帰ってきた2Dベンチネタ。

 今回はPCIe バス幅編。

 手元の790FXはx32リンクをx8とx16にバラして使うことが出来ます。I/Oが欲しければx8を使えば良いという話。
 ところが、昨今の超高速SSDブームで、x8リンクをRAIDに使うというのは珍しくなくなってきましたよ。
 で、I/Oをよく見てたら・・・あれ?以前からネタにしてる3124を2スロット挿して、ローカルHDD用のRAIDを挿そうとしたら、VGAがx8になってしまいますよ。おや困った。

 ということで、ここからが本題。
 世間の大多数でx16駆動が大前提のVGAを、x8で動かした時、どれぐらい2D関係の速度が落ちるのか。
 これをベンチマークで確認する、と。

 ちなみに前回とはCPUがPhenom X4 9750、M/BがM3A79-T Deluxe(790FX)に変わってます。
 前回ベンチ時はCPUがAthlonX2 5200+、M/BがGA-M55S-S3(nForce550)だったので、CPUパワーが格段に上がっている一方、VGA自体はPCIe 1.0のままなので、ボトルネックになる部分のバス幅は「理論的には」変わらない筈。

 なお、ベンチマークソフトはこのblogでGF8500/8400ネタやった時からずっと変わらずのCrystalMark2004R3。

 まずはGDIから。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
GeForce 7600GT x16 12655 1268 4665 1930 4880
GeForce 7600GT x8 12497 1240 4605 1791 4803
GeForce 7600GT x16 DualDisplay 8377 1218 4137 1467 1567
GeForce 7600GT x8 DualDisplay 8310 1216 4087 1440 1519

 次、D2D。

VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
GeForce 7600GT x16 3549 480 324 132 75 17 9
GeForce 7600GT x8 3536 473 321 132 75 17 9
GeForce 7600GT x16 DualDisplay 3519 470 318 130 75 17 9
GeForce 7600GT x8 DualDisplay 3514 467 318 130 75 17 9

 ふむふむ、成る程。
 全体的な傾向として、x8とx16で差が「無いワケではない」が「正直誤差程度」。選べる状況でわざわざx8を選ぶ必要は無いが、選べない状況をそう悲観する必要も無さそう。

 ちなみに3Dの方はどうかというと・・・Tom’s Hardwareにちょっと古いがレーン数別でベンチ取ったネタが出てます。
 これ見ると、3Dゲームで余程負荷かけまくったりしない限り、x8とx16の差は誤差程度。Tom’sでは更にx4でも計測して「x4あれば取り敢えず困らない」という結論。

 とはいえPCIe x4ってちょっと考えてみればAGP 8xとほぼ同等なんだから、当然といえば当然か。
 ・・・というか、逆に考えると。
 AGP 8xなんて「オーバースペック」と散々言われていたのに、今じゃその帯域は「必須」ということですか。

 まあ勿論、このベンチの頃からは時間が経っているで、最新のゲーム相手にすると多分x8とx16の差はもう少し出るとは思うが。

 取り敢えず、2Dメインならx8あれば困らない、ということで。

 ◇

 つまり、790FXでPCIe16を4本持ってたり、790GXでPCIe16を2本持ってたり・・・なんて人は、ベンチマークで限界値に挑戦でもしない限りは、物理スロットを有効に使えます、と。
 そうなると、俄然お薦めなのは広帯域I/Oですな。SSD+Hardware RAIDの組み合わせなんて超ゴキゲンですわな。
 
 ・・・ふむ、ではそのHardware RAIDは何がいいかね。
 Adaptecの2405は低価格でSASも使えて速いんだが、いかんせんシステムとの相性出たら全く使い物にならないし、ArecaのはAdaptecより相性が緩いらしいがSATAオンリーでちょぃと高いし・・・。

 ・・・790FXでAdaptec 2405の使用実績は・・・MSIのはあるのか。
 MSIだと790Xでの使用実績もありますな。
 これなら行けるのかな?790FX+ASR-2405。

 ・・・あでもここにRAID挿すと、手元のM/BだとLANがオンボードのMarvellになっちまうのか。遅いのよねぇコレ・・・。
 せめてもう一本x1があれば・・・う~む。

 ◇

 P.S. 

