CDプラケース狂想曲。

 さて、当方、新品CDはあまり買わないが、中古CDはそれなりに買っている人間ではあります。
 理由は簡単、ちょっと古い音源は中古CD以外で手に入れようがないから。とっくの昔に廃盤になってて中古にしかない、当然ロスレス配信なんて見込めない、ってモノは世間では少なくないので。

 #そういうのに限って中古でも高かったりするので、カネはかかります(泣。

 ところが、中古CDではお約束なのが、プラケースのキズや割れ。まあこれはある意味仕方がないので、ケースだけでも交換しよう・・・というのは良くやるのだが。
 困ってしまうのが、このCDケースのバリエーションの豊かさ。特殊ケースはまだ仕方ないにしても、当方が知っているだけでも、以下のような「標準」ケースがあるんですな。

 ☆1枚用・5mm厚

 ブランクメディア付属ケースや交換用CDケースとして最近流行の薄型のもの。
 ブックレットが入る余裕が無いのがポイントで、音楽CDではまず見ない。
 PC系ショップでは入手容易だが、正直意味はない。

 ☆1枚用・7mm厚

 いわゆるMaxi Single等で使用されているもの。トレイが後側ケースと一体となっており、薄いブックレットも入る。
 これ、バラ売りでの入手が意外と難しい。秋葉原近辺ではヨドバシアキバ4F(3枚¥240)、エフ商会本店(1枚¥60)等で入手可能。

 ☆1枚用・10mm厚

 全国どこでも売ってる、フツーのCDケース。入手超容易。
 ちなみに、100円ショップで売ってるものは値段も安いが、それ以上にモノがヤワなので激しくお薦めしませんよ。昔買ってエラい目に遭ったので。

 ★1枚用・12mm厚

 ブックレットの厚いゲームや初回特典モノ音楽CDでちらほら見られるもの。2mm分ブックレットが厚く出来るワケですな。
 これが入手困難なんですよ。残念ながらバラ売りは見たことない。
 100個とかそういう単位でなら買えます、はい。

 ★1枚用・17mm厚
 ★2枚用・17mm厚

 ブックレットが爆厚だったり複数冊だったりするゲームで時々あるものなのだが、希に音楽CDでもあったりするんですな、コレが。
 2枚収納の場合はケースの中でCD:ブックレット:CDという構造になっている。ある意味正しいサンドイッチ構造ですな。

 これも単品では入手困難、バラ売りなんて見たことない。

 ☆2枚用・10mm厚

 現在のスタンダード。これは入手容易。
 12mm厚より薄いが、構造を微妙に調整してブックレットの厚さについてはそれ程影響が行っていないのがポイント。

 ★★2枚用・12mm厚(2種類有)

 10mm厚が流行る少し前にあったもの。
 構造的に10mm厚と近いが、内部構造にあちこち空間に無駄があるため意外と薄いブックレットしか挟めないタイプ(初期モノ?)と、無駄が少なくその分厚いブックレットを収納出来るタイプ(改良版?)のものが存在する。
 ところが、この後更に10mm厚タイプのケースが出て、あっという間に消えてしまったという。最近の新譜では見たことがない。

 コレが超の付く入手困難、というかケース新品を購入するのは絶望っぽい。
 卸単位も含めて、ケース新品販売を見たことがない。
 だというのに、一時期のベストアルバム2枚組なんかでは良く使われてるんだコレが・・・。

 ★2枚用・24mm厚
 ★3枚用・24mm厚
 ☆4枚用・24mm厚

 4枚収納ケースのスタンダード「だった」もの。
 2枚収納タイプではCD2枚分、3枚収納タイプではCD1枚分のホルダを削ってブックレットを詰めており、そういう小細工をしてないのが4枚きちっと収納する構造になっているもの。
 この場合ブックレットを収納する空間が狭くなっているが、通常の厚さのものなら4枚用でもCDとCDの間に収まる。2枚とか3枚は爆厚ブックレット用。

 場所を取ることが敬遠されてか、最近では意外や入手困難。
 4枚用ならばエフ商会本店(1コ¥280)で入手可能だが、2枚用・3枚用の新品は見たことがない。
 但しこのケース、構造上傷が目立つ/割れ易い透明プラ部分については1枚用10mm厚ケースと共通のため、簡単に交換可能。
 なので、あまり困らない・・・というか、当方は困ったことがない。

