さて、Trinity APU搭載PCネタ、第2回。
前回組み上がった「遊び心満載PC」でいよいよTrinity APUに迫ってみようかとか。
でもその前に、OSを入れないと。
今回は検証ということで、Windows 8 ProとWindows 7 SP1 Ultimateを用意しました、はい。当然ですがどちらもx64。DVDからのインストールですよ。
その1◆Windows 8 Pro x64で。
先日UIをボロクソに言ったばかりの気がするが、OSコアとしてはWindows 7より良くなっているとも書いた覚えが。
折角の新しいマシンなので、新しいOSから始めましょ。
すると・・・驚きの結果が。
なんてこったい、ドライバが全部入ってしまったでないの。
USB3.0とかGbEとかHD Audio周りとかチップセットとか、何か一つ二つぐらい引っかけるかと思ったら、キレイさっぱり残しません。
最新ハードウェアにインストールしてinboxで用が足りる、取り敢えず外部ドライバが不要って・・・ちょっとした衝撃。
ちゃんとCPUもGPUも正しい型番で認識されてます。
タスクマネージャの表示を見るとCPU「2コア4スレッド」・・・うぅ、ほらね。
とはいえVGAやUSB3.0等のアップデートが頻繁なドライバについてはアップデートはした方が良い模様。例えば、Inboxドライバと最新Catalystでは3D系のパフォーマンスが1割以上違うとか、他にもちらほらと。
但しそれでも、基本的にフル機能のドライバがセットアップされるというのは素晴らしい、いや本当に。
#分って貰える人は必ず居る筈、OSインストール直後にLANが使えてWindows Updateを当てられることの幸せ。
とまあそんなこんなで、DVI+HDMIの2枚Full HDを使うWindows 8マシンはあっさりと出来上がりましたとさ。
・・・もしかしてこのマザー、Windows 8に最適化済?
その2◆Windows 7 SP1 Ultimate x64で。
さて、正直言うとTrinityにはWin8よりWin7の方が圧倒的にインストールされる率が高いと思っているのだが、それは兎も角。HDDを別のものに付け替えてこちらも試してみる。
すると、こちらは期待通りの結果に。
インストール直後の状態ではチップセットドライバも無ければRadeon用ドライバも無い。ついでに蟹LANのドライバも無い。お約束のオールスター揃い踏み。
他にも色々と「取り敢えず動くだけ」ドライバが入っているので、山ほど後入れする必要がある。Win8と違ってこの状態では「使い物にならない」ので、USBメモリを使ってガシガシと入れていきますよ。
とはいえ、ドライバが入りきってしまえば見慣れたデスクトップがお出迎え。
こちらも快適な1台が仕上がりました、はい。
その3◆Win 7とWin 8、軽く比べてみた。
ある意味デュアルブートというかセレクタブルブートというか、そんなマシンになりました。
何でこんなことをしたのかというと、実はこの後「Windows 8とWindows 7でパフォーマンスの違いはあるのか」ということをベンチ等で確かめるためだったんですな。
で、この後早速色々やってみたのだが・・・
結論、パフォーマンスに目立つ差は無い。
傾向的にはWindows 7の方が若干良い値が出ることが多いのだが、数字のブレの範囲だし、恐らく原因はドライバの成熟度でないかと思われるので、そのうちこの現象も解消するかと。
で、こういう結論が出ると、以下のようなOS違いの環境でもベンチ比較が有意ということに。
・常用機、Deneb 2.6GHz+Radeon 6450 DDR3-512MB (Win7)
・検証機、Trinity 3.8/TC4.2GHz (Win8)
というワケで次回以降の記事では、当方が現在もこのblog記事を書いている現行機と比較しつつ、色々と検証してみることにしますよ。