Q43にボコボコにされた話、前編。

 職場で、ちょいとサーバが必要になりまして。
 ところがサーバって借りると高いんです。
 仕方ないので、DellのOptiPlex 760、デスクトップPCをレンタルしましたよ。

 今回必要なのはメモリ容量なのだが、最近のPCって普通に8GBとか積めるので、まあソレでいいかと。
 ちなみにメモリとHDDは手元、というか過去からの流用で。
 取り敢えずCFD扱elixirで2GB×4=8GBフル搭載、HDDは話題のSeagate、Moose世代の1TB×2(これもCFD青箱)と、何だかアレ。

 ♯本体標準装備はKingstonメモリとWD Blueでした。
  にしても最近のDELLは筐体の作り良くなったねぇ。

 しかし、チェックが甘かった。
 Q43って2003 ServerがサポートOSに入っていないのね。
 取り敢えずIntel inf updateでI/O周りは入ったし、最新のIntel Driver SetでLANも入ったのだが、VGAはXP用のドライバを流用する羽目に。2K/XP共通ドライバで、Installerで入ってしまったのでまあ問題ないかな・・・と。

 ◇

 ・・・ところ、が。ここからがトラブル開始。
 2003 Serverが不定期に青画面で落ちまくるんですが。
 Nanya(と言った方が自作暦長い人には分かり易い筈。elixirはブランド)、コレ。激安メモリを4枚も乗せてるのがダメなんですか。それともCFDの呪いですか。

 ♯そいえばNanyaは昔から相性は良く出てたな・・・と。
  最近でもAMD64とは相性がアレだそうだし。

 まあ兎に角、いくらなんでもIntelのメインストリーム価格帯チップセットで動作確認ぐらいはしているだろ~、と思いつつ、取り敢えずDell機内蔵のシステムチェッカ(Pre-boot System Assessment)を回してみたが異常なし。

 仕方ないので今度はMemtest86+。ところがコレもコレで、取り敢えず10周回してみたがエラー無し。何だこりゃ。

 ♯PSAは当然拡張メモリチェックも全部。画面では「30分ぐらいかかるよ」とか出たが、8GB実装だと実際には2時間以上かかった。
 ちなみにMemtest86+ 2.11のstdで一周約70分。

 さすがにMemtestを10周も回してエラー無となると、30分に一回は青画面というのをメモリのせいにするのはどうなのよ、ということで。
 こうなってくると駄目ドライバの犯行という可能性が増えてくるのだが、正式サポートされてないXP用のVGAドライバにinf突っ込んでるのが悪いのかね、やっぱり。
 ・・・でも、標準VGAドライバでも「!」マーク付いてまともに動いちゃくれなかったんですが。

 さて、どうしたものか。

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WP 2.7.1 ja Update…は手動にて。

 東京では先週15日が事実上の「花粉開き」。
 それ以前から敏感な人は反応していたが、何しろSt. Valentine’s Dayと翌日、の2日間の気温は思いっきり季節ハズレのポカポカ陽気、これで一気にキましたね、えぇ。
 いやあ、凄いですよ、しょっぱなから飛ばしてます、えぇ(泣。

 ◇

 そいえば3124のカードは無事Asusに届いた模様。追跡サービスによると、24時間で中国に到着していたようだが、通関手続と中国国内配送に4日間、合計5日で到着した模様。
 そしてHighPointの方はやっぱり音沙汰無し。

 ◇

 ・・・おとと、閑話休題。

 先日出たWordpress 2.7.1日本語版。早速アップデートしようと思ったら、世間一般では上手く動いているらしいボタン一発なアップデートがどう頑張っても動きませんのですが。「接続情報」って何ですかこの画面。

 で、ちょっとgoogleてみたところ、何々「権限設定がマズいとそうなる」・・・えと。

 WordPressのインストールって冗談抜きに手軽だったので、そんなこと何も考えなくとも動いていますがな。それじゃダメなの?
 それに、それじゃ「正しい」権限構成のドキュメントって何処にあるんだろ?

 あと、そもそもXREAのサーバ環境ではどう頑張ってもこのラクなアップデートは動かない、というオチが付く可能性も無くもないような。

 XREAでWordPress使っているのは当方だけじゃない筈なので、黙っていてもそのうち情報出てくるとは思うが・・・
 う~む。

 ま、仕方ないので今回は手動でアップデートしましたよ。
 DBのBackupはwp_db_backupとxml書き出し、現行wordpress以下は全てバックアップした状態で新しいwordpressをアップロード。その後すかさずwp_content以下にplug-inやthemeを放り込み、最後にdirectory名を新旧で交換してアップデート完了、と。

 ◇

 兎に角。
 WordPressって基本簡単で便利なのだが、細かいテクニカルドキュメントの類って探し難いな、と思った管理人でしたとさ。

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もうIntel以外(のGbEは)駄目かも分からんね。

 ・・・というのは、ですね。
 具体的に何が起こったかと言いますと。

 まず、事実の確認。
 YukonはVLANが作れます。
 そして、WindowsでVLANアダプタを作ると、画面上はNICがいっぱい増えているように見えます。ちょっとお得な気分。

