Advanced Formant+仮想マシンは要注意、かもしれない。

 今更なんだけど、さ。
 VMware Workstationネタ、続き。

 というのは、つい先日。
 調子に乗ってイロイロ置いていたらHDD空き容量が足りなくなってしまい、仕方ないのでWD20EARS・・・2TBでAdvanced FormantなHDDを導入、VHD置き場を移行したんですわ。

 ところが、その後。何かVMの調子がおかしい。アクセスランプが盛大に光る割に、何かDisk I/Oが引っかかりまくる。OSだけでなく、アプリのパフォーマンスも明らかに落ちている。

 結論。
 Advanced FormatなHDDはVMware Workstationの仮想ディスク置き場には使わない方がいい。

 上にどんなOSが乗るか分からない、というかイロイロ乗せられるのがメリットなVMware環境と、最新のOSでしかパフォーマンスの出せないAdvanced Formatの組み合わせは「やっぱり」ヤバい。

 ・・・まあ原理を考えれば当然なのだが。
 実際使ってみたらかなりトンでもないことになりました、というお話でした、とさ。

#つかここまで強烈に来るモンなのね。
 ちょっと発熱が気になるが日立の7200rpmに交換すべきか?これは。

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続・メモリ帯域は偉大だという話。

 さて、前回のネタは「Full HD動画を再生するにはVGAのメモリ帯域が必要だ」というお話だったのだが。

 これをちょっと視点をズラして言い換えてみると、こんなことが言えるのでは。

 統合型チップセットでFull HD動画再生を行っている間、VGA画像転送に圧迫されてメインメモリの帯域は著しく制限される
 →従ってこの間はバックグラウンドで実行されているプログラムの処理効率は著しく落ちる

 VGAもメインメモリも同じメモリを分け合っているので、Full HD再生中はメモリ争奪戦がナカナカ凄いことになっている筈。
 でもこれ、ユーザが体感出来る程の違いは出るのか?

 ・・・ということで、実験してみた。
 大量のメモリアクセスを繰り返すと思われるアプリをいくつか、ついでにVMware Workstationも引っ張り出して。
 Full HD動画を再生中と、何もしないでいる時と、条件を変えて実行し、パフォーマンスに差が出るかどうか。

 ◇

 結論。

 確かに違いは出ているようだが、何と言ったら良いやら。

 ・・・スッキリしない言い方だが、実際あんまりスッキリした結論は出てないのよ。

 まずアプリレベルでは、何度か繰り返してみても「振れ幅」が大きく、「確実」ということを言うのは正直キビシイ。
 個人的主観ではパフォーマンスは劣化していると思うのだが・・・という。

 一方、VMware Workstation上で動かしているOSには目に見えてパフォーマンス劣化が。
 特に仮想I/O周辺は影響が大きく、画面描画やNetworkデータ入出力といった部分では、パフォーマンスが半分以下に。

 まあVMware Workstationの仮想I/Oがクソ重いというのは周知の事実で、ちょっと重いアプリを走らせればあっさりとパフォーマンスが劣化するのは常識ではあるのたが。
 ポイントはFull HD再生時にはCPUは「演算は殆どしていない」ということ。GPU側のアクセラレーション(790GXの場合UVD)が効いているので、世間一般ではこの状態を「システムに負荷はかかっていない」と表現することが多い。
 にも関わらず実際に仮想I/Oに強烈なダメージが来る、いうことは「動画再生のためにデータ転送と画面描画をそこそこ頑張っていて、メモリ帯域もそれなりに占有している」という状態は、「システムに少なくない負荷がかかっている」と表現することが正しいのでは、という気がする。

 #にしても、こうやってイロイロいじっていると、単純な機能単位で測るいわゆるベンチマークってのがホントに「参考程度」でしかない、というのを実感しますな。
  あと、そんなにメモリ帯域が大切なら素直に単品VGA刺せよ、と。

