さて、前回組み立てたPCを使って個人的にはkaveri一番の目玉機能だと思っているFluid Motionを検証してみましょうか。
BD Playerは現在唯一の対応ソフト、CyberLink PowerDVDということで、このソフトのレビューも兼ねてということで。
まぁ当方はアキバをしょっちゅうウロウロしているので某店とか某店の店頭でデモやっていたりするのは知っているが、自分は特にガッツリ見るなんてことはしていないので、そこまで違うのか分かっちゃいないんですな。
そして前回のセッションでも デモでぬるぬる動いているトコを見たりしたし、CyberLinkの広報、相蘇(あいぞ)氏が熱弁振るったりしていたけど、やっぱりフルで映画を見ないと分からないよね、ということで。
♯ちなみにあのデモ、どうやら店員の自腹らしい。
ということで、「アニメを見るなら」とのことでアニメのBDパッケージをいくつか用意しました。といっても当方所有でなくアレな知人レンタルですが。一応絵作りの方向性が違うものを選んだつもり。
・・・えっと、まぁどれも有名なタイトル(だと思う)だし、ここはアニメ紹介blogではないので詳細は省略。S.Kazの駄目クオリティ炸裂とだけ言っておきましょう。
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結論。
これは確かに凄いわ。
個人的に「ぬるぬる動く」という表現はイマイチ好きでないのだが、世間的には「ぬるぬる」ってこういう状態のことを言うのだろう、と。
初見では思わず変な笑いが飛びだすいうか、凝視していると何か3D酔いみたいな気分になってくるというか、それぐらい強烈。
#3:2プルダウン+リミテッド動画の動きに脳の感覚が慣れてしまっているってことなんでしょうな。
しかも当方、特に品質高くもない(極端に低くもないと思うが)23インチのTN液晶で画面を見ているので(一応Full HD)、これが大画面になったら更に威力炸裂なことは間違いない。
但し一点だけ、ドライバはUp to dateにしないと駄目っぽい。
というのは当方、最初に14.9ドライバで試して、その後Omegaに差し替えて再度試したのだが、Fluid Motionの効きは素人が目視で分かるぐらい後者の方が良い。
#というか、14.9の方はシーンのえり好みが激しいようで、タイトルによっては「あれどうしてここで効かない」「ホントに効いてるんかコレ」みたいな場面が目立つので、仮に14.9で既に動いていてもこれはさっさとOmegaに差し替えましょう。
まぁこんなこともあって、個人的には「アニメ見るなら」はとても納得。
いやこれ凄いって(しつこい。
シーンによっては口パクの動きですら違いが分かるぐらい。いやこれ誇張でないよ。
とはいえ、この一点突破では顧客ターゲットを狭め過ぎやしないかということが心配。
確かにアニメでハマった時の効果が強烈なのは事実だが、実写でも動きが大きいトコでは効き目ががっつり見えるぐらいだし、普通に「Blu-Ray見るなら」じゃダメなのかしらん。
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とまぁ、ここまではFueled Motionの映像そのものについて。
ここからは唯一のFueled Motion対応ソフト、CyberLink PowerDVD 14 Ultraについて。
個人的に一番ヒットしたのはDTCP-IPでの再生に対応していること。当方所有の古い東芝VARDIAもDNLAサーバとして動作するので、これがあれば溜まったTVをPCで見れる。自分の環境では恐らくBD再生よりこちらの方が頻度高く使われる気がする。
え~それ本筋じゃないだろとか言われそうだが、DTCP-IP対応MediaPlayerは選択肢多くない上に、この機能だけの単品を買っても結構高い(同じCyberLink製の製品であるSoftDMAも定価¥4,980)ので、これは結構アピールポイントなのでは。
#最近時々見かけるセット値引きキャンペーンなんかだとPowerDVDは実質的に大幅値引きされているし。
後は、細かいところで「レスポンスが良い」「画面が大人しい」ことも極個人的に好評価。
前者は比較対象がアレ過ぎるのかも知れないが、(やや古い)某Playerが(別にPCスペック足りないワケでもないのに)妙にもっさりしているのと比べると体感での快適さに明らかな違いが。
そして後者は、妙に画面がケバいというか自己主張し過ぎなUIのMedia Playerも巷にはあったりする中、この落ち着いたUIなら普通に使い続けられるわなぁ、と。
まぁその他にも、まぁ色々と機能山盛りといいますか、これさえあればというか。
ブラウザで他のことしてても心置きなくYouTubeの前面展望動画を流せるとか・・・これはさすがに超個人的過ぎるか。
にしてもいい加減ソフト名と実態が乖離しまくっている気がするのだが、今更変えられないってことでしょうな。
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取り敢えず、ここまでうだうだ書いてしまったが、CyberLinkのサイトからDL出来る体験版でもハードウェア要件が揃っていればFluid Motionは有効に出来るそうなので、もし環境を持っている人は是非お試しあれ。
独特のぬるぬる感は、百聞は一見にしかず、でっせ。
#その際はCatalyst Omegaへのアップデートもお忘れ無く。
ちなみにハードウェア要件は以下の通り、らしいので。
・KaveriだとGPUが6CU以上=A8以上。
・GPUだとTrueAudio内蔵世代=R290(Hawaii)・R285(Tonga)・260(Bonaire)。
♯CyberLinkの方でFAQ準備中とのことだが、この記事を書いている時点では未掲載ですな。