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帰ってきた2Dベンチネタ。

3月 16th, 2009 by S.Kaz in Benchmark, Hardware, 雑談

 今回はPCIe バス幅編。

 手元の790FXはx32リンクをx8とx16にバラして使うことが出来ます。I/Oが欲しければx8を使えば良いという話。
 ところが、昨今の超高速SSDブームで、x8リンクをRAIDに使うというのは珍しくなくなってきましたよ。
 で、I/Oをよく見てたら・・・あれ?以前からネタにしてる3124を2スロット挿して、ローカルHDD用のRAIDを挿そうとしたら、VGAがx8になってしまいますよ。おや困った。

 ということで、ここからが本題。
 世間の大多数でx16駆動が大前提のVGAを、x8で動かした時、どれぐらい2D関係の速度が落ちるのか。
 これをベンチマークで確認する、と。

 ちなみに前回とはCPUがPhenom X4 9750、M/BがM3A79-T Deluxe(790FX)に変わってます。
 前回ベンチ時はCPUがAthlonX2 5200+、M/BがGA-M55S-S3(nForce550)だったので、CPUパワーが格段に上がっている一方、VGA自体はPCIe 1.0のままなので、ボトルネックになる部分のバス幅は「理論的には」変わらない筈。

 なお、ベンチマークソフトはこのblogでGF8500/8400ネタやった時からずっと変わらずのCrystalMark2004R3。

 まずはGDIから。

VGA GDI Text Square Circle BitBlt
GeForce 7600GT x16 12655 1268 4665 1930 4880
GeForce 7600GT x8 12497 1240 4605 1791 4803
GeForce 7600GT x16 DualDisplay 8377 1218 4137 1467 1567
GeForce 7600GT x8 DualDisplay 8310 1216 4087 1440 1519

 次、D2D。

VGA D2D 10 100 500 1000 5000 10000
GeForce 7600GT x16 3549 480 324 132 75 17 9
GeForce 7600GT x8 3536 473 321 132 75 17 9
GeForce 7600GT x16 DualDisplay 3519 470 318 130 75 17 9
GeForce 7600GT x8 DualDisplay 3514 467 318 130 75 17 9

 ふむふむ、成る程。
 全体的な傾向として、x8とx16で差が「無いワケではない」が「正直誤差程度」。選べる状況でわざわざx8を選ぶ必要は無いが、選べない状況をそう悲観する必要も無さそう。

 ちなみに3Dの方はどうかというと・・・Tom’s Hardwareにちょっと古いがレーン数別でベンチ取ったネタが出てます。
 これ見ると、3Dゲームで余程負荷かけまくったりしない限り、x8とx16の差は誤差程度。Tom’sでは更にx4でも計測して「x4あれば取り敢えず困らない」という結論。

 とはいえPCIe x4ってちょっと考えてみればAGP 8xとほぼ同等なんだから、当然といえば当然か。
 ・・・というか、逆に考えると。
 AGP 8xなんて「オーバースペック」と散々言われていたのに、今じゃその帯域は「必須」ということですか。

 まあ勿論、このベンチの頃からは時間が経っているで、最新のゲーム相手にすると多分x8とx16の差はもう少し出るとは思うが。

 取り敢えず、2Dメインならx8あれば困らない、ということで。

 ◇

 つまり、790FXでPCIe16を4本持ってたり、790GXでPCIe16を2本持ってたり・・・なんて人は、ベンチマークで限界値に挑戦でもしない限りは、物理スロットを有効に使えます、と。
 そうなると、俄然お薦めなのは広帯域I/Oですな。SSD+Hardware RAIDの組み合わせなんて超ゴキゲンですわな。
 
 ・・・ふむ、ではそのHardware RAIDは何がいいかね。
 Adaptecの2405は低価格でSASも使えて速いんだが、いかんせんシステムとの相性出たら全く使い物にならないし、ArecaのはAdaptecより相性が緩いらしいがSATAオンリーでちょぃと高いし・・・。

 ・・・790FXでAdaptec 2405の使用実績は・・・MSIのはあるのか。
 MSIだと790Xでの使用実績もありますな。
 これなら行けるのかな?790FX+ASR-2405。

 ・・・あでもここにRAID挿すと、手元のM/BだとLANがオンボードのMarvellになっちまうのか。遅いのよねぇコレ・・・。
 せめてもう一本x1があれば・・・う~む。

 ◇

 P.S. 

