ということで、買ってしまったので軽くレビューでも。
念のため、以下の表現で「まあまあ」という表現は「価格相応」という意味。
¥10万とかいう高級機と比べてどうの、という次元の話はしていないことをお忘れ無く。
ちなみに2台買ったうち1台は画面ド真ん中にドット抜け。
こういうことがあるので保証付けておいて良かったです、はい。
◇取り敢えずフルHD×2という環境について
スペースが許せば超お勧め、SXGA×2に比べて面積比約1.6倍。
多数のウィンドウを開いて参照しながら、正に「見渡しながら」作業が出来るのが強い。
但し、24インチパネルでは2枚合わせて約120cmの設置幅が必要ですよ。
#ちなみに画面の高さの話をすると、24インチフルHDと19インチSXGAがほぼ一緒、21.5インチフルHDと17インチSXGAとがほぼ一緒です、はい。
◇何はなくともBenQ名物
揺れるスタンド、貧乏揺すりしなければ大丈夫(笑。
◇パネルの視野角
さすがに24ともなると、しかもSamsung PVAからの乗り換えとなると、正直「隅暗いな~」と。
あと、左右は兎も角上下、特に上が露骨に暗い。
但しこれはこのパネルだけでなく、TNパネルでは正直何処の会社でも一緒なので、文句あればVAかIPS買って下さいな。
カラーフィルタの日進月歩で左右画角は同価格帯でもどんどん改善されているが、上下が全然広がらないのは、ねぇ。
◇階調表現
デジタルの方はまぁまぁかな。DVI、HDMI共に問題なし。
アナログの方も、自動調整でかなりきっちり追い込まれ、Dot By Dotにも合わせてくる。少なくとも785Gでデジ+アナDual Displayにして、同一画像を並べて見比べても素人目にはほぼ見分けが付かない。
#一昔前の激安ディスプレイのRGB接続なんぞ、ゴースト出まくりの階調破綻は当たり前、白飛び黒飛びも付いてきたモンだが・・・時代は変わったねぇ。
あと、Dot By Dotについては未だに自動調整できちっと合わせられない機種も珍しくないので、これは評価しても良いかと。
◇バックライト
デフォでは明る過ぎて目が痛い。
当方は「明るさ0」で丁度いいぐらい。
ちなみにこの時の実測消費電力は1台あたり12W程度。LEDパネルではない普通の冷陰極管パネルだが、昔と比べると随分と消費電力減ったモンですな。
#以前の19インチパネルでは一番暗い状態でも25W、TV付ディスプレイに至っては40Wも喰っていたのでね。
◇画像調整項目
RGB・色温度・色相・彩度・ガンマということで、液晶の品質を考えれば十分な項目。
sRGBモードも持ってるが、このパネルで使うの?
◇操作性
電源ボタンの他、ボタンスイッチ一発はソース切替と音声ボリューム。
メニューについては、特定入力のスキップ等、いわゆる「きめ細やかな設定項目」は無し。
ソースの自動切り替えも無し、ブルーバック画面になる。
電源On時にはRGB→DVI→HDMIの順でソーススキャンをかけて出力があるところで停止するが、メニュー内の「HDMI入力優先」という項目を有効にすると、スキャン順がHDMI→RGB→DVIに変わる。
◇内蔵スピーカ
取り敢えず音が出ているのは確認出来ます。
それ以上を求めてはいけません。いやマジで。
#スピーカの構造と大きさ考えれば頑張ってる方だと思うが、絶対値でダメ過ぎるので仕方ない。
◇細かなところ
4Poer USB HUBが付いていて、2ポートはサイドに付いてるので人によっては便利かも。
電源On時必ずBenQのロゴ入起動画面が表示される。
ソース入力が切れた後、ブルーバック画面に戻るまでの数秒間は操作出来なくなる。
コンセント電源復旧で自動電源Onの機能は無し。必ず電源ボタンに触る必要がある。
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・・・ま、こんなところですか。
値段を考えれば満足ですよ、ホントにね。