 以前のベンチと見比べて貰うと全体的に数字が上がっているが、特にBitbltの数値向上が激しい。これやっぱり、Phenomだからか?
 だとすると、以前騒がれた「790GXもっさり病はPhenomだと出ない」というネタと丁度符合するな・・・と。

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Vista x64 入れるだけ入れてみた。

 何を勘違いしたのか、ainexのHDD-SELを買ってしまった先週土曜日。
 そして手元に未使用HDDが転がっております。
 ・・・ということで、未使用HDDを繋いで、試しにVista 64(SP1統合)を入れてみた。

♯ケースは白なので、色が目立つ・・・。

 さすが現行OSだな、と思ったのはドライバ類。
 インストール直後で「?」になったのは、Asus M/Bデバイス、SiI3132、そしてProdigy 192。このうち前2つはWIndowsUpdateでさくっと導入完了。

#x64もドライバ類が揃ってきたねぇ・・・。
 XP x64のドライバ無いっぷりとは隔世の感。

 唯一ハマったのはProdigy 192。何度ドライバを導入してもエラーになってしまったのだが。
 解決策はまさかの「他のオーディオデバイスを導入する」。標準ではオンボードのHD Audioを切っていた(使わないし)のだが、コレを有効にしたら自動的にHD Audioドライバが入って、それに続いてProdigy 192のインストールも何の問題もなくさくっと終了。

#何だコレ。

 ・・・で。
 素のx64なOSだけは立ち上がったのだが、これどうしよう?
 突発的に入れてみただけなので。
 Sonarもまだ8は買ってないし。

 ◇

 ちなみに、Vistaってやっぱり「面積喰い」ね。
 個人的な感覚では、XPでXGA使うのとVistaでSXGA使うのと、画面の広さの感覚が一緒というか。

 あと、さすがにPhenom X4が乗っていれば(2.4GHzとはいえQuadCoreなので)Vistaもそこそこの体感速度で動きますな。
 同じ環境のXPと比べると確かにワンランク落ちるが、GF7600GSのAeroと組み合わされれば、まあぎりぎり許容範囲か?
 
 あと・・・細かいことだけど。
 Explorerで隠しファイルを見えるようにすると、デスクトップにdesktop.iniが見えてしまうの、これどうにかならないのかね?
 取り敢えず邪魔だったんで削除してしまったが・・・マズいか?さすがに。

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日常使いの64bitへの・・・壁は意外と無い?

 さて、前回は64bit DTM環境はまだまだ駄目だなこりゃ、というネタを書いたのだが、それでは日常使いはどうかな・・・ということで、ちょっとチェック。

 まず、何よりIME。手元のATOKは少し前にアップデートしたので、再インストールすればx64でも問題なし。
 にしても、1年毎に更新している人は気づかないかも知れないが、結構なブランクが開いていると(前のはx64非対応だったし)体感差が出ますな。何というか、やっぱり賢くなってる。

 次、ネット周り。無問題・・・って、よく見たら64bitアプリが全然無いというワナ。確かに32bit版でも動くし、DTMと違ってプラグインがどうだとかメモリがクリティカルだとかそういうのは無いので困らないのだが。何か嬉しくない。

 そして次、ビジネスアプリ。というか、Office2003も32bitアプリですがな。
 では、ユーティリティ周り・・・もやっぱり32bitアプリですがな。

 ・・・つまり、64bit版OSに移行しても全く困らない。

 ◇

 とはいえ、今現在普段使いPCは物理メモリ4GB実装(OSから見えるのは3.25GB)、スワップ無しでも困ってはいないので、積極的に移行する理由も無い。

 ただ、時々メモリがもっと欲しいな~と思うのは、うっかりVMwareを起動した時。VMWare上でゲストOSを快適に動かすにはスワップをさせないことが大前提なのだが、これをやるにはWindows系なら最低2GB、X抜きのLinuxでもサーバ類動かすならやっぱり2GBは欲しいのだが、OSから3.25Gしか見えてないのに2GBもVMに持って行かれると、さすがにね。

 ・・・にしても、何でメジャーメーカーからnon-regな4GBモジュールが出ないのかね?
 海外に目を向けてみても、Kingtonぐらい(555$!)しか見あたらないのよね。メモリチップ屋直営のCrucialですら無いという。Transcnedなんて言うに及ばず。

 #CrucialでもDDR2-1066 ECCは扱ってないのよね。non-ECCなら2GB×2枚Kitが80$で売ってるのに。

 つか、いい加減Windows Vista SecondEdition 7の32bit版出すのやめればいいのに。
 64bit版しか存在しない状況にすれば、イヤでも移行するだろうし。

