ワイヤードへの買換えは退化ですか。

 タイトルはマウスのこと。
 この辺り、世間一般的にはどうなんだろ。

 今回壊れてしまったのは自宅で使っていたLogicoolのワイヤレスマウス。
 左クリックのマイクロスイッチが逝ってしまい、派手にチャタる(チャタリングを起こす)上に、押さえているのに接点が離れてしまうという症状が発生。

 これ、不具合としては比較的地味に見えるが、実は致命的。当人が想定していない場所でダブルクリックが入ってしまう、D&Dがまともに出来ない、更にこの2つの合わせ技を喰らうとかなりとんでもないことに。
 挙げ句には、編集したかったファイルを削除してしまい慌てて回復する、などという危険な状況に何度もハマったんですな。

 で、いよいよもって仕方ないのでマウスを買いに行ったのだが。
 ふと「そいえば別にワイヤレスでなくても良くね?安いし電池要らないし」と思って、5年保証付のマウスでは最安値と思われるLogicool Optical Mouse (SOM-30BK) を購入。

 そして先日から使い始めたのだが・・・全然違和感も何もないですな。
 最近のワイヤードマウスは余程の激安品でもない限りワイヤも細くて柔らかいし。
 それに何より、電池を使わないのでエコだし(笑。

 ◇

 ちなみに当方がlogicool製品を贔屓しているのは、保証がアテになるから。

 生まれて初めて買ったワイヤレスマウス(型番忘れた。まだ製品として初期のモノだったので電池喰いまくり)は3年保証のモノが2年10ヶ月で壊れたが、きちんと新品交換(モデルチェンジしていたので当時の最新製品に)になりましたよ。

 #今回壊れたのはこの交換品だったり。

  というかこの交換品自体、とっくの昔に終売になっていたのね。ワイヤレスマウスの製品寿命って短いですなぁ。
 また、以前買ったキーボード(確かIK-50「インターネット・キーボード」)も5年保証だったが、実際コレは7年近く持ったし。
 安物と悪口言われることが多いメンブレンでも、きちっと作ればキータッチも悪くないし長持ちする、ということを証明してくれたような製品ですな。

 ちなみに当方のキーボード使いは相当荒いです。
 具体的には、NECの98配列USBキーボード、1年ちょっとで壊れてしまい(確かメーカー保証は半年・・・1年だったっけ?)。
 あと、仕事で使っていたNEC端末の付属キーボードも壊れました、はい。

 #一つ言い訳すると、この頃のNECのキーボードはヤワだと専らの評判で、実際壊したのも当方だけではなく、仕事場の隅の棚には壊れたキーボードが幾つも積まれてましたな。myキーボード持ち込んでいる人もそれなりに居たし。

 そして今使っているキーボードもLogicoolのAccess Keyboard 600だったり。当然ながら、保証期間の3年以上は使えることを期待してます、はい。

 #・・・って、これ買ってどれぐらい経ったかな?ぼちぼち2年ぐらいかね。

 このキーボード、Insキーが変則配置で遠いのが唯一の不満。コピーとペーストでCTRL+INSとSHIFT+INSを使う派なので、この冷遇はちょっと厳しい。
 結局キーマップを書き換えて、Home/End/Insertの3つのキーを入れ替えて使っているし。

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Interop行ってきた。

 毎年恒例行事、ネット屋さんのお祭り。
 Interopに今年も行ってきましたよ。

 今年は不況ということもあったり、そもそも現在のシステム全体に対して「ネット」という切り口自体がどうなのよとか、まぁ色々あったりするのだけど。
 それでも「お祭り」なんだから参加しなくては、ね。
 それに、会場が狭くなったせいもあるだろうが、最終日の夕方なんて結構な人の入りでしたっせ。

 ということで一通り見てきたけど・・・個人的に今回1番のブツは日立電線のSFP+ダイレクトアタッチケーブル。発想の逆転というか、言われてみればその通りというか。
 個人的に10GBase-Tがちっとも出て来ないのにイライラしていたのだが、こんなステキなものを出されてしまったら、サーバラック内は全部SFP+でいいか、って気分になってしまう。
 何しろ値段が安い、曲げやすい、扱い易い。ファイバは折れるのが怖くてシロートに任せられないが、ワイヤならそんな心配も要らないし。

 後は・・・
 ・床下をファイバが這ってると天井がスッキリしていいがそれはそれで淋しいな、とか
 ・UQ WiMAXブースがすげぇ人だかりだった、とか
 ・IPv6タスクフォース関連はそれなりに盛り上がっていたが、見てると殆どが最前線のいわゆる「関係者」の様子で、それ以上にはまだまだ浸透してませんなぁ、とか
 ・ATENの人とCPU切替機の相性とかそんなネタで盛り上がった、とか

 ・・・最後のはNetとは思いっきり関係ないですな。
 まあ兎に角、今年も1日、朝から終了までばっちりメッセの中に居ましたとさ。

 #これも立派な勉強です。
  ・・・あ、仕事?休みました。

 P.S.
 そいえば今年、 ノベルティグッズが目に見えて減りましたな。
 まあ別に要らんけど。

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ZEN X-Fi 充電小ネタ2題。

 ZEN X-FiでUSBに接続して、同期せずに充電する方法。
 実はとっても簡単でっせ。

 デバイスマネージャの「Portable Device」の下にある「ZEN X-Fi」を無効にする。

 以上。これだけ。

 ◇

 あと、そこらの充電ケーブルが使えないことが多いというお話。
 実は当方もハマった。ローソンストア100で売ってたWillcom用のブツを買ってみたが、これが充電してくれない。

