一昔前はそんなに珍しい話でも無かった気がするが、最近はさっぱり聞かなくなった気がする、そんな話の一つ。
「特定のハードウェア構成だとOSのインストールがコケる」
ところが、久しぶりにこのテの話がボロボロ出るハードウェアが現在絶賛発売中らしい。
そのハードウェアとは、以前もネタにしたHPのML115 G5。
以前は「BIOSの挙動がヘン」ということで書いたので、今回の話もそれの続きという解釈も出来るかも。
具体的には、以下の組み合わせではインストール途中でコケるという現象が多発する模様。
・NVRAIDを構成しておく or リソースを多く占有するカードを突っ込んでおく
・WindowServer 2003
この構成では、テキストベースのインストール画面が終了して再起動がかかり、グラフィカル画面のインストール続行画面が出た辺りで、電源が落っこちてしまうことがある。
この時再度電源投入すると、余程運が良ければ継続出来るが、大抵の場合は永遠に同じ場所でコケ続けるか、エラーダイアログが出て固まる。
そしてこのコケる原因なのだが、どうもWindowsのインストーラがハードウェア構成情報を正しく構築出来ないというのが根本らしい。
ML115 G5の場合、ハードウェア構成情報が正常に出来ていないと、電源が落っこちてしまう前にクーリングファンが全力で回り続ける(=もの凄く五月蠅い)という症状が出るそうなので、実際に落っこちる前に分かるそうな。
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で、コケた時の対応策。
・拡張カードなら外す。
・NVRAIDなら諦めてインストール媒体を変える。
・・・って、結局これっきゃ無いらしい。
なんだそりゃ、という感じだが、インストーラが問題を抱えているので、問題が出ない環境にするか、そもそもインストール自体を変えるか、二つに一つ、という話であり。
ちなみに当方が知ってる範囲では、NVRAIDで問題無いのは初版(nonSP)日本語版とSP2日本語版。
逆に、SP1英語版ではNVRAIDでコケる模様。