Corega CG-HDCU3000F ファースト・インプレッション。

 今回のネタはCorega印のUSB変換HDDケース。
 カタログスペックはなかなか機能的でデザインもシンプル、お買い得価格に見える一品なのだが。

 一言でまとめると「安物買いの銭失い」。

 これではあんまりなので3行にしてみる。

 ・全くスムーズ「ではない」HDD装着・交換
 ・吸気を全く考えていない穴なし構造
 ・妙な騒音はするが全く冷えない冷却ファン

 ・・・どう頑張っても評価しようがないよ、コレ。

 ◇

 いやね、低価格HDDケースに期待する方が間違ってるってのは事実だと思うんですよ。
 でもね・・・ここまで酷いとは思わなかった。

 まず、このケースのウリの筈のHDD交換。
 これ、どう頑張ってもスムースになんて出てきませんよ。
 ところが中の押し出し機構のバネ自体はそれなりに強力らしく、ゴリゴリやってるとかなり勢い良くHDDが飛び出してくる。
 これでとっかえひっかえ使えって・・・HDD壊せっていう意味か?

 次、恐怖の吸気ゼロ構造。
 フロントカバーを閉めてしまうと本当に密封構造。狂気の沙汰か、これは。
 ちなみにゴム足が簡単に外せる(そして戻せる)ので、前側のいくつかを外すとここが辛うじて吸気穴にはなる(吸気面積全く足りないけど)が、これはどう考えてもメーカー想定の使用法じゃないわなぁ。

 最後、騒音だけのファン。
 ファンは最高速ではブンブンという普通の安物軸受けの音の他に、ジリジリという明らかに引っかかりのあるような音がする。この症状、初期不良の類かと思ったら、ネットで探したらどうも「仕様」らしい。
 そして、ただでさえ小さいファンだというのに吸気が全く考慮されていないため、定位置の空気をかき回してるという以上の役割を全く果たしていない。
 更に温度検知可変速を謳っているが、これがまたいい加減で、HDDが蒸し焼きになっているのに殆ど回っていなかったり、かと思うと突然ジリジリ言い出したりして、全く役に立っていない。

 ◇

 とまあ、こういうワケで。
 心底どうでもいいHDD以外、このケースに入れるのはやめといた方がいいでっせ。
 とはいえ買ってしまったので、コレどうしてくれようか思案中。

 #ちょいと¥は高いが、RATOCのリムーバブルケースは安心して使っていられる辺り、やっぱ値段なりはあるってことなのね。
  これはRATOCの外付リムーバブルケース買ってくるしかない、のかねぇ。

Share