地デジのワナ。

 年が変わってから去年末のネタを書く、その1。

 以前ここでVARDIAのファーストインプレッションを書いたが、その後もVARDIA自体はつつがなく動作しております。
 全く整理されていない使い勝手にも漸く慣れてきましたな。

 が、ここで問題発生。
 時間の経過と共に、地デジがどんどん映らなくなってきてしまったんですよ。

 購入当初は普通に全部映ったのだが、最近ではNHKぐらいしかまともに映らない、という悲惨な状況に。
 画面でアンテナレベルを確認すると、数字が30だ20だ・・・MAX100でコレでは、ねぇ。

 ということで、仕方ないので業者を呼んで見てもらいましたよ。
 まあやりたいこと自体はアンテナのレベルとS/Nの計測なので全然難しいモノではない(当方一応モールス打てます)のだが、専用の測定器はとてもイイお値段で、ひょいと借りれるアテも無いので。
 それに、共聴設備側のトラブルとなったら、コレは業者にお願いするしか無いし。

 ところが・・・業者曰く、レベル的にもS/N的にも全く問題ないらしい。レベルは「適正範囲」上限ギリギリ、S/Nも「全く問題なし」とのこと。

 え゛ー・・・それじゃ何で。

 ということで、ここで業者のおじちゃん(というか正確にはおじいちゃん)が取り出したのは、何と減衰器、ATT、アッテネータ。
 そいつをアンテナ端子とVARDIAの間に突っ込んでみたところ。

 ・・・全chキレイにうつるようになりましたとさ。

 #空電ラインに-20db(16・20・26と試してこれがベストだった。勿論、通電形・帯域非選択タイプ)なんて、RFは微弱信号だと信じていた自分の感覚では「なんと恐ろしい」としか・・・。

 結論。

 ・難視聴対策でCATV再送信を使っているマンション等
 ・東京タワーの近く等、地デジの電波がかなり強い地域で大きなアンテナを使っている場合

 では、入力レベル飽和による歪みや混変調・相互変調発生のせいで、地デジ受信に支障が出ることがある。

 対策は入力レベルを下げること。レベルが高過ぎるので落とせばよろしい、と。
 但し、アッテネータ(減衰器)は普通の量販店では売ってない。
 とはいえ入手はそんなに難しくはなく、通販や電気工事店等では購入可能。

 電気工事屋のおっちゃんが言うには、たまにこんな風に受信障害が出るケースがあるらしい。
 ただ、トラブルを起こすのは激安品が殆どで、国内メーカ品では殆ど聞いたことがない、らしい。

 ということで、東芝VARDIAのユーザは要注意、かも知れない。

 #あ、ちなみに。
  設定メニューに受信感度を落とす設定はあって、当然コレも試しているのだが、全然効きませんでしたよ。
  焼け石に水だった、ってことですかね。

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