e1000eが来た。 ~考察編~

 ということで、前回のベンチマークの数字を見つつ少しうだうだしてみる編。

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 まず、信者の多いIntelだが、e1000eについては転送速度自体は大したことないな、というのが感想。
 実際、ドライバのデフォルト状態では「あの」Yukonといい感じに張り合う程度の速度しか出さないし。

 #まぁコレはドライバのパラメータがデフォでは「バランス重視」になってるから。「速度重視」に設定を直せば転送速度は上がるが、CPU負荷も上がる。

 とはいえ、さすがだと思ったのはそのCPU負荷の低さと、ドライバの安定感。同じ速度が出ている蟹やYukonよりワンランク以上CPU負荷が軽く、これは大きなアドバンテージ。

 でも、とここど踏みとどまるワケですよ。

 逆に言うと、メリットはそれだけ。NICにくれてやるCPU時間も惜しいエンタープライズのアプリケーションサーバならいざ知らず、個人ベースでそこまで気にするか?と。
 いやね、これで例えばCIFS転送速度が倍になりますとか言われたら、信念曲げてでも買ってこい、という話になるのだろうけど、そういう劇的な改善が無いのだもの。

 そうなると、オンボードでギ蟹が普通に乗ってる時代、わざわざ数千円払ってNICを増設するのは個人ベースではコストパフォーマンスが微妙過ぎると思うワケですよ、当方はね。
 あくまでも個人ベースの話なら、このカード代を他のパーツの「ワンランク」分に乗せてあげた方が幸せになれるのでは。

 #あくまでも当方個人の、ね。

 但し、NIC増設の必要に迫られた時は、やはり筆頭候補になること請け合い。
 何故か¥が高止まりしているYukonや蟹のNICカードと比べても、「価格品質比」を考えたらこの製品は決して高過ぎることはないと思われるので。

 #そりゃ単純比較すれば¥高いけどさ。

 ◇

 ということで、まとめ。

 CPU負荷が軽いこと、VLANがまともに使えること、サポートされる機能、サポート体制、ボード品質、どれを取っても、サーバ用途ではやはりどう考えてもIntelはガチ。
 AMD派の個人的感想としてはやや悔しいが、やはり帝国の実力は認めざるを得ない。

 それではクライアントor個人用途ではどうかというと、オンボードのギ蟹に文句無ければわざわざIntelを買ってくる必要も無い。
 とはいえデスクトップ版ならそんなに高いものでもないので、文句があるなら素直に買ってくればよろしいかと。

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 最後に、おまけ。

 最近のnvlanは予想以上にまとも。速度の他に負荷テストもしてみたが、怪しい挙動も特になし。出始めの頃のボロクソさと比べてみれば、ドライバもファームも熟成されたということか。
 けどまぁやはり、初期にボロクソのまま出荷しちまった以上、やはりnvlanはサーバ用途じゃ当分見向きもされないでしょうな。

 いや、個人ベースでは十分だと思うけど、さ。エンタープライズは甘くないのよ、ホントにね。

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壊れる時って・・・。

 続くもんだね・・・。

 その1、HDD。WD10EACS-D6B0。

 Tsukomoで買ったので「ホントに戻ってくるかね」と思いつつ修理(という名前の交換)に出してみたが(まだ買って半年)、きちっと新品になって戻ってきたので一安心。
 取り敢えず、SynnexはまだTsukumoと取引している模様。これからはツクモでは現金で買い物してあげよう。

 その2、RGB切り替え機。サンワサプライSW-EV4。

 蓋開けてテスター当ててみたが、電源周りや電解コン不良という修理し易いネタではなかったので諦め。
 状況的に、考えられるのはコントローラのマイコンが死んだとしか思えない。

 にしても、昨日問題なく使えていて今日アウトって、まぁそりゃ壊れるのは突然だけどさぁ。

 #某所の中古のお下がりなので保証というネタもなく。とはいえ2年ちょいで壊れたってのは、やっぱりハズレか。

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HDMI切替機の夢・・・その3、実践編。

 ちっとも値段の下がらないDVI切替機の代わりに最近激安品も見られるようになったHDMI切替機を使って幸せになりたいプロジェクト、第三弾。
 前回でお勉強は終わり。後は実践あるのみ。

 しかし・・・言うは易くというかなんというか。
 まずは一番手軽な方法ということで、DVIケーブルのハウジング部分を剥がして内部配線に抵抗かましてやろうと思ったら、ハウジング部分が簡単にぺろんと剥がれるようなヤワなケーブルが店で見当たらないというオチに。

 ・・・あいや、ね。ケーブル本来の目的としては一体型モールドでタフなのが正しいのだけど、ケーブル自作するときに使うようなパーツ単位に簡単にバラせる部品使った製品は・・・見当たらないのね。

 仕方ないので、次。ケーブルが駄目なら、そのケーブルの繋がる先のHDMIセレクタを分解してみることに。つーかこれ、箱の大きさの割に妙に軽いんだよな・・・と。

 開けてびっくり、ナンですかこのスカスカ具合は。A6ぐらいの大きさの基盤に、QFPで80ピンぐらいの×2(HDMIスイッチ)と20ピンぐらいのDFP(コントローラ)と、あと僅かなチップ部品が乗ってるだけ。つかこれ、値段ボり過ぎじゃね?