 え、32bit CPUのLegacy?XP生かしておけばいいじゃない。
 今時32bit CPU使ってる人にはVista 1st editionなんて重いだけのゴミだろうし。

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DTMer、64bitへの壁。

 さて、世間ではSonar 8が出ているご時世、手元はSonar 7。
 とはいえ、最近メモリがキツい。調子に乗ってplug-inをロードしてると、32bitの限界なんてあっという間に見えてしまうという。

 #テクが無いからその分色々plug-inとか突っ込んで誤魔化そうとしてるのっ。
  そこんとこツッコミ不可。事実なんだから。

 一方、メモリは原価割れで販売されまくっているせいで、とってもお手頃価格。
 ホントはモジュール当たり4GBなモノが欲しいのだが、メジャーメーカーからモノが出ていない以上手は出せず。仕方ないので2GBモジュールを買うが、ソケット満タンの4本買ってもこれも大したお値段ではなく。

 ということで、Sonar8にお布施を払うついでに、64bit化というのもアリかと思ってしまい、ちょっと調べてみたのだが。
 Sonar7の時も色々出ていたが、8の不具合報告、ちょいと多過ぎやしないか?
 ・・・うわぁ、8.3.1の国内評価が定まるまで様子見かなコレは。それとも、8.3.2とか出るのか?

 何しろミクのこともあったんで、色々言われていることは分かって居ても7は入れたのだが・・・
 その後何だかんだで色々VSTやVSTiが増えてしまって、今ではすっかり「環境」が出来上がってしまい。

 コレを再構築するのはそれなりに手間なので、この手間に見合うだけの価値となると・・・。

 #FX Teleport?アレは別にPCが必要だし・・・。

 ◇

 ところがここで、更に次のネタが。

 当たり前なのだが、手元のVST pluginにVSTi、全部32bit版。ついでに何故かDXiもいくつかあり、当然32bit版。
 DTMと言いつつ手元にソレっぽいハードはUSB鍵盤とオーディオカードだけしか無いので、音を出すのも加工するのもソフト頼み。
 これらが動かないと、お話にならないのだが。

 動作原理上、64bitアプリから32bitDLL(=32bitVST/VSTi)は余程アレなことをしない限り、呼び出せない。
 つまり、手元の大量のVST/VSTiが使えない。

 #余程アレなことをすれば呼べる。32bitアプリから16bitDLLも呼べるし。

 ところが、コレをやってしまうと実際まともに音が出せなくなるのはメーカ側も分かっているので、Sonarの場合はBitBridgeという機能が実装されている。間に別プロセス咬ませて32bitDLLを呼び出す仕組みですな。
 Sonar自体64bit版はSonar6から存在しているので、Sonar8でコレは3代目ということになる。

 #Cubaseよりこういう所は進んでいる。

 とはいえコレも、どうも評判が宜しくない。そりゃあくまで過渡的処置なのは分かっているが。
 システム負荷にクるものがある、呼び出し側が1プロセスなので32bit VST全体で2GBの壁がある、ここまでは仕方ないとしても、不具合やら不安定報告やらがぼろぼろと。

 まあ結局「64bit版使えよ」というのが正しく、そんなことは言われなくとも分かっているが。
 そりゃ、そりゃカネがある人は新しい64bit版のVSTを買うのだろうが。

 手元の大量の32bit版のVSTやVSTiは・・・。
 それに、フリーとか少額シェアのVSTやVSTiなんて、当分64bit化されないだろうし。

 ◇

 とまぁこれだけ悪条件が重なるとさすがに当方でもドン引きなのだが・・・
 世間ではVista64に32bit版アプリを乗せて使っている人達が居る模様。

 そういう話を調べてみると・・・

  • システム全体で4GB以上認識出来るので、32bitアプリでも2GB(or3GB)の壁の中を全て使える。
    32bit環境ではハード制限やらOS使用領域やらがあるので、この差は結構デカい。
  • Rewireで繋げば、そちらも2GBフルに使えるので見かけ上使えるVSTが増える。
    FLとか、CPPPあるならProject5LEでも繋いでみれば?
  • Vista64にして64bit版入れてみたけど、いろんな意味で使い物にならない。
    音楽作りしたいなら64bit版は正直未だ無理。

 等々。意外と使い心地よろしいようで。
 まあ、いろんな意味で折衷案というか。メリットも多くはないが、デメリットも小さいというやり方ですな。
 これ確かに、ある意味一番正解な気がする。ただ、この程度のメリットとシステム再構成の労力が見合うかどうか。

