・・・NAS HDDって何なのさ。
それは兎も角、こんなモノが出てくるなんてよっぽど売れたんだねぇ、WD RED。
デスクトップHDDの単価下落に対抗するにはこれ以上の「付加価値」は無いですな、いやマジで。
原価大差ないのにこんなに高く売れるんだもの。
ということで、Barracuda LP 改め Barracuda Green 改め NAS HDD なる代物がデビューしたそうな。
血統通りの5900rpmで、恐らくVideo 3.5 HDDのファーム入替モデル。
#このblog書いている時点でSeagateのサイトにはそんなモノ見あたらないのだが。
Seagateのサイトは昔から「主要モデル」しか載せてないので、今回もそのパターンかも。
ってか元々Videoシリーズって24×7稼働をターゲットとして開発している筈なんだけど。
そういう意味ではメカはノータッチで行ける筈。ファームはちょっといじったのかね?
◇
とはいえこのチョイス、「Seagateも中々上手いことやったな」というのが当方の感想。
というのも、AFR=平均故障率をHDDのシリーズ毎に並べてみると以下のようになるんですわ。
Samsung SpinPoint Fの血統であるConstellation CSはは1%越え
↑
Seagate Barracudaの由緒正しいConstellation ES.3は0.63%
↑
Seagate Barracuda Greenの血統であるVideo 3.5は0.55%
Seagate の最高速ドライブの血統 Cheetah 15K.7は0.55%
↓
Seagate Cheetah の血統を受け継ぐSavvio 15K.3 は0.44%
という訳で、Video 3.5シリーズってのは全力全開エンタープライズなCheetah 15Kと肩を並べる低故障率を誇る製品なんです。
コレをベースにするんなら、そりゃ確かにAFRは低いだろうし、実際長持ちもするんでないかね。パフォーマンスは兎も角として。
・・・あ、勿論。
24×7で動かすといってもVideo 3.5とCheetah 15Kは「想定する稼働状況」が全く違うので、仮にCheetah 15Kと同じ負荷をかけたりしたらVideo 3.5なんてあっという間に吹っ飛んでしまうよ、念のため。
とはいえ、NAS用HDDがCheetahのような強烈なアクセス負荷に晒される状況というのも正直想像しにくいので、実際これで十分でしょうな。
#にしても選別品のCSで1%越えじゃ、Desktop製品のAFRなんてどうなってんだろうねぇ・・・。