 以前のベンチと見比べて貰うと全体的に数字が上がっているが、特にBitbltの数値向上が激しい。これやっぱり、Phenomだからか?
 だとすると、以前騒がれた「790GXもっさり病はPhenomだと出ない」というネタと丁度符合するな・・・と。

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RocketRaidとPMP。

2月 18th, 2009 by S.Kaz in Benchmark, Hardware, 雑談

 さて、RocketRaidネタは続く。
 前回は単発HDDを接続しただけの環境だったので、次は3726(PMP)経由での挙動をチェック。
 ということで、まずはガサゴソと繋いで・・・と。

 HDD3台では実測230MB/S超を確認。ふむ、PMPチップの速度限界までさくっと出てます。
 ついでなので、PCIeリンクをx1認識に速度落として(2300相当にして)チェック。185MB/S、こんなもんか。

 ちなみにシステム負荷は普通のIDEよりちょい重い程度(IDE互換@SB750でHDTune3.0~3.2%、mv_sataで3.6~3.8%)。
 SiI3132がひたすら遅いとはいえ、SiI3124から引き継いだ「内部SCSI互換構造」のお陰でシステム負荷が1.5%程度に抑えられているのに比べるとだいぶ落ちるが、かといって特別高いというワケでもないので、こんなもんか、と。

 但し、HDDの認識は明らかに遅い。単発の時はSiI3132と大差ない認識速度だったが、PMPの認識は非常に遅く、「あれ?」という感覚が。
 ちなみにこの認識の遅さ、起動時のBIOSによる時も感じたが、Windows上からの認識は更に遅い。せっかちな人はイラッと来るかも。

 ともあれ、PMP使用時も危険なダイアログが(HDDの数分だけ)表示される以外は特に何も問題なく、普通に使えていますな。
 これでダイアログメッセージ抑止さえ出来れば、全く普通にガッチャンコ出来る拡張SATA I/Fとして使い物になるのに。あぁ勿体ない。

#ちなみにサポートには既に英文メール投げてみたが音沙汰無し。
 これは大人しくNORCOが790FXで使えるようになるのを待つしかないか。

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ベンチマーク値と、本当の性能と。

1月 18th, 2009 by S.Kaz in Benchmark, Hardware, 雑談

 さて、光サービスがまだ現在程普通でなかった数年前、とてもホット「だった」(←過去形)話題の一つが、「ブロードバンドルータ」選び。

 というのも、光回線でまともに使い物になる「ブロードバンドルータ」が市場に殆ど存在しなかったため。
 それでは市場に多数存在した「ブロードバンドルータ」はどんな代物だったかというと、「ベンチマークは高速、でも実通信でちょっと負荷かかるとすぐ落ちる」というモノ。
 まあ要するに、通信機器として本来一番重要な性能である「安定性」が「カタログに数字で表記できない」という理由で無視された結果、意味のない数字と低価格競争に陥ったということ。一言で言ってしまえば「通信機器としてのレベルに達していない」と。

 とはいえ、そんな時代から「鉄板」「間違いない」と言われ続けていた製品が、マイクロ総合研究所のNetGenesisシリーズ。高速スループットと鉄壁の安定性を誇り、各社の光サービスのテスト等にも使用され、正に日本の家庭向け光サービスの開拓者と言っていい存在。

 もちろん他にも安定性という意味ではヤマハのRTシリーズという選択肢もあり、こちらも業務用で鍛えられた別次元の安定性を誇っていたのだが、問題はコンシューマー向けではスループット向上が遅れていたこと。そのため本格的に光回線対応を謳ってきたRT57iまでは「ADSLには完璧なんだけど」と言われ続けていたんですな。
 ・・・とはいえ、実は速度という意味ではRT57iでもかなりイマイチで、光をフル活用するなら最新のRT58iが欲しいところだったりするのだけど。あと、RTは伝統的に比較的温度に弱い(熱暴走する)。

 ◇

 長過ぎた前フリは置いといて。当方、今まではNetGenesis SuperOPT50を光回線用ルータにしていたんですな。鉄板の安定性の前に、7年以上も本当に不満が何もなかったので。勿論購入当初は正直「高ぇなぁ」とは思っていたものの、これだけ長く使えていれば正直安い買い物でしたな。

 ところが、本日秋葉原をウロウロしていた時、某所にてNetGenesis SuperOPT90が捨て値で転がっているのを確認。状態も良かったのでうっかり確保してしまい、本日SuperOPT50と差し替えてみましたよ。

 が、ここで大問題。何しろ今までも不満が無かったので、単純に設定を入れて置き換えただけでは、全く何も違いが分からない。仕方ないので、回線ベンチマークをしてみた。

 前:SuperOPT50 → 45Mbps
 今:SuperOPT90 → 67Mbps

 お、違い出た。
 ちなみにOPT50とOPT90は基本的に構成は一緒(なのでファームも一緒)で、CPUであるSH4のクロックが167MHz→240MHzと約50%増になったというもの。見事にCPU性能通りのベンチ結果ですな。

 #ちなみにここの回線、業者がフレッツスクエアで確認した時は95Mbpsとか出ていたので、多分SuperOPT GFiveとか持ってくればそういう数字になると思われる。

 ◇

 とはいえ・・・確かにベンチが速くなったのは確認出来たが、実際問題として全く差が分からん。
 何というか、モノも悪くないし、金額的にも捨て値だったというのに、実に満足感の無い買い物でしたなぁ・・・と。

