Google Sites Liberation を試してみる。

 さて、googleネタが続きますが。
 本日のターゲットは、Google SitesのImport/Export Tool。

 >http://code.google.com/p/google-sites-liberation/

 これ何かというと、Google Sitesのバックアップ(Export)とリストア(Import)が出来るというシロモノ。
 Google SitesのAPIを使うサンプルプログラムという位置づけでもあり。
 jarなので、Java Runtimeが導入されている環境で試してみてね、と。
 現状、1.01になっております。

 まず、ダウンロード(Export)は、小規模サイトであれば特別問題は無いですな。
 1,0の頃に問題があったらしい、日本語文字コードの問題も解消されている模様。
 そもそもgoogle sitesで使っているcssが無いとレイアウトがガタガタになるという問題はあるものの、一応全てのサイト内容、添付ファイル等はダウンロード可能。

 但し、ある程度の大きさのあるサイトではまともにDL出来ないという話が英語圏ではあちこちに出てきているので、現状ではホントに全部DL出来ているかの確認が必須の模様。

 一方で、アップロード(Import)は・・・ダメですな。どう頑張っても全くImport出来ない。

 こちらでは、ディレクトリ構造は再現されるが、ファイルは一つもアップロードされないという状態。

 ・・・ん~、まだまだですか。
 取り敢えず、全くアップロードが出来ないというのはさすがにどうかと。

#全く関係無いが・・・
 ブラウザのキャッシュやCookieが壊れたり不整合起こしたりすると、Google Sitesって結構意外な、というか割ととんでもない挙動することがあるのね。
 何か挙動がヘンだな~と思ったら、取り敢えずCookieとCacheを全消去は基本、ということで。

Share

MSのVMMの仮想マシン変換って…

 時々妙なエラーというか変換失敗というか、そんな状態になりません?

 元々結構アレな状態のOSをP2VしてVMDK(VMware Server)にした時点で結構色々とキている環境ばかりなのだが、それでも一応動いてはいるシロモノだったのだが。

 とある事情でVMware ServerからMS Hyper-Vに一斉に乗り換えることになり、MSのVirtual Machine ManagerでゴリゴリとV2V変換していのだが、時々

 「どう頑張っても起動も修復も出来ないADサーバ」

 が出来上がってしまう模様。
 具体的な症状としては「普通に起動すると起動中にエラーが出て強制リブートの無限ループに陥り」「AD修復モードで起動するとログインパスワードが(AD修復用に設定したモノですら)どう頑張っても通らずログイン不能のまま手の出しようが無くなる」という結構悲惨なもの。

 まあ元々の環境が地雷を抱えていて、変換したついでにソレが炸裂した可能性も高いのだが、それなりの数(3桁には届かなかったけど)を変換したら割と確率高く出てしまったので(割合にすると1割程度?)、もしかしたら変換プロセス自体に潜在的な危険要素が混じっているのでは、と。
 
 ちなみに当方の手元で試した限りでは、ADサーバ以外では起動しなくなる失敗はゼロだったので、対策としては

 1・元イメージをVMwareで起動してADクライアントに一旦降格
 2・そのイメージをHyper-Vへ変換
 3・Hyper-V上で起動して再度ADサーバへ昇格

 という作業をしました、えぇ。

 あと、変換自体には問題は無さそうだが、Hyper-V統合サービスが上手くインストール出来ていない、という事例もいくつか。
 こういうモノは、統合サービスインストーラが何故か途中でコケているものばかりだったのだが、取り敢えず手元の環境では

 ・WindowsUpdateを当て直して推奨モノを含めて最新にする
 ・統合サービスインストールディスクの中のsetup.exeでなく各環境用のバイナリを直接叩く

 のどちらかで全て乗り切れた模様。

 ついでに、MSのV2Vはvmxに「昔の設定の跡」、つまり「書いてあっても無くても意味のないモノ」が存在すると変換に失敗(エラーになる)ことが多い模様。
 VMwareでは全く問題が起こらないので首を傾げてしまったが、エディタで項目を一つ一つ確認しながら削っていったら変換出来るようになったので。

 #一時的に普段使いでないvmdkをマウントして使ったりした場合、vmxにはその痕跡がきちっと残っているので、これはまず最優先で削除すべし、ということは分かった。

 にしてもこうして多数の仮想マシンを振り回していると、やはり64bit OSと大量メモリは正義ですなぁ、と。
 そしてGbEが遅くて。そろそろ10GbE、値崩れ起こしても…まだ無理かなぁ。

 そいえばLGA1156 XEONが出るらしいが、ソレって当然メモリはReg.ECCだよね?
 OpteronのDDR3化は当分先っぽいし、6ソケット装備(3ソケット@ch)のM/Bの見本も出ているし、価格設定次第では大量メモリ搭載システムの台風の目になるかも。
 既に出ているLGA1156周りのベンチ見ていると、LGA1366よりは多少落ちるようだが(というか多少しか落ちないのか)、現行Opteronよりは明らかにパフォーマンス良さそうだしね(泣。

Share

Win7 RDP接続に問題あり?

