最重要事項(大事なので毎日掲載)
- 兎に角データをバックアップ。
OSなんぞ何度でも入れなおせばいいが、データは一度失くしたら永遠に取り戻せない。 - 現在動作中のHDDが安全だと確信出来ない場合、絶対に電源を落とさず、再起動もしないこと。
デフラグとかそういうのも無し。
昨日からのアップデート
- ES.2、7200.11の250GBプラッタ品(開発コード「Moose」)について「修正済」アップデート提供開始。
ES.2はサポートメール経由限定、7200.11はWeb公開。 - 7200.11の333GB/375GBプラッタ品、DiamondMax印品(これは国内では流れてない筈)はまだ。
- こちらはES.2用。SN06。
- こちらは7200.11の250GBプラッタ品用。SD1A。
- 参考:Seagate KBページ。
- 参考:当初出た7200.11用ファームアップデータは地雷だったことをSeagateが認定。
修正版を24時間以内に提供するとのこと。→この「修正版」が提供され始めた
(参照例)http://news.zdnet.co.uk/hardware/0,1000000091,39598311,00.htm
よ~く考えよう
- 国内法人がCFD販売に「安全宣言」を出している。
それを受けて一部販売店で販売が再開される模様。 - 片や米国本社は未だに事態が完全には把握出来ていない状況。
その米国指示待ちのまま身動き取れない筈の、国内法人が出す「安全宣言」。 - 兎に角、よ~く考えよう。
- ちなみにCFD販売はSeagateの正規代理店ではありません。
気になる人は調べてみよう>Authorized Distributors
戯言1
- 修正版アップデートが公開されたとはいえ、未だ米国・国内共に正式アナウンスが無い以上、様子見の方が良いのかも知れない。
- ES.2のSN03およびSN04は障害以前に出来が最悪なので(経験者)、SN06が来るならアップデートを推奨、したいのだが。
上記したように未だに正式アナウンスが無い上、後述する理由でファームの品質も一抹の不安があるので、今のところ何とも言えない。 - SN05およびAN05についてはSN03・SN04の不具合のうち大きなものがいくつも修正されている。
従ってSN06へのアップデート動機はSN03・04に対するものに比べてだいぶ弱い。
実は手元にSN05なES.2がいくつもあるが、現状目立った不具合も出ていないため、アップデートは様子見中。
AN05へのアップデートも結局見送っているし。 - SeagateのKBサイトに「Placeholder OEM」「Placeholder #1」「Placeholder #2」なる空っぽのページが登場している。
OEMというのはFaith等で販売されているアレか?そうなると、#1と#2は外付けHDDかな・・・。
戯言2
- http://slashdot.org/~maxtorman
米slashdotの投稿。「自称」Seagate技術者によるファームバグの「真相」という投稿。嘘を嘘と(ryこの記事を斜め読みして、気になる点をピックアップ。
- 1.5TB品には「見えなくなる」「固まる」の2つの大問題がある。
- 「見えなくなる」問題は当初想定以上に影響範囲が大きくなったため、解消を目指してファームを何度かVerUpしている。
- 「固まる」ファームのバグは7200.11系列(ES.2含)で1.5TBの登場以前から存在するが、確率が低いので問題なし、とされていた。
- 「固まる」原因はファームバグに仕込まれた1/320の確率のロシアンルーレット。
- 1.5TB用ではCC1H/SD1A以降のファームではこのバグは解消されてる、筈。
一応全文目を通したが、仮にこの記事が事実だとすると、以下のような疑問が呈される。
- 1.5TB以外の7200.11系列に対応したバグ解消済ファームは以前から存在したのか。
存在していなければ慌てて作ったことになるが、それで品質は担保出来るのか。 - 既にアップデートの始まっているES.2用のSN06は、本当に十分な品質担保が取れているのか。
- ちなみにこの投稿の内容は、少なくとも以下の「基盤上のマイコンと232Cで直接通信しHDDを復活させる手順」とは論理的に整合している。
http://www.msfn.org/board/index.php?s=81188b18c96bef944b526fe66ed4ee4c&showtopic=128092&st=760&p=828180
戯言3
- 上の記事と他日英各種報告等を突き合わせて、管理人S.Kazが組み立てた推論は以下の通り。
あくまでここの管理人の妄言・寝言であることをお忘れ無きよう。
- 当初ロシアンルーレットバグが仕込まれた頃の250GBプラッタ世代のパーツ構成では、エラーログが怒濤のように増えることは希だった。
従って、ロシアンルーレットが回転する回数も少なく、不良率もSeagateの想定の範囲内で収まった。 - ところが333G/375Gプラッタ導入に伴い構成されたパーツおよびファームでは、理由は不明ながらエラー発生が一気に増えた。
そのため、250Gプラッタ世代より遙かに多くのロシアンルーレットが回転しまくり、死亡率が一気に跳ね上がった。
更にI/F周りの互換性問題発生、特定ロットにおける部品のエラッタ発生も、ロシアンルーレット大回転のきっかけの一つとなった。 - 慌ててファームにこっそり修正を入れ、主ラインナップを急いで次世代にシフトさせ、不具合を黙殺しようと頑張ったが、結局間に合わず。
米国で集団訴訟リスクが発生し、且つ経営陣が危機管理とは程遠い行動を取ったため、この何とも言えない惨状になった。