今日のSeagate@090121。

最重要事項

  1. 兎に角データをバックアップ。
    OSなんぞ何度でも入れなおせばいいが、データは一度失くしたら永遠に取り戻せない。
  2. ファームアップデートはしてはいけない。
    公式が引っ込めたということは余りにも危険と認めたということ。
  3. 現在動作中のHDDが「当選」してしまった場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
    デフラグとかそういうのも無し。(再掲)

昨日からのアップデート

  • 米国本社でも事態を把握しきれていないことが明白に。
  • 国内法人が黙りっぱなしなのは、本社指示待ちとのこと。
    当然国内法人も事態を把握しきれていない。
  • 代替HDD需要で一時的にWDやHGST製品が品薄になりつつある。
    どうしても必要な人は急いだ方が良さそう。

見落とされているっぽいこと

  • HDDにはきちんとした電気を喰わせてあげましょう。
    これは基本、どのメーカーの製品でも一緒。
    起動時にスピンアップが失敗したり、連続稼動で不安定になったりするなら、
    電源の品質や容量の問題も疑ってみるべき。
  • 最近流行ったHP製激安サーバのHP印HDDはSeagateのOEM。
    というか、HPに限らずSeagate OEMは各社にある。
    状況からして、こちらも影響あるとしか思えないのだが。

戯言

  • 事態は製品の質「以前」の問題になりつつある気がする。
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Seagate 騒動まとめ (続・続・Seagateがやってくれた。)

分かっていたこと

  1. 最近のSeagateのファームは、色々と酷い。
  2. 1.5Tで顕著に表れて問題になったのがキャッシュ制御周辺の問題。
    Seagateに文句を言うとファームアップデータのURLを送って来るが、アップデート後もトラブル報告絶えず。
  3. エラー検知やセクタ代替処理にも問題があると言われている。
    発動すると物理的にプラッタに問題ないにも関わらずエラー発生および使用不能になる模様。
    これは分かり易く不良なので、保証期間に応じて店頭交換若しくはRMA。

新しく分かったこと

  1. 最近のSeagate製3.5インチSATA HDDはほぼ全滅と思っていい。
  2. そもそもは内部部品のエラッタ(不良)だが、ファームで回避するの忘れていたため実害発生。
    まあ確かにファームのバグとも言える。
  3. シリアル番号が問題ロットの特定に有用だが、Seagateは問題シリアルのリスト公開を拒否。
    代わりに問題ロットが含まれるファームVerを名指しし、全てアップデート推奨という処置に出た。
  4. ファームVerによる指定はシリアルより分かり易いが、一方で一部の問題無い個体をもファームアップデートの危険に晒すことでもある。

やるべきこと

  1. 現在動作中のHDDが「当選」してしまった場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
    デフラグとかそういうのも無し。
  2. まずは、内部データの保護を最優先に、「安全な」USBメモリやDVD-R、NAS等に可及的速やかにデータを退避する。
    回線と容量によってはSkyDrive等のオンラインサービスもアリか。
  3. 後はHDDを好きにする。
    ファームアップデートする気があるなら、次へ進む。
  4. 内部データが吹っ飛んでも泣かなくて済む状態になったのを確認して、PCからアップデートしたいHDD以外を全て取り外す。
  5. アップデータのISOをダウンロードしてCD-Rに焼き込み、そのCD-Rを使って起動してアップデートを行う。

気を付けること

  • HDDというモノの不良は最悪カネの力で解決出来るが、データはいくらカネを積んでも取り戻せないこともある。サルベージ会社に依頼したって100%成功するワケじゃない。
    プライスレスなデータを持っているなら、今すぐ他メーカのHDDを買いに走るべし。
  • RAID等の場合は一度バラして、素のIDE互換モードSATA環境でアップデートを行う必要がある。
    AHCI環境やRAID BIOS上では基本的に失敗する。
  • 今朝時点ではアップデータが対応しているのは極一部の製品だけ。大多数は「只今検証中」。
  • 対応している筈の一部の製品でファームアップデート後死亡報告あり。
    それとは別に、アップデート自体は成功しても新ファームでのトラブル報告もある。
  • 少なくとも国内法人・代理店から正式なアナウンスがあるまではアップデート実施は控えたほうが良さそう。

やられるべきこと

  • つーか国内法人何してる。だんまりかよ。

たわごと

  • ニアラインを名乗るBarracuda ES.2ですら蟲ファーム連発は酷過ぎないか。
    自分が実際に経験しただけでも、SN03、SN04は問題外、SN05も不具合残存。
    聞いた話ではそれ以降も・・・とか。
  • 今回の一斉アップデート、実はついでに古ファームのバグも無かったことにしてしまえ・・・ということ、かも、知れない。根拠無いけど。
  • というか、個人PC用はファームアップデートで済むにしても、ニアライン稼働中やHDRの中身はどうするんや。
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続・Seagateがやってくれた。

1/25追記:
この記事の表は古く、正確で無いことが判明しています。
この表の時点ではセーフだったものが、最新のチェックではアウトになっている例が多数存在します。
最新の情報はSeagateの判定ページにて確認して下さい。

 某掲示板にいい感じにシリアルが出ていたので、さっき自分で当たった分と絡めてまとめてみた。

 以下、○はセーフ、×はアウト、△は混在。・・・って混在って何だ?
 Seagateのロット単位、もしかして下3桁分より小さい?