 まぁ気を取り直して。
 あまりにも部品が少ないため、パターンも追えるってレベルじゃねーぞ、というレベル。ぱっと見だけでも19ピンも18ピンも、非常に分かり易く配線が出てます。
 そして、19ピンは1KΩのチップ抵抗でスイッチICと繋がっております。選択されるとスイッチICを通してここに5Vが来るんでしょう、きっと。

 ここまで分かれば後は簡単。1KΩの抵抗を撤去し、18ピンと19ピンの間に1KΩの抵抗を半田付け。
 こうすると、DVI/HDMIのバスパワーからHotPlug端子へ常時電圧が供給されるので、刺さっている限りはその先がどうなっていようがこのセレクタの電源が落ちようが、常時接続「のように見える」筈。

 ということで、取り敢えず1ポートだけ試してみたところ、ばっちり常時接続状態になったので、残り3ポートも同様にコテ入れをして出来上がり、と。

 ◇

 以上にて、ハードウェアの作業完了。
 但し、問題なのはここから。実際にEDIDの読み出しがいつ走るのか確認、と。
 手元にはGF7600GTとGF8400GSとAMD780Gがあるのだが、同じGeForceなら挙動も一緒だと勝手に信じて(というか8400GSを引っ張り出すのが面倒なので)、GF7600と780Gだけで。

 まず、本体電源投入時。GF7600とAMD780G、どちらも普通にEDID読んでます。まぁこれは規定の動作というかなんというか。

 次、Windows起動時、というかドライバロード時。やはりEDID読んでいます。ここで読み出しに失敗すると接続検出ピンに5Vが来ていても「非接続」状態に。おや、ダメですか。

 更に次、正常認識してDualDisplayになった後、プライマリに設定した(←ここ重要)HDMIケーブルを引き抜いた場合。
 780Gでは即時にDualDisplayが解除されちゃんとセカンダリ側がプライマリに切り替わるのに対して、GFではDualDisplayが解除されず、この切り替えが行われない。つまり、操作不能に。

 そしてこの状態で再度EDIDが読み出せる状態でHDMIを刺しても、780Gでは自動的に認識して即時にDualDisplayが設定可能になるのに対して、GFでは一見変化なし。
 但し、外部からRemoteDesktop等で接続すると、Windows内部的にDisplayが切り替わるせいか、このタイミングでGFは画像出力が復活。そしてDualDisplayは解除されていないので、HDMI側にログイン画面が出る。

 #但しこれはドライバがForceWare94での結果なので、最新の178では改善しているかも知れないので、念のため。

 ◇

 まぁ、兎に角。EDIDが必要な状況でEDIDをあげないと、画面は出てくれないということで。
 要するに、起動時には完了まで選択しておいてあげないとダメですよ、と。
 その後は切り替えても問題ないんだけど。

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 以上から分かるとおり、常時EDIDを供給してやればこの問題は発生しません、はい。
 その為にはI2Oバス対応のEEPROM(24LC21とか)をHDMIのコネクタにぶら下げてあげれば良いのだけど(もちろんEDIDを書き込んでからね)。
 これをやるには基盤のパターンをぶっ千切るか、QFPの足上げをする必要があって、どちらも当方の現在の技術では一度やると元に戻せないので取りやめ。

 ちなみに、EDID周りの話はこの辺りが多いに参考になるので、リンク。

 DVI-D_Direct Connection
 >http://www.geocities.jp/dvid_direct/index.html

 ・・・他には、このサイトの実験のようにDVIケーブルぶっちぎってEDID供給回路を挟み込むという手もあるのだが・・・
 このサイトのケーブルのように制御線がソレと分かる状態で入っていればいいが、うっかりTMDSリンク線切っちまったりしたらねぇ。
 まぁDVIコネクタ自体は入手出来るので、TMDS線の品質がどうのという話を無視すればゼロから作るというのは・・・さすがに無いか。