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メモリ帯域は偉大だ、という話。

 または、SidePort Memoryだけでは苦し過ぎるというお話。

 さて、AMDの7×0/8×0系のIGXではお馴染みのSidePort Memory。
 128MB程度がオンボードに乗っていて、コレがあると無いとではビミョーに性能が変わるという。最近では搭載しているのが当たり前。

 #・・・かと思ったら、785Gから880Gに世代交代してまた採用率が下がっているような?ビミョーな性能とコストを天秤にかけて、コストが優先されてるのかね。

 ところで、一部のマザボではSidePort Memoryを使うかどうか、或いはUMAを使うかどうか、ということをBIOSで設定が可能なんですな。

 さて、ここからが本題。

 128MBもあればWindows 7でAEROも使用可能。Full HDの2枚表示でも問題ない。
 そこで、モノは試し。790GXをSidePort Memory「だけ」で動かしたらどうなるか、ちょいと試してみた。
 といっても、ポイントはベンチマーク値ではなく。そんな分かり易く数字が下がるのはどうでも良くて、「体感で」分かる程の差が出るかどうか。

 ちなみにSidePort MemoryはDDR-667MHzとクロック数だけは高いが、帯域は僅か「16bit」。
 同世代のRadeon 3450(とその後継の4350)がDDR-500MHzとはいえ64bitの帯域があるのと比べると、1/3という。

 ◇

 実際にBIOSで切り替えて少し使ってみた。

 ビジネスアプリでは・・・ほぼ違いは分からない。
 といっても全く分からないというワケでもない。画像をやったら貼ったExcel画面のスクロールや、画像とFlash満載のサイトをFirefoxで開いている時なんかは、体感で明らかに違いが分かる。
 逆に、そういう画像べったりモノ以外では、ほぼ問題ない。

 #16bitという帯域はダテじゃない。
  とはいえ、AEROそのものって意外と軽いやん。Vistaってなんであんなに重いんだ?

 で、これで課題がクリアになるかと思ったら・・・世の中そんなに甘くなかった。
 劇的にダメになるモノがあったんですわ。もうボロボロという。

 それは何かというと、「動画再生」。

 SidePort+UMAでは余裕だったFull HD再生が、SidePort Memory Onlyでは全く無理。
 フレーム落ち、ガクガク、時間軸ズレ、挙げ句にはフレーム逆転。全く見られたモンじゃない。

 それではどこまで画面を縮小すれば再生が間に合うかと試してみると、倍率50%ならば何とかギリギリ正常に再生出来る様子。
 うーん、SidePort Memoryの帯域ではこれが限界か。

 ◇

 結論。
 SidePort Memory Onlyってのはナシだよね。

 ・・・それは良いのだが、一つ気になることが。
 今回の実験で、DDR2-667MHz/16bitの帯域でまともに動画再生が可能なのは960×540程度が限界、ということが判明したのだが。

 ここから逆にFull HDで必要な帯域を計算してみる。
 Full HDは縦横2倍=面積比4倍のため、メモリ帯域もこの4倍必要。

 ということは、Radeon HD 3450と4350は単体VGAにも関わらず、メモリ帯域が不足してFull HD再生はおぼつかない、ということでは。

 こう考えると、最新のRadeon 5000シリーズから5350という型番のローエンド品が無くなったのも当然かも。
 現在ローエンドの5450はDDR3-800MHz/64bitが一応リファレンスということになっているので、SidePort Memoryの約5倍の帯域。
 コレなら取り敢えずFull HD再生でも問題ない計算になる・・・あまり余裕も無さそうだが。

 ついでに、ローエンド5450にはDDR2-400MHz/64bitなんてモノも転がっているが、これでは明らかに帯域が不足ということに。
 Blu-rayをまともに見たければ、5450でもDDR3採用モデルを選びましょ、と。

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SATA雑音耐性ランキング、ってのはどうだろう。

 放っておいたら4月の更新がゼロになるとこだった、うん。

 さて、特別に高周波を扱っていなくとも、およそ電気信号を扱う人間ならば「(外来要素に依らず)信号の劣化を招く要素」といえば「導体長」「導体質」そして「導体接合部」というのはまあ常識。
 そして、高周波程このような要素について受ける影響は大きい。これもまた常識。