 ネットをぐるぐるしてみたら、どうもCreativeが小細工したらしい、という話が。
 どうやら、data線が繋がっていないと充電しないっぽい。

 とはいえ、専用ACアダプタなんて買ってもね・・・という方。
 実はあるんですよ、汎用品が。

 答えは、セルフパワーのUSB HUB。
 これをPCに接続せず、ただの電源として使うということ。

 PCに接続せずにHUBだけACに挿しているのは何だかなぁな風景だが、ケータイ充電なんかにも使えるし、緊急時にはHUBとしても使える(アレ?)。
 持ち歩くなら、ACアダプタ込みで小さいのを一つ見つけておくと、これ意外と便利でっせ。

 問題はこの「ACアダプタ込みで小さい」というブツが意外と無いということだったり。
 HUB本体は兎も角、気をつけないとトンでもなくデカくて重いACアダプタが付いて来たりするんだなコレが・・・。

 逆に、単にPCの代わりに充電出来ればいいってなら、ACアダプタの大きさなんて気にしない、激安品で十分。
 店さえ選べば、¥1,000以下で買えまっせ。純正アダプタより安くて、使い道色々。

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WDの「地域外ドライブ」を買ってしまった件。

 タイトルの通りです、えぇ。
 あーあやっちまった、みたいな。

 Westan Digitalは世界をいくつかの地域に分けて、夫々の地域毎に販売やら保証やらをやっているのですな。
 ところがまぁ、この時代にモノは世界を巡るということで、地域を跨いでモノが流通して「しまう」ことがある。
 こういうのが「地域外」ドライブ。

 ちなみに当方が買ってしまったブツは米国出荷品らしい。保証確認のページで米国内にしてみると確実に3年保証が残っているののが確認出来るのだが。

 結論。多少の値段差より、代理店を確かめて買いましょう、えぇ。

 ちなみに、WDの保証の話。
 地域外になったからといっていきなりゼロにはなりません。
 但し、地域外ドライブをRMA出来るのは1年間に1台のみ、という制限がかかるのですよ。

 まあ、WDのドライブは今まで結構買っているが、初期不良を一発喰らった以外は現在も稼働中or完動のまま手元を離れているので、そんなにポコポコとぶっ壊れることは無いと思うのだけど。

 というか、WDのRMAってしたことないし。
 恐らくこのドライブもRMAなんかされないのだろうけど。
 気分的に何だかなぁ、ということで。

 ♯ここ最近は高速化・大容量化がどんどん進んでいるせいで、同じドライブを3年も手元に置いている事の方が少ない気がする。そいえばCPUも3年持たないか。

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「モバイル界のADSL」へひた走るイーモバイル。

 個人的にはeMobileには(あの社長も含めて)ネガティブな印象しかないのだが、さすがにこれはヒドイと思ったのでちょっとメモしておく。

 >3.5世代最速、HSPA+を国内で初めて導入 受信最大21Mbpsデータ通信サービスを8月上旬より提供開始
 >http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=661

 要約してみよう。

 「もしこの世界に基地局と端末が1台ずつしか無ければ、この速度が出ます」

 はい、こんな発表に意味があると思ってしまった人、人生やり直して来て下さいね。

 もう少し説明すると、「みんなが使える総量は変わらないけど、一人が取れる取り分の上限を増やしました」となります。
 ポイントは「みんなが使える総量は変わらない」という点。
 これはユーザが近くに居れば訊くのが一番早いのですが、イーモバイル、都市部では既に電波の取り合い状態になっていて、さっぱり速度が出なくなっています。

 こんな状態で「上限を増やしました」といったところで、どうしろと?

 ちなみに技術面から言うと、実はDoCoMoだって速攻で出来ます、21M接続。
 それを何故にやらないかという話。
 そんなことしたところで実効速度は上がらないし、回線遅いって苦情は殺到するだろうし、いいことが一つも無いからやらない、それだけです。

 あ、誤解の無いように。
 「みんなが使えるようにすると一人当たりの量が減る」という話、別にHSDPAだけでなく、普通にCDMAだって3GだってPHSだってXGPだってLTEだってみんな一緒。電波を使うモノの宿命です。

 但し、「みんなが使える総量を増やす」というところでは、PHSとXGPについては圧倒的なアドバンテージがあるんですな。
 何故なら、PHSとXGPについてはその生い立ちから「基地局をやたらいっぱい敷き詰める」マイクロセル方式が取れるため。基地局がいっぱいあれば、みんなが使える総量も圧倒的に増える。

 ♯厳密にはそう簡単な話でもないのだが、メンドクサイ話なので詳細は割愛。

 逆に、HSDPAなどではこの方式が取れないため、「みんなが使える総量を増やす」のはとても難しい。どうしても「一人当たり量を制限してみんなに行き渡る」ようにせざるを得ない。
 それが、現在のイーモバイルで起こっていること。
 「都会では遅い、田舎では繋がらない」

 ・・・とはいえ、HSDPAの最小単位はPHSの32(56)Kbpsよりは遥かに大きいのは事実。なので、今のところ何とかなっている、というところかな。

 まあ、要するに、イーモバイルを買う時は熟考せよ、ということ。
 50M ADSLに申し込んだのに2Mbpsも出ない、というのと同じ話が、今まさにモバイル世界で起こっているので。

 ♯XGPなんて日本人の細やかさがモロに反映された規格なのだが、日本人らしく器用貧乏になっている気もする。
  個人的には一押しなのだが、XGPがきちっと展開出来るまでWillcomが会社として持つかどうかについては、ぶっちゃけ賭けだと思う(爆。

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