 ☆4枚用・10mm厚

 ブックレットが挟まる場所は無いのだが、場所を取らないということで、自分で記録したCDやDVDの整理保存用として使われることが多いが、音楽CDとは縁遠い。
 PC系ショップでは入手容易。

 ・・・まあ、こんな感じでしょうかね。
 3枚ケースについては標準と言われるほどメジャーな形を見たこと無いので省略。一昔前は24mmぐらいしか無かったのに、今はもう色々と・・・。

 ちなみに、以上に挙げたうち、2枚12mm以外は、卸単位数で良ければ製造直販で入手可能ですよ。
 たとえば、田口化成とか:http://www.taguchikasei.com/cd.php

 まあ取り敢えず。
 中古CD漁りをしている皆さんの場合、ケースとかってどうしているんでしょうかねぇ。

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Windows 7のリリースは・・・?

 IT MediaというかeWEEKというか、Windows 7絡みのネタが。

 >Windows 7のリリースを台無しにする(?)10の問題
 >http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/15/news013.html

 ということで、実際にWindows 7に移行済みの人間からコメントしてみましょ。

—————–
>1. 起動が遅い

 ソフトウェア構成に依る、としか。
 VistaやXPと大差ないです。
 要するに、劇的に進化もしてないが退化もしていないということ。
 あと、常駐系、特にアンチウィルス・アンチマルウェア系のソフトをを突っ込むと途端に遅くなるのも変化無し。

 ちなみに、起動時間を気にするなら、OSなんかよりハードウェアどうにかする方がよっぽど合理的。
 高速起動に対応出来るハードウェアだけで構成すると、そうでないハードウェアで構成したシステムと比べて起動時間はかなり短縮されます、えぇ。

 #とはいえ最近のAdaptec RAIDの起動の遅さは本気で勘弁して欲しい。
  RAID Kernel起動待ちだけで3分なんて当たり前、ヘタすりゃ5分以上待たされるし。

>2.セキュリティ

 UACが効いてる分、ユーザが迂回するような使い方しなければXPよりは素ではマシ、但しVistaとは大差なし。
 Vistaで時折見かけた、セキュリティ回避のようなヘンな設定Tipsを使ったりしなければ良いかと。

 但しまぁ、OS自体のセキュリティがどうかと言われると、後は下逸頑張れば、としか。

>3.ドライバの問題

 Media系やSystemに深く絡むもの以外、Vista用が殆ど使えます。
 曲がりなりにもVistaが暫く出回ってくれたお陰で、ドライバの問題はかなり改善されているのでは。
 あと、OS標準で付いてくるドライバの量はVistaから圧倒的に増えているという事実。

 逆に、Vista用ドライバも無いハードにWin7を突っ込むのは無茶だと思います、えぇ。

>4.Appleが新製品発表をぶつけてきたら……

 そりゃまあ、Macの方が信者は多いでしょう。ユーザ数は兎も角。

>5.企業の懸念

 大抵の企業は正直XPで満足していると思います、えぇ。
 というか、Vistaがアレだったので、色々な会社がXPで済ませられるよう工夫してしまったというのが現実であり。
 そういう意味では、満足と言ってしまうと間違いですか。

 なので、OS入れ替えは普通にお荷物だと思いますよ、いやマジで。

>6.ベンダーの反乱

 それベンダーちゃう、ユーザの反発や。
 実際、ビジネス向けには今回もダウングレード権は出さざるを得ないでしょう。

>7.マーケティングの失敗

 あの、そもそもXP以降、何も成功していないと思う。

>8.Vistaとの比較

 いや、誰がどう見ても、Vista SecondEditionですから。

>9. ユーザーアカウントコントロール(UAC)の煩わしさ

 個人的にはこれは評価不能。
 XP時代から常駐系のシステムセキュリティツールを入れていたので、システム関連の操作をしようとすると「ぴろっ」と警告が出るのに体が慣れちゃってるんですな。

>10.企業が懐疑的になったら

 というか、XPぐらい迄は単純に他に選択肢が無かったからで、別に信頼していたとか信用していたとかそういうのではなく。
 今は別の選択肢がある時代になりましたからな。そりゃMS以外を選択する会社も色々あるでしょう。 

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 以上、と。

 実際、クライアントOS入替で騒ぐ時代はもう終わっていると思いますね。
 クライアントOSの入替は、単なるメンテナンス。
 それ以上でもそれ以下でもない、そういう時代でしょう。