 ・・・かも知れない。
 取り敢えず、こちらで発生した状況のメモ。

1.
 日本語ロケール+日本語キーボードのWin7 のリモートデスクトップを有効にする
2.
 日本語ロケール+英語キーボードの別端末からRDP接続し、操作する
3..
 再度Win7でローカルログイン(=RDPは強制切断される)すると、キーボード配列が英語になっている

 ・・・こんな感じで。
 Win7のRDPは仮想化絡みで従来とガラっと構造が変わっているので、まあやっちゃったのね、という気はするが。

#ちなみにXPでは同じことやっても全く問題なし。
 あと、Win7でも先に別端末側で切断していれば問題ないっぽい?

 で、復旧方法について。
 取り敢えず、再起動すれば元に戻る。

 再起動しない方法については、近日中にでも調べてみるつもり。
 言語辺りの設定を触るか、ドライバを強制的にリロードするか、要するにOSの中のキーマップを入れ替えるイベントを起こせばいいと思うのだが・・・。

 え、普通の人はそんな妙なRDP接続なんてしない、と?
 少なくともここには居ますよ。ぐすん。
 それに、不具合は不具合です、っと・・・。

#個人では如何ともし難い事由により、特定状況下では英語キーボード環境を使わざるを得ないのですよ、当方は。

Share

Win7移行のポイントを考えてみる。

 Win7にメイン環境を移行して一週間。
 未だ移行していないXP機もありますが、Vistaの時のような派手な拒絶反応も出ず、普通にメイン機として使えています。

 何でこんなにVistaの時と体感が違うんだろう、ということを、つらつらと考えてみましたよ。

 1. Vistaで多発した「意味不明のもっさり&一呼吸」が殆ど無い。

 これ、かなり大きいと思う。
 まあ下逸クンに言わせるとこれが一番の改善点らしいのだが、体感できるレベルで違いがあるということは、要するにそれだけVistaがボロボロということやね。

 #ちなみに、もっさりは兎も角、一呼吸についてはVistaもSP3当てると劇的に改善するらしいのだが、それって7の開発成果のBackPort?

 2. Aeroがかなり改善された。

 元々Aeroについては個人的には肯定的だったのだが、その理由は「ある程度高性能なGPUに仕事させるとAero OFFよりシステム軽い上に描画が早い」という、純粋なパフォーマンス観点だったのが、Vistaの頃。

 Win7のAeroは「ウィンドウを多数開きまくる」当方のような使い方をするには非常に便利に改善されたのであり。特にプレビューに関しては、早くもコレが自分的に必須になりりつつありますな。

 #でもデフォの色使いとか、初期テーマ類は正直どれも間抜けっぽいので勘弁。
  あと、実は当方はLunaも大嫌いです、はい。

 3. ハードウェアのパフォーマンスが違う。

 これもポイント高いと思う。
 Vistaデビュー当時と現在の「バリュークラス」なパーツやPCのスペックを見比べると、雲泥の差。

 ♯まあNetbookなんて大番狂わせが出てしまったが、それは横に置いといて。

 ◇◇◇

 ・・・で、以上をベースに、XP→Win7への移行をお勧めするのはどんな場合か、ということを考えてみたのだ、が。

 ・Windows 7がまともに動くハードウェアを持っていること

 結局コレしか思いつかなかったり。

 そして肝心なのは「まともに動く」というレベルがどのセンか、ということだと思うが。

 製品版公開直後から色んな環境に放り込んで試した感じ、個人的には、以下のラインではないかと。

 CPU→64bit対応でDual Core以上
 SYS→4GB以上メモリが積めるもの
 MEM→4GB以上
 GPU→DX10世代の単品相当の3D描画力、VRAM 256MB以上