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Sil3132遅いよ伝説。

1月 4th, 2009 by S.Kaz in Benchmark, Hardware

 さて、PCI-ExpressでSATAを増設しようと思ったら。或いはeSATAを増設しようと思ったら。
 安くて入手し易い一品、Sil3132。
 PMPにも対応して、HDD多数接続にも対応。いい感じ。

 ・・・なのだが、ドライバが悪いのかハードの出来が悪いのか、よく「速度が出ない」という話を聞く。
 特にWindows環境ではドライバがタコなんでMacより速度が出ないとか何とか・・・。
 で、実際どれだけ出ないのか、ベンチしてみましたよ、と。

 その1。1ポートあたり。
 ポートの先にはSil3726があって、HDDが複数ぶら下がっている。
 なので、HD Tuneを複数起動して、複数HDDに同時アクセスをかけて合計値を見てみる。

 結果:110MB/S。遅ぇっ。

 その2、1枚あたり。
 このボードは2ポートあるので、両方にHDDぶら下げて先程と同じようにベンチマーク。
 結果:140MB/S。こっちも遅ぇっ。

 ここで念のため断っておくが、110MB/Sという数字はSil3726の速度限界ではない。
 少なくとも200MB/S程度は出せるというのが色々触ってみた感覚なのだが、細かいベンチを取ってるサイトを見つけたのでリンク。

 SiI3124とポートマルチプライヤによるRAIDの構成例
 >http://ettcweb0.aa0.netvolante.jp/tips/SiI3124RaidExample.html

 Readで230MB/S、Writeで216MB/Sという数字が。3726、意外と優秀だ。

 ということで、結論。
 Sil3132、やっぱり遅い。
 最近じゃピーク速度で110MB/Sなんて突破するHDDが珍しくないので、これじゃダメだよ、みたいな。
 あと、2ポート分散しても140MB/Sってのは正直、かなりイマイチ感が。

 速度がどうしても必要というなら、Sil3124にPCI-Bridgeかましたボード使うしかないのかしらん、やっぱり。
 そうなるとボードも高いし(¥25Kは切らない)、PCI-Express Bridgeは鬼門だし(特にAMD系にとっては(ぉ)、それ以前に入手困難(このテのものは大得意なOLIOSPECですら入荷未定)なんだよなぁ・・・と。

 かといってそれではHighPointのRocketRaidはというと、アレはRAID特化型カードなので、Sil3124のようなお手軽抜き差しが出来ないし。

 そのRocketRaidと同じMarvellチップ繋がりで探してみると、Adaptecの1430SAは安いがPMPに対応していないのが致命的。

 同じくMarvellチップの本来Mac向け、SONNETのTEMPO SATA E4PはWindowsでもPMP行けるし、カタログ読む限りではHotSwapも行ける気がするのだが、いかんせんお値段がとっても豪勢で、とてもじゃないがそう簡単に人柱とは・・・。

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e1000eが来た。 ~ベンチマーク編~

12月 28th, 2008 by S.Kaz in Benchmark, Hardware

 さて、前回さりげなくPRO/1000と書いてしまったが、その通り。ついにPRO/1000が来ましたよ。
 というか、当初の予定ではお流れ(笑)の筈だったのだが、VLAN周りのトラブル発生で急遽導入されたというか。

 しかも「どうせなら新しい方がいいや」という超テキトーな理論により、単品カードとしては出たばかりのe1000eの方を入手(オンボードでは少し前から出てるよね)。
 あ、勿論デスクトップ版ですが何か(汗。

 ということで、早速ベンチ。見せて貰おうか、Intelの実力とやらを。

From To SEP OFF SEP ON
Yukon e1000e 840 Mbps 200 Mbps
r8168 e1000e 750 Mbps 200 Mbps
e1000e Yukon 830 Mbps 210 Mbps
e1000e r8168 800 Mbps 210 Mbps
e1000e e1000e 690 Mbps 210 Mbps

 そいや前回書き忘れたが、パラメータは以下の通り。
 netperf -H -l 30 — -s 65536 -S 65536

 ・・・えっと。
 e1000e対向が妙に遅いんですが。何だコレ。

 それならば、取り敢えずRWIN拡大効果を見てみましょ。
 netperf -H -l 30

From To SEP OFF
e1000e e1000e 850 Mbps

 ・・・にしたって遅過ぎやしないか。これだけ世間で信仰を集めているIntelが。
 あ、念のため、設定は結構詰めてますよ。というか、デフォだとe1000e対向で500Mbpsしか出ないので。

 それでは次、CIFSの転送速度実験。

From To SEP OFF SEP ON
Yukon e1000e 250 Mbps 210 Mbps
r8168 e1000e 280 Mbps 240 Mbps
e1000e Yukon 260 Mbps 240 Mbps
e1000e r8168 260 Mbps 220 Mbps
e1000e e1000e 310 Mbps 240 Mbps

 ・・・こんなもの、なのか?

 ということで、取り敢えず数字を取るのに疲れたので続きは次回。

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