HDDをRMAしよう。

 さて、手元にRMA可能な壊れHDDが溜まってきたのでRMAでもしますかね・・・ということで、その辺りのネタでも。

 まず、RMAのオキテ。

 1・対象はSeagate・WD・HGSTの正規扱品、保証期間内のみ。
 2・Seagate・WDは英語で、HGSTは日本語でメーカに直接申請。
 3・Seagate・HGSTは国内便、WDは国際便で発送。
 4・新品が来るワケではない。
 5・必ず同容量同型番に交換されるワケではない。

 こんなトコかな。

 1・未だにアキバの一部で流通しているOEM扱品ではダメよ、という話。ちなみに当方は原則として正規品を確認出来るルートでしか買ってませんよ(注:過去に失敗あり>blogのネタになってまっせ)。

 2・まあWDもSeagateも海外企業なんで当然というか。

 3・WDは国際便強制なのでちょいと面倒。でも英語が読めればどうにかなる。

 4・極希に新品が来ることもあるけど、それって余程運が良い時だけ。普通は修理品で、Seagateはラベルのフチに色が付いて「修理品」と英語でモロに書かれているし、WDはぱっと見分かりにくいが日付の末尾に「R」と付いているのですぐ分かる。

 まぁここまでは良いとして、時々問題になるのが5。
 特にちょっと古めのHDDを送ると、現行品に交換されたり容量が増えたりすることが多いのだが。
 RAID組んでいたり、古い機械を使っていたりする場合、これではマズいという場面も無くはない。

 例えば、Seagateは一部の少容量品で薄型筐体を使っているので、交換されたら物理的な寸法が変わって不都合、なんて話とか。
 あと、そろそろ絶滅危惧種とはいえ場所に依っては未だ現役の「SATA出始めの頃のモノ」の中には、例えば「500GB以上は認識しない」とか「SATAII対応品はコケる」とか、妙ちくりんな不具合を抱えているモノもあったり。

 こんな場合はRMA申請をした後、ブツを発送する前にサポート窓口に問い合わせて、事情があるからど~にかしてくれ、という話を「英語で」(←WDの場合。SeagateとHGSTは日本語でOK)すれば大抵は何とかなる。但しコレをやると、交換品の到着が遅れることが多い。

 #多分特別扱いするんでしょうな、社内的に。

 とまぁ、こんなところで。次は国内扱でとっても簡単なSeagateから。

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Windows 2003 R2はHDD空き領域ゼロでも起動出来る模様。

 そしてHDDに空き領域を作る程度ぐらいの作業はさせてくれる模様。

 何で突然こんな話が出たかというと、ド定番proxy、squidのWindows版が時折妙な挙動をするため。
 具体的には、サービスを停止せずにWindowsを終了すると、cache領域用のIndexファイルが(設定ファイルに書いてある)制限容量を遥かに超えて巨大になり、System Driveが空きゼロという状況を作り出す「ことがある」ということ。

 この状態ではユーザープロファイルが展開出来ない等イロイロな不具合は発生するが、最低限デスクトップ画面には辿り着けるので、そこから激烈巨大Indexを削除してログアウト。再度ログインすると今度は正常にプロファイルも読み込まれてデスクトップが開く、と。

 ・・・何ですかコレ。ウチだけ?

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AHCIの悪い癖。

 当サイト何度目かの、eSATA絡みのお話。

 USB3.0も当方の予想以上の、でもPCヲタ以外には存在すら知られていない程度の勢いで普及が進んでいる一方で、相変わらずeSATAの方は空気というかなんというか。まぁPC/AT業界のFireWireよりはまだマシだと思うが(ってもMacでも最近忘れられつつあるような)。

 で、世間の殆どではeSATAというとAHCIで、チップセットから引っ張り出されるかJMicron辺りのチップで接続されるモノらしい。
 一方自分的には相変わらずメインはSiI3124とか3132なのだが、最近時折チップセット引出やJMicronのAHCIを使うこともある。

 ところが、このAHCIなeSATA、使い勝手がよろしくないものがあるのがどうにも気になって。
 もう少し具体的に、何が問題かといいますと。

 ・JMicron製チップの一部で「データ転送中にHDDを見失う」という恐ろしい症状が出る。
  1.5Gbpsに落とすと軽減する(完全に解消するワケではない模様)というので、ノイズや信号品質の問題と、ハードやドライバの処理のマズさとの複合要因だとは思うが、さすがにコレはなんというか・・・。