 当方の行為も、世間的にはXPからWin7に乗り換えた、ということになるだろうが、自分の中では「漸くクライアントOSが64bitに移行出来た」というだけなので。

 それよりも、様々な技術が繋がりあった結果、今革命どころか第二の創生期と言っても良い程の変化を遂げている「システム」の方が、よっぽど重大で大変で面白い、ですよ。

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Google Sites Liberation を試してみる。

 さて、googleネタが続きますが。
 本日のターゲットは、Google SitesのImport/Export Tool。

 >http://code.google.com/p/google-sites-liberation/

 これ何かというと、Google Sitesのバックアップ(Export)とリストア(Import)が出来るというシロモノ。
 Google SitesのAPIを使うサンプルプログラムという位置づけでもあり。
 jarなので、Java Runtimeが導入されている環境で試してみてね、と。
 現状、1.01になっております。

 まず、ダウンロード(Export)は、小規模サイトであれば特別問題は無いですな。
 1,0の頃に問題があったらしい、日本語文字コードの問題も解消されている模様。
 そもそもgoogle sitesで使っているcssが無いとレイアウトがガタガタになるという問題はあるものの、一応全てのサイト内容、添付ファイル等はダウンロード可能。

 但し、ある程度の大きさのあるサイトではまともにDL出来ないという話が英語圏ではあちこちに出てきているので、現状ではホントに全部DL出来ているかの確認が必須の模様。

 一方で、アップロード(Import)は・・・ダメですな。どう頑張っても全くImport出来ない。

 こちらでは、ディレクトリ構造は再現されるが、ファイルは一つもアップロードされないという状態。

 ・・・ん~、まだまだですか。
 取り敢えず、全くアップロードが出来ないというのはさすがにどうかと。

#全く関係無いが・・・
 ブラウザのキャッシュやCookieが壊れたり不整合起こしたりすると、Google Sitesって結構意外な、というか割ととんでもない挙動することがあるのね。
 何か挙動がヘンだな~と思ったら、取り敢えずCookieとCacheを全消去は基本、ということで。

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続・Google Sites のちょっとしたワナ(訂正有)。

 本日は、昨日のGoogle Sitesネタの続編。
 Google Apps for DomainsのGoogle Sitesの、何だかビミョーな仕様について。

 要約すると「消滅済のCategory名やSite名がdashboardに残りっぱなしになる」というネタですが。
 結論から言うと、

 ある程度時間が経つといつの間にか消える

 らしい。
 ある程度、の時間単位はウン週間。数時間や数日という単位ではない。
 ついでに、消える迄の時間は一定ではなく、タイミングも不明。
 その上、順不同。昔削除した分から必ず先に消える、ということでもないらしい。

 ・・・う~ん。
 明示的に作業しなくてもそのうち消えてくれるからいいだろ、というのが多分Google側の発想なんだろうなぁ。
 な~んか釈然としないが、まあ確かに表示されっぱなしでも実害があるか、と言われると特別そんなのも無いし。

 にしても、この辺りの件について、英語版Helpを含めて一切情報が無いってのは。
 皆さん、気にしてないのかな?

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Google Sites のちょっとしたワナ。

 Google Apps for DomainsのGoogle Sites、何だかビミョーな仕様というかバグというか。

 サイトが無くなったカテゴリが、現状削除出来ない模様。
 具体的には、↓のURLで出てくるDashborad上の表示ね。

 https://sites.google.com/a/[ドメイン名]/sites/system/app/pages/meta/dashboard/categories

 参照はコレ。

 deleting wrong popular categories
 >http://www.google.com/support/forum/p/sites/thread?tid=6a26d4c49292149f&hl=en

 現時点では、カテゴリを削除する方法は無いらしい。
 つまり、からっぽカテゴリがずっと残りっぱなし、ということらしい。

 ちなみに現状手元では、カテゴリが削除出来ないどころか、削除済のサイトが未だにカテゴリの横に「(1)」とか存在することになっているのですが。

 ・・・割とカッコ悪いよ、コレ。

 この他にも、現状Dashboardには12コ以上のカテゴリが表示されない、特定状況で表示自体がバグる、等の問題が報告されている模様。

 ・・・ん~、まだまだ未完成、ってことですかね。

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