2008R2 OS RAIDの落とし穴。

 これって結構大きな不具合だと思うんだがなぁ・・・。

 Hyper-Vを有効にしているWindows 2008 R2 サーバにて
 HDDを追加しBCD(起動構成情報)およびシステムパーティションを後からRAID-1化した場合
  ↓
 追加HDD側のBCDから「hypervisorlaunchtype」パラメータが消える「ことがある」

 当然、この状態のまま追加されたBCD側から起動するとHypervisorが起動せず、従ってHyper-Vも動作せずに大騒ぎとなる。

 ♯具体的には深夜にケータイで叩き起こされるぐらいには。

 解決策はbcdeditでパラメータを追記してあければOK。コマンド1行で解決しまっせ。

 bcdedit /set {current} hypervisorlaunchtype auto

 にしても、bcdedit周りというか起動管理周りというか、その辺りは細かい不具合が未だ多数残ってますな。
 余計なパラメータ突っ込まれたりとか、何故か表示言語が英語に戻ってしまい文字化け起こすとか、さ。

 ・・・というか、MS純正ブートマネージャ自体が未だ不具合てんこ盛りなんじゃないかね、と思う今日この頃。

 ◇

 にしても、久々に触ったが、OSに統合されたSoftware Mirror(RAID)ってのはやっぱ扱いがラクね。
 システムパーティションもGUIから簡単にミラーも解除も出来るし、Hardware RAIDでたまに出るRAIDカード故障の心配もする必要ないし。
 これでVerify (Surface Test)が出来れば巷に溢れるSoftware RAIDなんぞ要らなくなるのに、それを実装する気は無いんだろうなぁ>下逸。

 ♯その気があればとっくにやってるわな、ServerでのSoftware Mirrorなんて随分と昔から実装されてるし。

 ちなみに、時々Hardware RAIDは万能だと勘違いしている人が居るが、ンなことない。
 そういうヤツにこそ味あわせたい、これぞHardware RAIDの悲惨コンボ。

 RAIDカード故障→代替品が無しor手配に時間がかかる→データ救出不可→そのデータが緊急に必要

 さあどうするよ?

 ♯Hardware RAID上で重要データを取り扱っている場合、新品予備、若しくは緊急時に借用出来るRAID Hardwareを現用品とは別に必ず用意しておくべし。いやマジで。

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