 さて、いい加減6Gbpsも広まり始めているSATA。「普通」の個人用デスクトップで使う分には「真っ当な品質のケーブルを使えばまあ大丈夫」なのだが、世間の魑魅魍魎を相手にしているとそうはと問屋が卸さない事態もそう珍しくしは無いワケで。

 というワケで、このところ「延長ケーブル」「延長コネクタ」を筆頭とする、どう考えても信号品質的によろしくないケーブルを駆使して作業をしていて気づいたのだが。

 ・・・WDのHDDって全般的にSATAノイズに弱くね?

 当然SATAの規格内には収まっているのは思うのだが、問題は信号品質ってなんだろね、という場面で使った場合。Seagate・HGSTと並べると、一番最初に信号周りでトラブルが起こるのは圧倒的にWDが多いのよね。
 特に、WD Greenシリーズはノイズに弱い模様。1mというSATAの規格内でも、延長ケーブルを挟んでしまうと3Gbpsではトラブる場面がいくつも。

 ・・・以前にも似たようなネタを書いた気がするが、その後色々試してみて、疑惑が個人的確信に変わったな、と。

#そいやSamsungのHDDはど~なんだろ。

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Corega CG-HDCU3000F ファースト・インプレッション。

 今回のネタはCorega印のUSB変換HDDケース。
 カタログスペックはなかなか機能的でデザインもシンプル、お買い得価格に見える一品なのだが。

 一言でまとめると「安物買いの銭失い」。

 これではあんまりなので3行にしてみる。

 ・全くスムーズ「ではない」HDD装着・交換
 ・吸気を全く考えていない穴なし構造
 ・妙な騒音はするが全く冷えない冷却ファン

 ・・・どう頑張っても評価しようがないよ、コレ。

 ◇

 いやね、低価格HDDケースに期待する方が間違ってるってのは事実だと思うんですよ。
 でもね・・・ここまで酷いとは思わなかった。

 まず、このケースのウリの筈のHDD交換。
 これ、どう頑張ってもスムースになんて出てきませんよ。
 ところが中の押し出し機構のバネ自体はそれなりに強力らしく、ゴリゴリやってるとかなり勢い良くHDDが飛び出してくる。
 これでとっかえひっかえ使えって・・・HDD壊せっていう意味か?

 次、恐怖の吸気ゼロ構造。
 フロントカバーを閉めてしまうと本当に密封構造。狂気の沙汰か、これは。
 ちなみにゴム足が簡単に外せる(そして戻せる)ので、前側のいくつかを外すとここが辛うじて吸気穴にはなる(吸気面積全く足りないけど)が、これはどう考えてもメーカー想定の使用法じゃないわなぁ。

 最後、騒音だけのファン。
 ファンは最高速ではブンブンという普通の安物軸受けの音の他に、ジリジリという明らかに引っかかりのあるような音がする。この症状、初期不良の類かと思ったら、ネットで探したらどうも「仕様」らしい。
 そして、ただでさえ小さいファンだというのに吸気が全く考慮されていないため、定位置の空気をかき回してるという以上の役割を全く果たしていない。
 更に温度検知可変速を謳っているが、これがまたいい加減で、HDDが蒸し焼きになっているのに殆ど回っていなかったり、かと思うと突然ジリジリ言い出したりして、全く役に立っていない。

 ◇

 とまあ、こういうワケで。
 心底どうでもいいHDD以外、このケースに入れるのはやめといた方がいいでっせ。
 とはいえ買ってしまったので、コレどうしてくれようか思案中。

 #ちょいと¥は高いが、RATOCのリムーバブルケースは安心して使っていられる辺り、やっぱ値段なりはあるってことなのね。
  これはRATOCの外付リムーバブルケース買ってくるしかない、のかねぇ。

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