暫くblogの更新を放置していたのは・・・まあ自分にもそりゃ忙しいこともありますよ、年度末近いしね。
ということで、本日はBrotherのHL-2140について、ファースト・インプレッションでも。ちなみに当方は同じくBrotherのHL-5070DNのユーザだったので(これが壊れたので買い換え)、そちらとの対比も交えつつ。
#従来使っていたHL-5070DNは両面印刷付でネットワーク接続モデル、買ってきたのはHL-2140は片面印刷でUSB接続モデル。
機能的にはだいぶ退化しているのは事実だが、購入当時と使用状況が変わってきたため、これで問題なしと判断しての「縮小」。
そもそもこの機種を選んだ理由というのは、「小さい、安い、ペーパーカセット標準装備」ということ。この価格帯ではEPSONもCANONもOKIもKONICA MINOLTAも手差しトレイばかりで。レーザープリンタで手差し給紙って有り得ない、と思いません?いちいち紙引っ張り出すのも面倒だし。なので、事実上Brother以外の選択肢が無いんですな。
話を戻して。
実物が来ての印象は「ちっさ、軽っ」というところ。元々HL-5070DNも「A4カセット付両面機」というジャンルでは最小級だったものの、この機械は更に小さく、そして軽い。特に本体の軽さは特筆モノで、ドラムユニットとトナーカセットを外した状態(段ボール箱にはこの状態で入っているのよね)ではとてもレーザーとは信じられないぐらい。
そしてそのドラムユニットとトナーカセットはフロントカバーを開けてセット。この機種はフタを上に開ける必要が無いので、高さ方向に狭い場所でも取り回しがラク。
で、電源を投入すると・・・Windows7ではWindows Update経由でドライバは自動で入りますな。黙って待っているだけでセットアップ完了。こりゃラクだ。
実際にプリントしてみると・・・強制空冷ファンと印刷時のメカ騒音は正直、5070DNよりやかましいですな。この辺りは一般のオフィス用プリンタと変わらないというか、一般家庭の方が暗騒音がないだけ目立つというか。
プリント出力は・・・ファーストプリントは5070DNより少し遅いかも。といっても値段もモノも正直違うし、何分も待たされるワケではないので気にする程でも。連続プリントはそこそこ速度が出るので、ドラムが暖まるの待っているのかも。
印刷品質はまあ、一般事務用プリンタと同じですよ。といってもデザイン出力用の高精細機以外、レーザープリンタの出力品質なんてどれも大差ないので。
#それよりも、5070DNはスリープから復帰する時内部からリレーのような「カツン」という特徴的な音があったのだが、この機種にはそういう音が無くスリープから復帰するので、印刷ジョブが走り始めているかどうか「聴覚的に」確認出来ない、ということに違和感が(笑。
あと、消費電力は電源投入直後のピークで700W超、印刷中は500W弱といったところ。スリープに入ると数Wまで落ちます、はい。
以上、まとめると。この値段でこの品質と機能のレーザープリンタが買えるなんていい時代になったモンですな。
テキスト出力中心でカラーが不要なら、これはお薦め出来ますよ、はい。
◇
ちなみにHL-5070DNの「壊れた」状況。
症状は「印刷がとにかく汚い」。感光ドラムから紙に定着後、ドラムに残った不要なトナーを削ぎ落とす部分が死んでしまったようで、要するに「1度印刷したパターンが繰り返しプリントされる」という。
この状況、実は「消耗品」のドラムユニットを交換すれば直った可能性も無くはないようなのだが、もちろん本体故障の可能性もあって、症状だけでは判定が不可能な状態。
かといってドラムユニットは結構お高く(最安値で¥15K)、新品のHL-2140よりも¥が高いため、交換した後「やっぱり本体側でした」というオチが付いてしまいとさすがにサイフにキビシイ(寿命が来るにはあまりにも早い)。
一方で修理を依頼するにしても、これまた¥は安くない模様。症状から故障しているパーツを推察するに、¥17Kの「特定部品交換」が発生する可能性がほぼ100%で、これまた新品のHL-2140よりお高い。
#さっきから高い高いと言っているが、誤解のち無いように念のため。
レーザープリンタの消耗品や修理費用として見れば、brotherは非常に良心的な価格ですよ、いやマジで。修理費用もメニュー形式で価格が明示されている明朗会計だし。
結局、経済の論理によって、故障機材を修理することもなく、新品を導入してしまったワケですな。
もし新品がこんな激安価格で買えなければ、当然修理していたでしょう。他の部分はまだ全く問題起こっていないし、プリント品質も特に問題なかったし、純粋に機能的に見ればこちらの方が上位なんだし。
#HL-5070DNと機能ほぼ同等の現行機はHL-5380DNでコレは最安値で¥29Kだが、Windowsだけの環境なら無用のPostScript3互換を削るとHL-5350DNとなって¥22Kまで値段が下がる。
両面印刷が必須な状況になっていたとしても、新品買うか修理に出すか迷っただろうな、この値段だと。