 あと、ASとNSはP/Nレベルでは混在なのでざくっとまとめて。NSは備考欄に記入。

 もちろん、この情報は無保証。
 ぶっちゃけこれだけあると当方がミスタイプしている可能性が高い。
 ということで、あくまでここの管理人が自分用にまとめた情報なので、参考程度にどうぞ。

#つまり、ここの管理人もこの一件で大ダメージを受ける立場に居るってことです、えぇ。

 しっかし、この量ハンパじゃない。個人用リテールならファーム上げてちょ、で済むかも知れないが、組込出荷品とかNS型番とかはどうするんだ、コレ・・・。

※表が妙に縦長になってきたので「続き」に押し込み。

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Seagateがやってくれた。

 ファームに致命的バグとな。

 ということで慌てて自分の手元のHDDをチェック。・・・セーフ。
 自分が某所に導入したHDDリストを全チェック。・・・セーフ・・・アウト!(泣

 バルクチェックツールとか公開してくれてないモンだから、いちいち全部リストアップして、一つずつチェックしましたよ、えぇ。

 その結果、どうもこれ、特定ロットの問題っぽいことが判明。
 チェックツールに一つずつぽちぽちと入れいった結果と、購入履歴を突き合わせてみたら、要するに「あるタイミングで買ったHDD」が全滅してる。

 ・・・ってこれ、部品の欠陥やない。
 要するに、欠陥部品の欠陥部分を回避するロジックが動いていないから、致命的なファームのバグということですか。
 まあ、そういう風に言えなくもないか・・・。

 まぁ兎に角明日になれば国内でアナウンスもあるだろうから、チェックしましょう、と。

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ベンチマーク値と、本当の性能と。

 さて、光サービスがまだ現在程普通でなかった数年前、とてもホット「だった」(←過去形)話題の一つが、「ブロードバンドルータ」選び。

 というのも、光回線でまともに使い物になる「ブロードバンドルータ」が市場に殆ど存在しなかったため。
 それでは市場に多数存在した「ブロードバンドルータ」はどんな代物だったかというと、「ベンチマークは高速、でも実通信でちょっと負荷かかるとすぐ落ちる」というモノ。
 まあ要するに、通信機器として本来一番重要な性能である「安定性」が「カタログに数字で表記できない」という理由で無視された結果、意味のない数字と低価格競争に陥ったということ。一言で言ってしまえば「通信機器としてのレベルに達していない」と。

 とはいえ、そんな時代から「鉄板」「間違いない」と言われ続けていた製品が、マイクロ総合研究所のNetGenesisシリーズ。高速スループットと鉄壁の安定性を誇り、各社の光サービスのテスト等にも使用され、正に日本の家庭向け光サービスの開拓者と言っていい存在。

 もちろん他にも安定性という意味ではヤマハのRTシリーズという選択肢もあり、こちらも業務用で鍛えられた別次元の安定性を誇っていたのだが、問題はコンシューマー向けではスループット向上が遅れていたこと。そのため本格的に光回線対応を謳ってきたRT57iまでは「ADSLには完璧なんだけど」と言われ続けていたんですな。
 ・・・とはいえ、実は速度という意味ではRT57iでもかなりイマイチで、光をフル活用するなら最新のRT58iが欲しいところだったりするのだけど。あと、RTは伝統的に比較的温度に弱い(熱暴走する)。

 ◇

 長過ぎた前フリは置いといて。当方、今まではNetGenesis SuperOPT50を光回線用ルータにしていたんですな。鉄板の安定性の前に、7年以上も本当に不満が何もなかったので。勿論購入当初は正直「高ぇなぁ」とは思っていたものの、これだけ長く使えていれば正直安い買い物でしたな。

 ところが、本日秋葉原をウロウロしていた時、某所にてNetGenesis SuperOPT90が捨て値で転がっているのを確認。状態も良かったのでうっかり確保してしまい、本日SuperOPT50と差し替えてみましたよ。

 が、ここで大問題。何しろ今までも不満が無かったので、単純に設定を入れて置き換えただけでは、全く何も違いが分からない。仕方ないので、回線ベンチマークをしてみた。

 前:SuperOPT50 → 45Mbps
 今:SuperOPT90 → 67Mbps

 お、違い出た。
 ちなみにOPT50とOPT90は基本的に構成は一緒(なのでファームも一緒)で、CPUであるSH4のクロックが167MHz→240MHzと約50%増になったというもの。見事にCPU性能通りのベンチ結果ですな。

 #ちなみにここの回線、業者がフレッツスクエアで確認した時は95Mbpsとか出ていたので、多分SuperOPT GFiveとか持ってくればそういう数字になると思われる。

 ◇

 とはいえ・・・確かにベンチが速くなったのは確認出来たが、実際問題として全く差が分からん。
 何というか、モノも悪くないし、金額的にも捨て値だったというのに、実に満足感の無い買い物でしたなぁ・・・と。

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