AMD Trinity APUで一台マシンをセットアップしてみた。(Trinity Review Series No.1)

 さて、Desktop版 Trinityがいよいよ発売になりました。
 ということで、先日のイベントでの「豪華なお土産」で、当方も一台組んでみました。
 以下、構成。

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 CPU → A10-5800K。

 豪華なお土産その一。
 PlileDriver 2モジュール4コア、3.8GHz/TC4.2GHz、384sp@800MHz、100W。
 今回はK型なので、クロックいぢりを併せて「石の素性」を探ってみようかと。

 マザーボード → Gigabyte製GA-F2A85X-UP4。

 豪華なお土産その二。
 A85X搭載でSATA8ポートとCROSSFIREサポート、ついでに真っ黒な配色が特徴。
 更に型番が示す通り「OC出来ます仕様」なので、仕様通りに使ってやろうかと。
 実際UEFI画面に入ると、これでもかという程電圧やタイミングの設定がいじり放題に。
 まぁ細かいコトはまた後で。

 Memory → Patriot製Viper3 DDR3-2133 4GB×2 11-11-11-27

 DDR3-2133どころかDDR3-1866も未だNativeのダイは存在しないが、DDR3-1600の大量増産でOCメモリながら1.5V品もそこそこの値段で買える時代に。
 ここは真っ黒でヒートシンクも控えめなPatriot製の新製品をセレクト。同社は「AMD Memory」のOEM元でもある。
 ちなみに、DDR3-2133の設定はUEFIからOCプロファイルを読み込み指定するだけで一発完了、即安定動作でしたとさ。

 #にしてもDDR3-2133ともなれば手作業で詰めようとすると結構面倒だってのに、それが1発指定で即安定とは。

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 新規の品はここまで。
 これ以降は、手元にあったもののかき集め。

 CPU Cooler → ANDY SAMURAI MASTER。
 HDD → 日立 DeskStar7K2000 2TB。
 ケース → Shakoon T9 Window。
 電源 → Antec EA-430。
 光学ドライブ → ASUS DRW-1814BLT

 何だか時代モノも混ざっているが、気のせいということで。いや、SAMURAI MASTERは良いクーラーですよ。ファンはとっくの昔にダメになって交換されてますけどね。

 以上、光りまくりの1台が出来上がりました。
 あいやね、12cmファンが都合4つ(フロント×2、リア、CPU冷却)、全部光り物なんですよ。
 何しろ普段使いのPCは実用性と安定性を最優先で定番パーツしか選んでいないので、「折角だからこの際光らせてみるか」みたいな「遊び心」が組み立て中妙に楽しかったりしてね。

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 ということで、ここからは個々のパーツについてのちょっとした話。

 ・マザーボード雑感。

 最後に触ったのはGA-M55S-S3(nForce 550)辺りだった気がするので、ずいぶん久しぶりのGigabyteマザー。
 にしてもこれはスッキリしてますよ。元々FM系ソケットは必要部品が少ない上に、最近のマザーでは存在感主張し過ぎのVRMも100Wまでと控えめだし、しかもマザー全体が黒で締まって見えるから更にスッキリとした印象に。

 #フツーのGigabyteの青と白のコテコテ感も嫌いじゃないけど。

 ちなみに、Gigabyteというと伝統的にCPUソケット周りが窮屈で、大型ヒートシンクで静音化を狙おうとすると干渉に悩まされるというお約束があったが、このマザーでは部品自体が少ないこともあり、SAMURAI MASTERが何の干渉もなく取り付け可能。
 コレが付けられるなら、世間に出回ってる大抵のモノは付けられるのでは。

 #あ~あとこのマザー、Unbuffered-ECCメモリでもエラー吐きません。
  一時期Unbuffered-ECCメモリを蹴飛ばすマザーが流行ってたよね。

 ・メモリ選択について。

 Trinityは定格でDDR3-1866。ここは定格にしておくか、それとも・・・と3秒ぐらい悩んで、値段が大差なかったのでDDR3-2133を選択。

 ちなみにTrinityのメモリレシオはDDR3-1866の上にDDR3-2166とDDR3-2400。
 Llanoでは定格DDR3-1600、OC設定が1段のDDR3-1866、という構成だったが、TrinityではOC設定が2段あるのはやはり「当初はDDR3-2133を正式サポートする予定だった」名残かしらん。

 あと、OCメモリと言えば定番のCorsair、お手軽版のVENGENCEですが。
 選ばなかった理由はヒートシンクの背が高過ぎること。はっきり言って邪魔です、はい。
 最近では背の低いVENGENCE LPってのもあるが、これがまだ流通が少なくて、本家サイトで発売中になっていても国内では影も形も・・・なんてモデルが結構。これじゃ選べない。
 いやね、青色のヤツなら店にあったんですけどね(しかもViper3より安かった)、マザーが真っ黒なんで青はちょっと・・・と。赤だったら買ってたかも(AMD機だし)。

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 とまぁ、こんな風につらつらと書いてしまいましたが。
 次からはOSをセットアップして、使用感書いてみたりベンチマーク取ってみたりしていきますよ。

 ちなにワットチェッカーも準備済です。
 え、その電源で測るのか、正気かお前、とか言わないで(泣。

 #一応80PLUSですよ、無印だけど・・・。

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