通のSATA I/Fですら相性が出ることがある。但しこれでもSN03という核地雷よりはマシという。
解決策は素直にファームをアップデートすること。専用のexeがあるので、SeagateのSupportに問い合わせるが吉。
大して広くもない店の中なので聞きたくもないのに聞こえてしまうのだが、要約すると「GeForce7950がVistaで動かないから替えてくれ」・・・え?ンな馬鹿な。
店員の方も「いえ、問題なく動きますけど・・・」とモロ困惑している模様。
で、更にこのおっちゃんが一方的に騒いでいるのをよく解析すると、要するに「入っているドライバCDがVistaでは使えない(まぁ良くあること)→このVGAカードはVistaでは使えない」という論理らしい。
ンなもんドライバだけDLしろよ、ということで店員も「いや、ドライバが必要でしたらメーカサイトからダウンロードすれば使えますが・・・」と一生懸命説明しているのだが、何しろこのおっちゃん、人の言うことを兎に角聞こうとすらしない。つーかタチの悪いクレーマージジイだったんですな。
#つかこんな狭い場所でそんな大声出すな。
結局、店員も頑張ってはいたのだが、とうとう何言っても無駄と悟ったようで、「んじゃあどういうモノがいいんですかね」と棚を見に行ってましたとさ。
・・・ん~と、今中古で流れている世代のブツに入ってるVista用ドライバなんて、取り敢えずVistaで動くかも知れないが、最新版にアップデートしないと不幸なモノばかりだと思うのだが・・・
◇
まぁこんなことがあったのだが。
ふと思ったのが、中古商品に付いてるドライバ類ってそんなに重要なのか?ということ。
よっぽど特殊なハードでもない限り、ドライバなんてネット探せばどっかから掘り出せる時代だというのに。
私なんてハードさえ真っ当ならばドライバなんてどうでも良くて、ドライバ無しで値段安ければそっち飛びつくが。
そもそも個人的には、ドライバをネットで捜すぐらいの知識が無ければ中古に手を出すべきではないと思うのだけど、ね。
まぁ他人は他人、自分は自分。
今回は要するに、ドライバCD至上主義みたいな人を目撃してしまったのがちょいと衝撃的だった、というだけの話、結局。
#ドライバ欠品なブツを皆が敬遠すれば、その分ショップ店頭での値段が下がるワケで、自分が欲しいと思ったらお買い得価格になる、のかも知れない。