Q43にボコボコにされた話、後編。

 前回から続いて、Q43に派手にボコられた話。
 いくら当方がAMDスキーだからってそりゃ酷くないですかい。

 ◇

 取り敢えずメモリを買い換える前にやるべきことをやりましょう、と。

 まず、チップセット正式対応ドライバで構成してみましょ。
 ということで取り出しましたはXP x64。Vista x64なら米国Dellで正式サポート対象になっているのだが、さすがにメインメモリを1GB以上システムに持って行かれるのは辛いので後回し。

 ということでCD回して、ドライバ入れて。Audioとかいくつかドライバ無いのは無視、と。
 ところが、・・・あの、また落ちたんですが。何で?
 ちなみに落ちる理由はPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA (50)と、KERNEL_MODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED (8e)。
 前者は粗悪メモリ使うと真っ先に喰らうアレで、後者はよく駄目ドライバが原因になるもの。

 念のためXP x64上でPrime95を走らせてみる。12時間完走、エラー無し。
 前回も書いたがMEMTEST86+も24時間/20周して問題なし。
 メモリがホントに腐ってるなら、これぐらいストレスかければいい加減エラーの一つぐらい出るんだが、一切無し。

 だというのに、ちょっと触っているとさくっと落ちる。
 ナンナンダコレー。やっぱりIntel VGAがクソなのか、そうなのか。

 ◇

 いよいよもって追い詰められてきたので。
 米国で正式サポートなVista x64に御登場願うこととする。
 システムリソースをごそっと持って行かれるのが辛いが。

 あの・・・。
 今までのトラブル続きがウソのように、普通に動いているんですが。
 そんなのってアリなのか、そうなのか。

 ◇

 結論。Q43はVista以外じゃドライバが腐ってます。

 Vista x64だと8GBフル実装でも全く問題なく動くのに。
 VMware 2.0上にVM8個乗せてCPU全開で24時間ブン回しても問題ないのに。

 ちなみに2003でも「メモリを合計6Rank以下に」「Dual Channel Accessは無効に」「VGAアクセラレーションは完全無効化」とすることで、辛うじて意味不明のエラーは収まったが・・・。
 こんな状態で使う気はしませんです、えぇ。

 ・・・まあ、兎に角。
 新しい皮袋には新しいワイン。
 そんなことを身を以って実感した体験、でしたとさ。

 ♯念のため、無粋な突っ込みは無用。

 でも、ということはつまり。
 結局、悪いのはドライバだよね。

 ◇

 以下余談。

 このハコ、PCIなVGAはまともに認識してくれない模様。
 手元にRage XLが転がっていたので「これでIntelのVGAがOFFになればもしかして?」と思って挿してみたのだが・・・。
 Windowsが立ち上がる時点で勝手にQ43内蔵に切り替わってしまうのね。

 ・・・ぁぅぁぅ。
 BIOS画面もハードウェア周りに対する設定項目が少なくて、明示的にDisableも出来ないし。

 そういう意味で、もしかしたらPCI Expressに別のVGA挿していれば、この問題は最初っから発生しなかったのかも。
 でも、手元に未使用なPCI ExpressなVGAなんて転がってませんのでした、残念ながら。

 ◇

 以下余談、その2。

 この箱、ECCメモリ受け付けてくれないのね。
 ピーピー言ってBIOS画面すら見せてくれない。

 大抵の場合は、non-ECC OnlyのマザーにECC乗せても、Regでもない限りはECC無視して動くんだけどなぁ・・・と。

 ◇

 以下余談、その3。

 VMware Server 2.0、UIが大幅に変わったせいか巷の評判がイマイチなような。
 確かにクライアント側のメモリ占有量が増えたりとかはしてるが、ブラウザで動くことも考えると、個人的にはそんなに悪くはないと思うのだけど。

 ♯稀に妙なバグでエラー吐いたりするの以外は。

Share