余りにも知られていないみたいなので書いてみる。
WDのHDDはメーカー出荷から2(ちょっと前まで3)年のRMA保証が付いている。
ところが最近、例のHDD高騰&品薄の流れを受けて流通が不安定化している煽りで、一部ショップでは製造から随分と時間が経ったHDDが販売される事態になってきたんですな。
具体的にはタイ洪水前の品で、製造から半年か、それ以上経っている「新品」。
♯今更流れてるって一体何処に転がってきたデッドストックだよ。
で、これを開封すると当然、RMAは「メーカ出荷から」付いているので、パッケージに書いてあるより保証期間が短くなってしまう。
これどうしよう・・・なのだが、実はメーカ(WD)では、ちゃんと対応しますって言ってるんですな。
但し英語が最低限どうにかなることが大前提。
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その方法とは、レシートの写真をサポートに送ること。
但し、向こうも担当者が目視でチェックしているので、日本語が読めなくても確実にWDのHDDを買ったということが分かるレシートでないとダメ。
具体的には以下のようなもの。
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対象:レジ印刷のレシート、若しくは機械印刷の納品書。
手書きはNG。理由はサポートセンター担当者(タイ?)が読めないので。
英語なら手書きでも何とか大丈夫らしいんだけど。
あと、カード売上票とかも当然NG。
印字項目:日付、店名、品番(WDxxxxx-xxx)、数量、値段、店側の売上管理番号っぽいもの
普通にPOSレジ使っていればこれぐらい印刷されるので。
「HDD」とか「トッカヒン」なんて印字だとNG喰らう可能性が高い。
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まぁこんなモノが手元にあったら、取り敢えずデジカメで写真を撮りましょ。
マクロ(接写)モードで、ずずっとアップで。
スキャナを持ってる人はスキャンの方が速いですな。
そうして画像を取り込んだ後、きちっと「数字が読める」ことを確認して、適切な大きさ(500Kb以下)まで縮小。
相手がレシートなんていう無彩色ブツだと、ドット数的には多くても意外と画像ファイルは小さくなりまっせ。
所詮読めればよいので。どうしてもって人はコントラストとエッジぐらい修正する、のかな?
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次に、WDのKnowledgeBaseのアカウントでログイン。
♯以前にRMAを実際にしたことがあればアカウントを作成している可能性がありますな。
無い人は作ってね。
ログイン後、サポートにメールを飛ばすフォーム(http://wdc.custhelp.com/cgi-bin/wdc.cfg/php/enduser/ask.php)へ移動。
ここでメールを作成する。
・タイトルは「Update warranty」固定で。
・本文は「レシート見てね」を英語で。
・レシートの画像ファイルを添付で。
・HDDのシリアル番号の記入もお忘れ無く。
以上を記入して、送信、と。
自分のメアドに送信内容のコピーが届きますよ。
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この後だいたい一週間程度で、担当からメールが返ってくる。
OKなら「RMA延長したよ、新しい日付はxxxxね」と英語で書かれている。
NGなら理由が簡単に書かれている(もちろん英語で)ので、写真ファイルが開けなかったとか写真不鮮明でした等のポカミスなら再度チャレンジしてみるのがよろしいかと。
・・・とまぁ、こんな感じで。
一手間はあるが、タダで保証がそれなりに伸びるんだから、やらない手は無いと思うんだけど、ね。