 ・AMD7xx/8xx系列のチップセット引出しAHCIでホットプラグに問題が発生することあり。「電源ONの状態のHDDを接続する」と正しく認識するが、「電源OFFのHDDを接続してから電源を投入する」ではHDDを認識しない、という何だソレ的トラブルが結構多い。

 #ま~どんな実装されているかは挙動見れば一目瞭然なのだが、それって何か違わね?という。

 ちなみにチップセット絡みでは、取り敢えず手元にある分で判明しているのはAMD7xx/8xxなのだが、他にも同じ問題を抱えているチップはあるらしい。

 #AMD7xx/8xx系列の場合、AHCI互換を謳うRAIDドライバを入れると「この症状だけは改善」されることが多い。
  但し勿論、こんな面倒な話はとてもお薦め出来ないので、ふーんそーなんだー、程度で。

 ・・・せめて、こんな分かり易いトラブルなんて直して欲しいのだけど。
 eSATAの世界には「こなれた」という評価は永遠に来ないのかも。

 #ちなみに、SiliconImage製の3114以降のチップでは上記したような恐ろしい症状に遭遇したことは無いですよ。
  ケーブル品質問題等が出た場合、Eventとして転送エラーが記録されるので。
  ・・・あ、そいえば全然関係無いが。6GbpsなeSATAの正式規格ってもう出てたっけな?
  取り敢えず6Gbpsで繋げられちゃうeSATAなら、製品も出回っているけど・・・。

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PowerPoint 2007のとんでもないバグ。

 ・・・これでだいぶ仕事の足を引っ張られたので、ブチキレながら取り敢えずメモ。
 出先の環境(Vista Business)では100%の再現性あり。

 1. ある程度容量のあるPowerPointを開き、一覧から密度の高いスライドをクリップボードに「コピー」。
 2. 何でもいいので、もう一つ適当なpptを開く。
 3. 2.の既存のスライドの末尾に1.でコピーしたスライドを「貼り付け」。
 4. PowerPointハング。運が悪いと他のOffice製品やOutlook、Explorerが巻き添え。

 何なのコレ。

 ちなみに3で既存スライドの「間に」貼り付けると、全く問題なく普通にスライドが挿入される。
 既存スライドの「後ろに」だと固まる。

 まあ自動保存があったので全部吹っ飛ぶということだけは無かったが、それにしてもこれは酷い。

 個人的にはPowerPointは最強クラスの生産性低下ツールの一つだと思っている(が会社の方針でコレを使うしかない)ので、ブチキレ度大幅Upな、そんな一件でした、とさ。

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Seagate Barracuda LP 品質問題疑惑。

対象: Barracuda LP 1.5TB or 同一シリーズ全般
症状: 動作中の突然のIO停止(ハングアップ)
対策: 電源から切り離して暫く放置すると何事もなかったかのように回復

 ・・・以前1台目でこの症状が出た時はネタとしてblogに書いたのだが、その後複数のBarracuda LPドライブで立て続けに同一の症状が出て、しかも揃いも揃って同じ方法で回復してしまったので。
 これ明らかに単体の故障or不具合でなく、最低でもロット、ヘタしたらシリーズ全体の不具合ですわな、コレ。

 その後イロイロ挙動を見ていると、どうもこれハードウェアに問題は無くて、ファームウェアのバグっぽい気がしてるのだが。

 まあ、もしかしたらいわゆる「ハズレロット」や「ハズレファーム」なのかも知れないが。
 以前少し触れた通り、当方がHDDを導入する際は一度にある程度の数をまとめて入れているので、うっかりハズレ引くとまぁエラい目に遭うのよ。

 しっかし・・・なんつーか、このところのSeagateはホントにハズレばっかりだな・・・。

 ちなみに当方、現在はWDとHGSTの2本立てで導入していて、Seagateは導入対象リストから消滅済。
 と言っても先月半ばまではWD・HGST・Seagateの中ではSeagateが一番高かったのでまあ必然だったのだが、先月末辺りに急にSeagateが値下がりしたので経済の理論は通用しなくなってしまっており。
 そして、実は値下がりのタイミングでHGSTからSeagateへの切り替えという話も無くもなかったのだけど、ね。この「突然ハング」がボロボロと出ているのを見ていると、とてもそんな気にはなれませんで、いやマジで。

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