 ◇

 ・・・え゛~っと。
 結局、どうすればいいのかね。困ったもんだ。

 取り敢えず、焦って飛び付いてもあんまり嬉しくないということは良く分かった。
 そうなると。

 ・Vista64+Sonar8に飛び込んで思いっきり後悔する
 ・TrackDown(TrackFreeze)でチマチマとメモリ上限から逃げつつ現状の環境を維持する

 選択肢はどちらかだ。

 ・・・やっぱ見送りかね、Windows7までは。

 #古い人間なもんでTrackDownには慣れております、えぇ…。

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Q43にボコボコにされた話、後編。

 前回から続いて、Q43に派手にボコられた話。
 いくら当方がAMDスキーだからってそりゃ酷くないですかい。

 ◇

 取り敢えずメモリを買い換える前にやるべきことをやりましょう、と。

 まず、チップセット正式対応ドライバで構成してみましょ。
 ということで取り出しましたはXP x64。Vista x64なら米国Dellで正式サポート対象になっているのだが、さすがにメインメモリを1GB以上システムに持って行かれるのは辛いので後回し。

 ということでCD回して、ドライバ入れて。Audioとかいくつかドライバ無いのは無視、と。
 ところが、・・・あの、また落ちたんですが。何で?
 ちなみに落ちる理由はPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (50)と、KERNEL_MODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED (8e)。
 前者は粗悪メモリ使うと真っ先に喰らうアレで、後者はよく駄目ドライバが原因になるもの。

 念のためXP x64上でPrime95を走らせてみる。12時間完走、エラー無し。
 前回も書いたがMEMTEST86+も24時間/20周して問題なし。
 メモリがホントに腐ってるなら、これぐらいストレスかければいい加減エラーの一つぐらい出るんだが、一切無し。

 だというのに、ちょっと触っているとさくっと落ちる。
 ナンナンダコレー。やっぱりIntel VGAがクソなのか、そうなのか。

 ◇

 いよいよもって追い詰められてきたので。
 米国で正式サポートなVista x64に御登場願うこととする。
 システムリソースをごそっと持って行かれるのが辛いが。

 あの・・・。
 今までのトラブル続きがウソのように、普通に動いているんですが。
 そんなのってアリなのか、そうなのか。

 ◇

 結論。Q43はVista以外じゃドライバが腐ってます。

 Vista x64だと8GBフル実装でも全く問題なく動くのに。
 VMware 2.0上にVM8個乗せてCPU全開で24時間ブン回しても問題ないのに。

 ちなみに2003でも「メモリを合計6Rank以下に」「Dual Channel Accessは無効に」「VGAアクセラレーションは完全無効化」とすることで、辛うじて意味不明のエラーは収まったが・・・。
 こんな状態で使う気はしませんです、えぇ。

 ・・・まあ、兎に角。
 新しい皮袋には新しいワイン。
 そんなことを身を以って実感した体験、でしたとさ。

 ♯念のため、無粋な突っ込みは無用。

 でも、ということはつまり。
 結局、悪いのはドライバだよね。

 ◇

 以下余談。

 このハコ、PCIなVGAはまともに認識してくれない模様。
 手元にRage XLが転がっていたので「これでIntelのVGAがOFFになればもしかして?」と思って挿してみたのだが・・・。
 Windowsが立ち上がる時点で勝手にQ43内蔵に切り替わってしまうのね。

 ・・・ぁぅぁぅ。
 BIOS画面もハードウェア周りに対する設定項目が少なくて、明示的にDisableも出来ないし。

 そういう意味で、もしかしたらPCI Expressに別のVGA挿していれば、この問題は最初っから発生しなかったのかも。
 でも、手元に未使用なPCI ExpressなVGAなんて転がってませんのでした、残念ながら。

 ◇

 以下余談、その2。

 この箱、ECCメモリ受け付けてくれないのね。
 ピーピー言ってBIOS画面すら見せてくれない。

 大抵の場合は、non-ECC OnlyのマザーにECC乗せても、Regでもない限りはECC無視して動くんだけどなぁ・・・と。

 ◇

 以下余談、その3。

 VMware Server 2.0、UIが大幅に変わったせいか巷の評判がイマイチなような。
 確かにクライアント側のメモリ占有量が増えたりとかはしてるが、ブラウザで動くことも考えると、個人的にはそんなに悪くはないと思うのだけど。

 ♯稀に妙なバグでエラー吐いたりするの以外は。

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