 まず、CPU。
 AMDならAthlon X2以降(除Sempron)、Intelなら64bit対応 DualCore以降。
 Intelの場合、この条件である程度「足切り」が出来るので。

 次、SYS(システムボード=マザーボード)。
 4GB以上メモリの積めない前時代的なモノではさすがに色々と苦しいと思われる。
 つか、今時だと逆に4GBすら積めないモノはかなり珍しいような。
 (Mini-ITX等の小型FFやノートを除く)。

 その次、メモリ。
 このメモリ激安時代、4GBに足りなきゃ取り敢えず増設、でもいいと思う。

 最後、GPU。
 単品「相当」というのがポイントで、統合GPUでもローエンドカードに肉薄する性能を叩き出す780G/785G/790GXでは普通に大丈夫。
 逆に言うと、単品VGAカードとは相当差をつけられている690Gや、Intelの統合VGA全般では正直「快適」には辛いのでは。

 一方、単品VGAカードではいわゆる「DX10世代」ならまあどれでも行けるが、問題はそれ以前のもの。
 丁度DX10世代辺りからローエンドの性能が底上げされてきたことも考え合わせると、DX9世代ではミッドレンジぐらいの性能が無いとやや厳しいと思われる。

 こんな感じですかね。

 個人的には「まとも」というのはかなりサクサク動くことだと思っているので、世間で言うより要求レベルが高いとは思いますが。
 でも、これぐらいのスペックなら、Win7にしても「XPより(体感で)遅い」と言われることも無いんじゃないかな、と。

 あと、どうせOS入れ替えるなら64bit版をお勧めします、はい。

Share

Windows 7 x64 常用開始。

 ということで、未だServicePack2どころか一般発売前だというのに、常用環境をWindows 7 x64 Ultimateに切り替えてしまいました。
 とりあえず今日までに未だ一つも64bitアプリをインストールした覚えは無いけれども(除:開発関連)、システムが32bitの壁を意識しないで済むというのは精神衛生上非常に宜しいですな。

 ちなみに、常用アプリで「動かない」というのは結局見あたらず。まあ常用機なので特別ヘンなアプリも入れてないのだけど。
 というか、多分一番問題になるのは開発環境とゲームなのだろうが、前者は大分昔にVS2008にしてるし、後者はそもそも入って無いし。

 #但し明示的に権限やらを設定してあげないといけないモノは多かったけど。

 あと、巷ではやたら完成度が高いことになっているが、んじゃ全くヘンな挙動が無いのかというと決してそんなことはなく。
 特に、Vistaになってから挙動の不安定&不思議さが収まらないネットワーク周りのヘンテコ挙動は今回も健在。アヤシイ時はシステム再起動が効きます、希にこれが最後のトドメになって崩壊するけど。

 #殆ど同じコア使っている2008 R2ではここまでヘンじゃないんだが。
  ネットワークのゾーニング機能周り(「ホーム」「パブリック」ってアレ)がボロボロなんだろうな、きっと。2008R2に無くてWin7にだけあるモノといったらこれぐらいしか思いつかないし。

 まぁそういうワケなので、普通の人は右見て左見て、ServicePackの様子見て。本人がその気になったら、ということで良いのでは。当方の場合、64bitの誘惑に耐えられなかったということで。

 但し乗り換える気になってしまった場合、どうせならx64版を激しくお勧め。
 既に時代は64bit。メモリは4G超積んでもシステム全体から見たら大した金額にならないし、64bit OS上でも32bitアプリは普通に動くし、どうしても駄目ならVMware playerもVirtual PCもありますがな。
 そして何より、広大なメモリ空間がもたらす次世代computing環境をご堪能あれ。

 ◇

 おまけ、常用機のWindows Experience Indexの画像貼っておきますね。環境は以下の通り。

 CPU:Athlon II X4 605e (Propus 45W 2.3GHz)
 MEM:DDR3-1066 ECC 2GB(2Bank) x4 Total 8GB Unganged Mode
 VGA:AMD 785G/Radeon IGP 4200 500MHz(Default) UMA 512MB+SidePort 128MB/DDR3-1333
 HDD:WD15EADS AHCI(SB710)

 当方は信仰とハコの都合上、785GでATXにECCメモリというややアレな組み合わせだが。
 折角省電力でパワフルなCPUとIGPの組み合わせなのだから、よっぽどイロイロ載せる予定でも無ければ、MicroATXでコンパクトに組むのがイイ感じだと思う、うん。

785G AthlonIIX4-605e Windows7 x64

Share