ウチの920は非OC向き。

 要するにハズレらしいです、これは。

 ということで、ずっと定格で使っていたi7 920搭載システム、初めてOCしてみましたよ。
 とはいえ、電圧は一切盛らず(Vcore/Vuncore/Vmem/Vqpi全て定格)、BIOSからClockの設定のみという、お手軽OCだけですけどね。
 その結果。

 まずCPUは、Base155MHz×21倍=3.25GHzが安定限界。
 Base160MHzでは起動することは出来るものの、相当不安定。
 ちなみにBase166MHzではウンともスンとも言いません、えぇ。

 とはいえ、3GHzは超えましたよ、と。
 まあBase133の定格と比べると、向上率は16%でしかないのだけど。

 ついでにメモリも。
 手元のブツはKingstonシール付Elpida純正モジュールDDR3-1333 CL9 1.5v。
 定格電圧の上、2Rankの2GBモジュール6枚挿しなので、OCにはかなり分の悪い条件の筈。
 あと、仕様上、メモリがダメなのかCPU側のメモリコントローラが付いてきてないのか切り分けが出来ないので、そこは留意して貰うとして。

 FSB775MHzのDDR3-1560はCL9で安定動作。この上行ってFSB930MHzでは完全沈黙。
 FSBを625MHzまで落としせば(DDR3-1250相当)、CL7で安定動作。

 ちなみにSPDはDDR3-1200でCL8、DDR3-1066でCL7となっている、ヒートススプレッダも何も付いていない、ただのメモリモジュールです。
 この感じだと、DDR3-1333がCL8で普通に安定するように見えますな。

 ・・・メモリはまあ、ハズレでもないか。
 さすがElpida純正、OCメモリでも何でもないのに、良い仕事してますな。

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