XP SP3とNetVolante VPN。

 症状:
 WindowsXPにSP3を入れるとPPTP Serverに接続出来なくなる。
 接続出来ないPPTP Serverは以下の通り。
 ・YAMAHA NetVolante RT57i/RT58i

 原因:
 SP3で更新されたDHCPクライアントがバグってる。

 対策:
 SP4に入る予定のパッチを導入する。
 MSKBで953761。
 日本語ページは例によってポンコツな機械翻訳ですよ。

 ◇

 ・・・コレで一ヶ月ぐらいハマってました、えぇ。
 HotFix自体、すぐには出なかったし。

 ちなみにこの件、どうにも日本語ソースが見当たらないくて。
 英語ソースだと、例えばTechNetとか。
 http://forums.microsoft.com/TechNet/ShowPost.aspx?PostID=2600430&SiteID=17

 あとこれはXPではないのだが、VistaだとMS-CHAP v1が廃止されている(XP SP3には残っている)ので、NetVolanteのデフォルト値のままではやっぱり繋がらないので、これにも要注意。

 ・・・つ~か、そういう問題以前に、VistaのVPNってSP1でも何か不安定なんだが。突然流れなくなったりするし。
 ネットワーク周り全般的に出来はよろしくないと思うが、特にVPN周辺は酷いぞ>Vista。

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Gmail with IMAPの挙動

 今回は、普通やらないよな・・・なGoogle Apps Mail→Google Apps Mailなメール移行のネタですよ。

 こういうことをやるのに一番簡単なのは、Gmailに割と最近(でもないか)実装されたMailFetcher。
 単にメールを拾うというだけなら、確かにこれが一番。

 但し、既にGmailでラベルをがしがし付けているとなると、それが落ちてしまうと痛いなんてモンじゃない。
 なので、IMAPを使った手移動をしてみたのだが・・・これ結構困ったことに。

 ・Thunderbirdは時刻は狂わないが、重くて遅く、しかもエラー出る確率が高い。
 ・Sylpheedは軽くて早く、エラーも殆ど出ないが、Gmail上の一覧での表示時刻が狂う。

 どうにかならんの(泣。

 ちなみに、一度全てのメールをコピーした後、ラベル部分をコピーするだけ(=ラベルを付けるだけ)ならSylpheedでも日付は狂わない(既にメール実体はGmailサーバにあるので)。
 なので、一度泣きながらThunderbirdで全て移動して、その後はSylpheedで作業するのが良い模様。

 あと、エラーが出てしまった場合の話。
 当方の場合、何故か特定のラベルが付いてるメールに他のラベルを追加しようとする(IMAP上では別フォルダに同一メールをアップロード)とエラーが出ることが。

 で、この時の対策法はというと。
 一度Webからログインし、エラーが出るメールにエラーが出るフォルダに相当するラベルを付ける(フォルダにアップロードされた状態にする)。
 こうすると、次に操作するとこのメールは問題なくアペンド出来て、次に進めるようになりましたとさ。

 まぁ兎に角、こんな症状が出たりする辺り、まだGmailのIMAP実装は不安定なんだな、と。
 あとThunderbirdも。

 #Sylpheedだと日付が狂う件は既出というか、要望リストに出ているけど・・・

 ◇

 あと、メール一覧とラベルはこれで移せるのだが、フィルタに関しては完全に手移動しかないというのがオチなんですな。
 誰かこのフィルタ設定をエクスポート→インポート出来るようなツール作ってくれないかしらん。

 も一つついでに、バックアップのために自前鯖etcに転送をかけている人はご注意あれ。
 移行先のメールボックスに転送設定していると、IMAPで移行した分も転送されてしまうので、転送先で同一メールが2通ということになってしまう。
 挙動考えれば当然ではあるのだが、やってしまうと結構辛いので。
 経験者が語っております。

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Vistaのネットワーク周辺の変な挙動。

 バグ疑惑シリーズ・・・でなくて、これ明らかにバグだと思うのだが。
 Vistaの挙動の中で、個人的に多用するので大問題なバグ。

 問題はネットワークから切断する時。

 ・タスクトレイの右クリックメニューから直接切断操作をすると問題ない。
 ・接続のダイアログから「切断」ボタンを押すとハング。
 ・接続しっ放しでシャットダウン等、システムが自動切断しようとするとハング。

 個人的にVPN(PPTP)を使用するが多いので、この問題多発。
 どうしてこうなるん?

 あの必要以上にデカいダイアログが表示されていれば、普通はあのボタンで切断操作する、と思うのだが。
 というか、あのデザインってのはそういう風に操作を誘導しているんでないの?

 こんな当たり前の操作でハングるなんて、Vistaの完成度ってホントに低いのね。

 P.S.
 実家のPC、その後また起動しなくなっていたり。
 結局忙しくて原因究明はしなかったが、スペック的にも、システムとして賞味期限切れですな、もう。

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WMP11のバグ?仕様?

 ZENを使い始めて暫く。
 PodCastを聞くのにiPodでなくても特に困りませんな。

 といっても、未だにPodCastを取るのにiTunesを使ってるヘタレ具合なのだが。
 いい加減Juiceにでも移行しようと思っているのだが、再設定が面倒で。
 WMPの自動インポート使うと、反応がトロい以外は特に困らないし。
 スマートプレイリスト使えばPodCast専用のプレイリストも作れるし。

 ところがこのWMPの自動インポート&スマートプレイリストについて、
 気になる症状が発生。

 プレイリストから削除されたが、メディアファイル自体は残ししている場合。
 PMP側のプレイリストに、削除された分のアップデートがかからない。
 メディアファイル自体を削除した場合は、きちんと反映される。

 何だコレ。
 こんな所、特に設定も無いしなぁ。
 これ仕様かバグか、どっちだ。
 仕様だとしたら、正直使えないなぁ。さすが下逸。

 ・・・あ、これもしかしてバグ疑惑シリーズ第三弾か?