 で、ここからは発生した問題。

 VMware BridgeをYukonのVLANアダプタにかましても、ウンともスンとも言わないのですが。全く外と繋がらないのですが。

 ・・・えと、これね。自分が何かミスしたのかって、本気で全部イチから確認しましたよ、冗談でも何でもなく。でも、どう見てもミスは無い。
 で、最後にまぁついでにという感じで、Intel PRO/1000を挿して(勿論Desktop版)同じことしてみたら何の問題も無く動いてしまったという。

 まぁ、そもそもVLANアダプタ作成の段階でYukonはイマイチ挙動が怪しい風味ではあったのだけど。
 まさか、ウンともスンとも言わないなんて不具合があるとは。

 しっかし・・・遅いだけなら兎も角、その上病気持ちときたら、Yukonの立つ瀬は何処に・・・。

 確かに蟹はシステム負荷は高いが、もしこれで安定度と速度でメリットがあるなら、Yukonより余程良い選択肢のような気さえするのだが。
 とはいえ、当方r8168でVLAN使えるドライバって見たこと無いんだが。そもそも存在するのか?

 つーか、全力でIntel回避を日々実践している当方をして、%TITLE%な発言をさせるなんて・・・
 真面目な話、Intel以外で真っ当なGbE NICってのは無いんかい。

#ちなみにIntel製アダプタを以ってしてもHost側にSEPが導入されているとVLANにBridge出来ないですな。
 原因は分かり易くて、本来「VLAN:VLANID」と見えないといけないVMWareのVMNet設定画面に「Teefer2 Miniport」なんてのが見えてるのでね・・・。

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直ってねーじゃん。

これ。

 日本語を入力して変換するとき、または Enter キーを押すときに Word 2003 が応答しなくなる
 >http://support.microsoft.com/kb/907972/ja

 Office2003 SP2で修正済、とあるけど、少なくとも手元の2003 SP2では再現。

 つーか、会社の仕事マシンで突然発症して、相当焦ったんですが。

 ・・・ま、所詮下逸だし、仕方ないか。

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Symantec死ぬほど遅いよ伝説。

 某所のネットワークについて、以前から気になっていたこと。
 折角ネットワークがGbEで統一されているというのに、何故か速度が出ない。
 構成的にはCIFSの実効で50MB/Sぐらい出ても全然問題ない筈なのに、せいぜい20MB/Sぐらいしか出ない。

 何でやねん。
 ということで、怪しい要素をチェックしてみた。

 その1。NICがIntelやBroadcomではない。
 その2。Symantec Endpoint Protection(11.0 MR3)が導入されている。

 ということで、スキを見て実際測ってみた。

 ◇

 検証はよくあるNetPerfでのベンチ。
 環境のタイミングの関係で内容に偏りがあるのは勘弁。

From To SEP ON SEP OFF
Yukon nvlan 240 Mbps 700 Mbps
nvlan Yukon 240 Mbps 900 Mbps
r8168 nvlan 210 Mbps 950 Mbps
nvlan r8168 220 Mbps 950 Mbps
nvlan nvlan 240 Mbps 980 Mbps

 ※全ての環境で9KB JumboFrameが有効。

 ・・・えっと。
 少なくとも、ファイルサーバとして使いたいならSEPを導入してはいけません、と読めるのは気のせいでないよな?

 気になることといえば、パフォーマンスメータを見てるとCPUの1コアが殆ど飽和している(もう一つはかなりヒマしている)。CPUの1コアがもっと速ければ、SEP有効でももう少し速度出る、のかね。

 目先を変えて、チップ別に見ると。

・蟹(RTL8111C)はNetPerfでは速度が出るが、SEP有効ではイマイチ。
 あと、CPU負荷がやや高いようだが、大差というワケでもない。

・Yukon(88E8053)はSEP有効では蟹より速いが、NetPerfでは遅い。
 CPU負荷は並だが、そもそも遅い、と。

・nvlan(MCP55S)は、割と真っ当に見える。

 nvlanは兎も角、蟹もYukonもコレではちょっと。
 やっぱりBroadcomかIntel挿せ、ということかね。

 ◇

 今回のまとめ。

 ・蟹は重い。
 ・Yukonは遅い。
 ・SEPは死ぬほど遅い(泣。

 ◇

 今回のおまけ。

 その1、MR2 MP2の環境が(間違って)取り残されていたので持ってきてみた。

From To SEP ON SEP OFF
Yukon nvlan 200 Mbps 670 Mbps
nvlan Yukon 200 Mbps 850 Mbps

 結論、さっさとMR3にすべし。

 その2、Jumbo Frameは既に迷信なのかどうか、試してみた。

From To SEP ON SEP OFF
r8168 nvlan 210 Mbps 820 Mbps
nvlan r8168 205 Mbps 700 Mbps
nvlan nvlan 215 Mbps 710 Mbps

※JumboFrame無効に設定。

 SEP有効時ですら、スループットに有意な差が出てます。無効にしたら差は歴然。
 そして更に、この数字を出した時のCPU負荷が全然違うのがポイント。

 ・JumboFrame ONの時は送受信共にCPU負荷が50%程度(おおよそ)
 ・JumboFrame Offの時は受信側が70%程度(目測)、送信側は90%~100%

 速度面での差は小さいが、システム負荷の差は強烈。
 結論、JumboFrameが使えるなら使うべし。

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