SN05ファームってバグってない?

 手元に複数あるST31000340NS、ばらくーだES2なのだが。

 まだ買って一ヶ月程度なのだが、ふと思いついてSeaTools for Windowsでテストしてみたら、何故か2台揃ってShortDSTもLongDSTも通らない。必ずFailになってしまう。しかも、SMARTの値を見てみたら結構刺激的。

 ところがこの2台のドライブ、GenericならShortでもLong Genericでも普通にPassするんですな。

 Long Genericって要するに全面ReadCheckなんで、コレが通るということはディスク自体に問題があるとは思えないのだが・・・。
 実際問題としてまだディスクエラーに遭遇したことはないし、前HDDから環境移行の時にはリードベリファイをかけているし。

 ということで、Windows版でなくSeaTools for DOSを起動してチェックしたところ、こちらは全く問題なし。コレはShort TESTがShort DST、Long TESTがLong Genericが相当なのだが、後者は兎も角前者がOKってどういうこと。

#ちなみに手元の環境だと全周チェックに190分、単純計算で平均83.65MB/S。まぁこんなもんか。

 ・・・え~っと、取り敢えずHDDの初期不良を掴んだワケではなさそうなので一安心はしたのだが、これってどうなのよ。心臓に悪いやんけ。

#海外じゃAN05ってファームの話がぽろぽろ出てるんだよなぁ。
 コレとか↓。やっぱバグってるよなぁ>SN05。
 >http://www.3ware.com/KB/article.aspx?id=15385

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値段差分はあるらしい。

 同じMaxtorの同じ125GBプラッタ品、6H500F0と7H500F0を何れも複数、ほぼ同じ条件でそこそこに使っている場所がありましたとさ。
 酷使という程アクセスしまくっているワケでもないが、連続運転時間が長めなのと、温度がちょい高ではあり。あまり良い条件ではない筈。

 #というかこのHDDって爆熱。
  ここまで熱いとは買った当初想定してなかったんで、結果として温度が上がってしまったというのが正解。

 導入から1年半、6Hは4台中2台故障。1台は半年、もう1台はつい先程、つまり1年半。どちらも不良セクタ発生で、しかもタチが悪いことに、Writeではエラーが出ず、ReadでCRCエラーという症状。

 #ちなみにどちらもS.M.A.R.T.値は正常のまま死亡。
  ホントに役に立つのか?コレは。

 片や7Hはというと6台全て正常に稼働中。6Hより7Hの方が更に爆熱度は高い(実際平均で2~3度は高い)が、今のところ正常稼働。念のためフルのSelfTestをしてみても、全て問題なし。

 結論、DiamondMax11とMaXLinePRO 500とはやっぱり耐久性が違う。

 値段差をどう見るかというのはあると思うが、SATAとはいえ「ニアライン」という看板を背負うだけの違いはある模様。

 まぁ、そもそもSATAのHDDをそんな環境で使うなという話もあるんだけど、な。

 ◇

 MaxLineという言葉が出たので今更の話題をもう一つ。

 7H500F0は動作環境がよろしくないと判断すると自動的にWriteVerifyがONになるという、サーバ向けのデータ保護機能が付いている。ちなみにこれが発動するとWriteが2MB/S程度という超速を叩き出したり(実測値)。

 で、このWriteVerifyが発動する条件にはいくつかあって、リードエラー発生や稼働中の高温といった「明らかにヤバい」他に「I/Fとの相性」というヤツがあるんですな。

 この「I/Fとの相性」というヤツ、実は散発的にポロポロと出ていたり。有名所ではIntel ICH9なんかでも発生事例があったりするのだが、この相性問題が非常に高確率で発生するブツが、SiI3726なんですな。
 HDDいっぱい繋げたい人が、ちょっと高いHDD買ってポートマルチプライヤに繋げたら相性問題発生、というオチが付くという。

 ということで、玄蔵X4や、色々出回ってるSiI3726搭載ボードを使ってHDDをいっぱい繋げようと思っている人は、7H500F0は避けた方がいいですよ、という話でした、まる。

 ちなみに、同様の「勝手にWriteVerify」機能は(Maxtorを買収したSeagateの、位置づけ的にはMaxLineシリーズ後継になる)「ニアライン」なBarracuda ESシリーズにも付いているらしいのだが、自分は未だ発動しているを見たことがないのよね。

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