e1000とe1000eはそんなに違うか?~完結編~

 GbEをベンチしてみたシリーズ考察編。
 取り敢えず、結論を先に。

  • tg3最強。
    NetPerfの速度こそ落ちるが、CPU負荷率の低さとCIFSの速度はダントツ。
  • e1000とe1000eは僅差でe1000の勝ち。
    でも駄目NIC相手にはe1000の方がやはり底力がある。
  • Yukon遅ぇ。
    つか何ですかこの受信時CPU負荷率。
  • このクラスのNICに言わせると、JumboFrameはゴミらしい。

 以上をまとめると、

 LANで幸せになりたけれぱ、全てのNICをマトモなもので統一せよ。

 ってことで。
 実に真っ当でつまらん結論になってしまった。

 ◇

 個人的にインパクトがデカかったのは、tg3の予想以上の力強さ。
 送受信共にe1000よりCPU負荷が圧倒的に低く、特に送信時などe1000の半分で済むという。

 一方、課題となっていたe1000 vs e1000e。
 結論としては、「やっぱe1000の方が強いやね」ということで。
 対Intelではe1000とe1000eは目立つ程の差は付かないのだが、対Intel以外ではどうしてもe1000の方が地力があるように見える。

 逆に言うと、e1000とe1000eで差が分からん、なんて人は環境をIntel NICで固めていたりするんでないかね。

 しかしこうなってくると、tg3が輝いて見えてきますな。
 性能ぶっちぎりで非Intel。素晴らしい。
 でも確か、HPのオプションで普通に買えた時代から、価格は割とステキだった気がする。

 そう考えると、Gigabit CTの価格性能比っても悪くないのかも知れない。

 ◇

 P.S.

 このテのベンチって、手間がかかる割には、結論はつまらないというか何というか。
 あ~疲れた。

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