 ちなみにこの「EDID供給回路を途中に突っ込む」というコンセプト、実際に製品としてモノが出てます。高いけど。

 Gefen DVI Detective New
 >http://www.trinity.jp/digitallife/accessories/extdviedidn/index.html

 ・・・な~んか当初予定よりどんどん大掛かりになって来るけど、そのうち挑戦しちまいそうだなぁ>EDID回路付DVIケーブル。
 そもそもPICライタとか持ってないんで、そこから始めることになるけど・・・。

 というか、DVIスイッチ安くなってくれ、頼むから。

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HDMI切替機の夢・・・その2、お勉強編。

 ちっとも値段の下がらないDVI切替機の代わりに最近激安品も見られるようになったHDMI切替機を使って幸せになりたいプロジェクト、第二弾。
 まずは前回の結論から。

 要するに、HDMIセレクタはホントに「電子スイッチ」以外のは何もしていないため、切り替えるとHDMIケーブルが抜かれたのと同じ状態となり、それを検知したVGAカード側が勝手に設定を切り替えてしまう。

 逆に、DVI対応のPC切替機なんてのはこの対策がしてあって、いつでもディスプレイが繋がっているように見えている(筈・・・激安品は知らん)ので、そういう問題は起こらない。
 ここから導き出される結論は一つ。切り替えても常時接続しっぱなし、のように「騙せば」良い。

 ということで、まずはちょいとお勉強から。
 DVIもHDMIも、ケーブルにはHotPlug専用のピンがあります。DVIだと16ピン(+マークもしくは-マークに一番近いピンの「真ん中」)、HDMIだと19ピン(向かって左端の上側)。ここに5Vが来ていると、その線は接続中ということになるのですな。

 #ちなみにDVIとHDMIのピン配列については、何故かDELLのサポートサイトに丁度良い説明があったのでリンク。
 >http://support.euro.dell.com/support/edocs/video/P147609/ja/connect.htm

 つまり、ここに5Vが常時供給されていれば良い。
 幸い、DVIでもHDMIでもすぐ近くに5Vのバスパワー来ているので、抵抗かまして繋いであげれば、常時5V供給状態に出来る、と。

 ◇

 但し、留意すべきこと2つ。
 まず、そもそもこのHotPlugの仕組み、DVIでは接続開始を認識した後、ディスプレイとEDID(ハードウェア情報)を読み出して自動的に解像度を設定したりするのが、本来の存在意味なんですよ。
 なので、EDID読出との兼ね合いで逆にトラブる可能性も無いワケではないので、そこはし自己責任で。

 それともう一つ、本当の意味でのHDMIで使う場合、これは絶対NG。
 というのは、HDMIではEDIDの確認に続いてHDCPの暗号化キー交換シーケンスが走るので、接続検出がないとキー交換が出来なくなってしまうのですよ。
 よって、接続直後はいいけれど、それ以降何も映らなくなります、えぇ。

 いよいよ次は、実際に工作する回です、はい。

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HDMI切替機の夢・・・その1、やっちまった編。

 さてお立会い。
 ここのところ急激に値段が落ちてきているものの一つが、HDMI切替機。といっても全体の価格が下振れしている分より、一部の店で激安モノが放出されている割合の方が高いのだが。

 ところでこのHDMIという規格、DVIとの変換コネクタがその辺りでゴロゴロしていることからも分かる通り、実態はHDCP付きSingleLink DVIのコネクタシュリンク版といったところ。つまり、HDMIスイッチとはDVIスイッチなのですよ。
 とここで、ふと思いついたこと。

 それって、DVIセレクタとして使えない?

 最近では2ポートではまぁ妥当かなという値段のブツがぼちぼち見られなくも無い状態になってきたDVI用PC切替機だが、4ポート品となるとまだまだ「何ですかソレは」と言いたくなるようなお値段のブツばかり。
 とはいえ最近のPCではキーボードもマウスもUSBで済むのだし、それ以前にVMのKMの部分はそこらのRGB用PC切替機で腐る程出荷されている(とはいえ激安品は悲惨らしいが)ことを考えると、この高いお値段の部分の殆どは、DVIの4切替回路に突っ込まれているということに。
 だがしかし、そこに安いHDMIスイッチがあるじゃないですか。

 ということで、某店でサクッと激安品の切替機と、ジャンク扱のDVI-HDMI変換、それに同じくジャンク扱のHDMIケーブルを買ってきて。早速繋いでみたのですよ。

 ところ、が。世の中はそんなに甘くなったんですな。
 具体的には、切り替えた途端画面が消えてしまうという症状に。

 ・・・これは、つまり。そういうことですか。

 ということで、HDMI切替機とDVIのちょっとアレな日々が始まりました、とさ。

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