取り敢えず、USBバスパワーだけで動くメカドライブって、結構無理してるのねぇ、と本気で思ってしまった一件のメモ。
さて、発端は以前にも書いた「USB接続の2.5インチポータブルHDDが電源補助ケーブル無しでは起動しない」という話。
その後、該当システムはマザーが入れ替わったが電源はそのままで使い続けていたが、それでもやっぱり電源補助ケーブルが必須という事態が続いていたのだが。
更に問題が発覚したのはつい先日。
都合でUSB接続のDVDマルチというブツを都合したのだが、こいつを件のPCのUSBに繋いだところ、添付の電源補助ケーブルを使ってもウンともスンとも言わないという事態が発生してしまったのであり。
但しこの時、アクセスランプだけは点滅していたんですよ。ということで、試しにセルフパワーのHUBを間に挟んでみたところ。
・・・電源補助ケーブル無しでも普通に動きますがな。
え~っと。
この電源(Enhance ENP-5140GH=玄人志向KRPW-J400W)、まだ1年も経ってないのだが。
取り敢えず、電圧チェック。ちなみにプローブ用のケーブルは、そこらに余ってたコネクタや電線ををかき集めて作りましたよ。
4.92V。
・・・購入当初は5Vジャストからちょっとだけ上(0.01とか0.02V)だった気がするので、明らかに電圧低下を起こしていますな。
ハズレ引いたか?これは。
それとも、400W電源相手に負荷最少時60W(ちなみにフルロードでも90W程度)ってのは負荷が軽すぎて安定しないのか?
とはいえ、電圧差は5.00Vに対してたったの-1.8%。この程度、ぶっちゃけ誤差の範囲。±5%程度は普通に金帯だし、誤差の範囲で許容されると思うのだが。
一方、途中に挟んだセルフパワーHUBのUSBコネクタ出力電圧は5.11V。
微妙に高いというのが何とも・・・だが。
この0.2Vに弱の電圧差が、天国と地獄を分けるらしい。
・・・え゛~。5Vに対して0.2Vって、たった4%だよ?
念のため、このセルフパワーHUBに例のポータブルHDDを繋いで見ると・・・。
補助電源ケーブルなんて無くとも、ぱっちり動いているし。
・・・え゛~え゛~。
結論。USB接続のメカドライブ類って、電圧に相当シビア。
・・・まあ要するに、それだけ設計に余裕が無い、無理な作りになっている、ということですな。
P.S.
ちなみに別PCに使っている同一機種別個体(こちらの方が新しいし使用時間も短い)では5Vラインは5.00Vぴったり。
試しにこちらに繋いでみたところ、USB HDDも補助電源線無しで普通に動作している。
つまり、少なくともこの電源が購入当初から電圧が低いということは無い模様。
・・・やっぱり、一発ハズレ引いたか?