日立のリテール箱HDD、・・・失敗かも。

 つい先日から出回り始めた一品。
 いやね、これマズいですよ、いやマジで。
 何が問題って、この箱が。

 ・・・デカい、邪魔。

 いやまぁそれだけなんですけどね。
 まあHDDの大きさより箱が一回り大きいのは致し方ないにしても、厚さがかなりとんでもないですよ。中身のHDDの3倍ぐらい。

 これが正規代理店Synnex扱のWDやSeagateのHDDなら、包装の類は全て捨ててしまってもRMAは普通に使えるのだが。こっちは包装一式が揃っていないとリテール品を購入した証拠が無くなってしまうので、恐ろしくて包装一式開封後即処分というワケにいかず。
 ところがこの箱、緩衝材の都合のため潰してコンパクトにすることが出来ないという、かなりあんまりなオチがつくんですな。

#HDD+α程度の大きさの箱ならまだ兎も角。

 ん~、SeagateやWDがやっている、ついでにHGST自身も海外ではやっている、シリアル確認方式での保証にしてくれませんかねぇ、いやマジで。
 既に海外で動かしているシステムにちょっと日本語UI被せれば、それで全部済むってぐらい簡単な話・・・ではないのかねぇ。
 バルクの並行輸入品と見かけで区別する必要があるなら、SeagateやWDと同じように導電袋に正規品シールを貼って済ます、で十分だと思うし。

 それに、今更こんな箱に突っ込んで売るのってエコじゃないと思うのよね。
 箱を作るのにも資源使う=エコではないし、無駄に大きいので輸送も保管もコストがかかる=エコではないし、挙げ句には販売店店頭でもエンドユーザにとっても単なる邪魔物だし。
 結局箱があっても誰も幸せになれない、ってのは言い過ぎかね。

#某店では販売用HDDストック棚に物理的に収まらないので、バックヤードに配送用段ボールに入ったまま積み上げてるとか。

 ということで、リテールパッケージ売という商売形態には文句言う気はないのだが、そのパッケージ自体は(かなり本気で)どうにかしてくれと思った、というお話でした、とさ。

Share