#にしても32GBはさすがに広大だ。
 これだけ余裕あれば試しにビデオ入れてみようって気にもなりますな。

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ノートとVistaキター。最終回

 引き伸ばして続いた3回目。
 ということで、結論。

 ・現在XPの端末が移行する理由は、積極的にも消極的にもどこにも無い。
  移行にかかる費用と手間に加えて、システム安定性と反応速度まで丸損。

 ・導入時にXPとVistaを選べる場合。
  手元や日常使用する環境にXPがあれば、XPを選ぶべし。
  全く初めてという場合は、お好みで。
  ただ、XP SP3の方が動作が軽快で段違いに安定している点は考慮すべし。

 ・最初っからVistaが入って来てしまった場合。
  メーカがXP用ドライバパックを用意してくれている場合は、↑と同じく。
  ドライバを自力でかき集めないといけない場合は、まずはAeroをOnにして(初期設定でOFFになってる機械が結構多い)暫く使ってみる。どうしても拒絶反応が収まらない時には、XPへの載せ替えを考える。
  暫く使ってみてこんなもんだと思ってしまったら、惰性で使い続けるもまた良し。

 ◇

 ¥10万以下どころか¥6万(まぁ特価品だけど)でVistaがまともに動くノートが手に入る現在、新規にパソコンを買うならよっぽどアレな選択でもしない限り「Vistaは重くて使えない」ということにはならないと思われる。

 それに、最新パーツの購入を無上の喜びとする連中が多いPCヲタ界隈では、スペック的にVistaじゃ話にならない、というレベルはもうとっくに超えていると思われる。

 #今XP動かしてるデスクトップもスペック的にはVistaでも余裕の筈。

 それでもVistaが嫌われているのは、画面デザインやUACやらいろいろあるとは思うが、結局

  ・鈍くて不安定

 これに尽きると思うのよ。

 当方はこのノートはサブPCと割り切って「取り敢えずまぁ使えればいい」レベルで妥協しているので、反応が多少鈍くても固まっても「まぁこんなもんか」だが、とてもじゃないがこれを常用するという気にはなれない。

 ベンチマーク的な処理速度と違って「反応速度」というのは一定以上のスペックを持つPCでは感覚的に改善しにくい要素で、XPではPCヲタならシステム設定を詰めて(レジストリ編集して)反応を良くしている人は多いと思われるが、んじゃVistaでは同じテクは・・・ざっと見た感じ通じ、そういう情報が見当たらないんですが。
 つーか、軽い3Dゲームなら普通に動かせるだけの処理速度持っているハードなら、叩き方間違えなければAeroとテキパキ動作は十分に両立出来る筈なのだが、その辺りはさすが駄目下逸。

 更に更に、不安定ってのはハードウェアでどうにかなるものではないし。
 まぁ確かにドライバがアレなハードだから、とかそもそもハードがバグ(エラ)ってるから、という話が無いワケでもないだろうが。
 本当にドライバだけがアレだというなら、そういう話ってのはPCヲタの間ではあっという間に広がるのよ。特に「ダメ」って話はね。
 そうではなく、全体的に不安定というのは、もうVista側がダメとしか言いようがない。

 #逆に780G/790GXのようにドライバがVistaじゃまともだがXPでは死亡、なんて話もあったりするんだけどね。

 ◇

 あと、ものすごく個人的な感想なのだけど。
 Vistaがスタートアップでコケた理由ってのは、Intelのせいってのもあると思うのよね。

 というのは、Intelプラットフォームでは、値段の安い統合チップセットでは3Dなんて伝統的に全く重視して来なかったので。一時期多数採用されたSiSのチップセットだって、3Dなんて飾りです、偉い人には(以下略、というレベルだし。

 このせいで、Vistaのウリの一つということになっている(そして実は何の意味も無い)Aeroが、世間の大多数を占めるIntelプラットフォームでは余計に重たい機能として敬遠されるようになったのでは。
 実際、メーカPCでは一時期Radeon Xpress搭載機一色になってみたり、売る方もそれなりに苦労していましたからなぁ。

 まぁそれじゃAMD/ATIプラットフォームが先見の明があったから3Dが・・・というワケじゃ全く無くて、それぐらいしか差別化要素が残っていなかったので3D強化してみたら、たまたまソレが当たった・・・というだけなんだけど、さ。
 実際問題AMD/ATIがここまでシェア伸ばせた理由なんてのは「ラッキー」以外の要素は殆ど無いんだから。

 #IntelがNetBurstで失敗したのでAthlonが売れた。
  けどCoreで盛り返したのでPhenomは撃沈した。
  Intelが統合チップセットの3Dで失敗したのでRadeon Xpressが売れた。
  けど売れ過ぎたんでIntelに追い出された。
  nVidiaがnForce6以降イマイチなので、690Gや780Gが売れた。
  nVidiaがGT200でイマイチなので、R700が売れた。
  けどnVidiaが次で盛り返したら・・・(以下略。
  こんなこと言ってる自分だが一応AMD派。

 ◇

 まぁそんなワケで、XPはこれからも当分天下なのかな、と。
 企業向けや官公庁向けじゃ今でも普通にXP入れてるもんね。
 私個人としても、XP比較でVistaが良いなぁと思うところ、結局一つも見当たらなかったし。

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