2013年のAMDは・・・

 さてと、今更ですがCESで見えた~その後のAMDの今年の展開でもちょっとまとめてみますかね。

 まずはAPU。
 今回一番注目されていたのは今年前半に製品が出るというJaguarですな。Bobcatの流れの低消費電力プロセッサで、PS4だとかXbox720もCPUコアはコレだなんて噂もあったりしたり。
 で、BobcatもAtom以上Celeon以下ぐらいの場所でぼちぼち使われていたが、IPC改善に加えて4コア、そしてHSA対応というのがJaguarのポイントかと。これが予定通り出荷出来ればAtomに普通に対抗出来る仕上がりなのでモバイル分野でのシェア向上も狙えるし、HSA対応ということで他の使い方もありそう。SoCなので目立たないだろうが、AMDの業績改善にはかなり貢献するんでないかな。

♯個人的にはコレ積んだMini-ITXボードが出回るの期待します、はい。一時期E-350とかE-450積んだのが流行ったみたいな感じで。

 で、あまり注目されなかった方、TrinityのマイナーアップデートであるRichlandはノート向けに既に出荷開始済み、デスクトップもそう遠くないうちとのこと。
 まぁCoreは所詮PiledriverなのでCPU性能が劇的に改善しているとも思えないが、AMDにはuncoreの改良だけでZambeziから10%近くIPCを引っ張り上げたなんて実績もあるので、今回も全く手を入れてないということはないでしょう。まぁ最低でもクロック引き上げ分は素直に性能に出るので、5800よりは演算性能も多少上がるか。
 グラフィックについてはRadeon 8000番台を名乗るようだがこちらは中身はVLIWという噂。このタイミングならGCN載せてきても良いて思うのだが、HSAと合わせてってことですかね。パフォーマンス増分はクロック向上とGPUの改良で稼ぐってことかな。

 一方、Steamroller+GCNで本当の意味でのTrinity後継、Kaveriについては年内狙いとのこと。まぁノート優先だろうからデスクトップ版はギリギリ年末商戦か、来年送りでしょう、きっと。
 で、コレについては個人的にはソケットは変わらない、変える理由も無いと思うのだが、世間ではソケット変えるぞという話も。まぁ一つ話として分かるのはDDR4への対応というのだが、時期的にFM2のソケット設計段階でその辺りは考慮に入れてあるだろうと。なので、万が一あっても「FM2+」(DDR3/DDR4両対応)であって「FM3」ではないと思うのだけどね。んで、当分はDDR3しか使わないので事実上は「無印」FM2のまま、てな展開に・・・あってもこの程度でないのかねぇ。

 ♯メモリ帯域不足を少しでも補うためDDR4が欲しいというのはAPU的には切実だが、一方でお値段の問題もまたとっても切実なのであり。

 次にFXとサーバ用。
 取り敢えず・・・Steamrollerは年内は無いということね、コレは。というか、ヘタするとSteamrollerが単品で出るかどうかすら怪しいとか言いたくもなるよね、こんなんじゃ。
 あ、勿論、サーバ向けでSteamrollerが出るのが100%確定している以上、FXが更新されないことはあり得ないですよ。時期的に最後のDDR3対応、最後のNorth独立チップかも知れないし。

 ・・・というか、Steamrollerをホントに早く投入しないとAMDのサーバ部門がいよいよヤバいのでは。
 今のところコア数の多さが効く特定ジャンルの仮想化サーバ(仮想端末集約系ね)では唯一辛うじて選択肢に入るものの、Steamrollerが遅れたらこの「最後の取り付く島」すら無くなっちまうし。急げ急げ、息のあるうちに。虫の息とはいえあるのと無いのは雲泥の差。

 最後にGPU。
 Radeon 8000系はもう規定通りというか予定通りというか。
 ちなみに久々に400番台(映ればいい系。6450とか)もリフレッシュがかかって上から下まで完全にGCN血統になるようですな。
 ・・・ちなみにその「8470」、中身は7750の丁度半分とか。演算コア数よりメモリ帯域が気になったり。

 ◇

 以上、こんな感じですかね。
 まぁ一行に要約するなら、こんなん↓で。

 JaguarとKaveriが予定通り出せれば、少なくとも去年よりはマシな年。

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