さて、容量単価で見ると依然として去年の倍近くを維持しているHDDネタ。
このところイロイロあったので敬遠しまくっていたSeagateのHDDなのだが、HGSTが品薄で入手困難という緊急事態を前に、仕方なく買う羽目になってしまったのがBaracuda。7200rpmで1TBプラッタな品でございます。
ちなみにSeagateのデスクトップは今年製造のHDDからは1年保証になっていて、実際には昨今の流通事情を考慮してか製造日から1年+2ヶ月程度のRMAが設定されているのだが、流通在庫の中には昨年12月製造品が未だに少数(だと思う)残っている模様。
というのは、例によって複数個仕入れたら「何台か」製造日が昨年12月になっていて、そちら方はRMA期間が2年分付いていたので。
#値段のせいで以前ほどは数が出てないことなのかな。
で・・・届いたので義務として軽くベンチ。
まぁ既にあちこちにベンチ結果は出ていて、同じ傾向しか出なかったので特別書くこともなく。
取り敢えず、同じ1TBプラッタの日立ドライブと比べると、物理特性はもう殆ど一緒と言って良いが、キャッシュ周りの挙動は一方上ですな。体感出来る差が出る程とは思えないが、ベンチではソフトによっては結構「盛った」数字が出るので、メーカの売り文句もまぁ嘘ではない模様。
発熱も7200rpmとしてはかなり抑えられている方では。
◇
で、「真っ当に動いていればそんなに悪くも無さそう」なのだが。
「真っ当に動いていれば」ってトコロが・・・ね。
取り敢えず、病気持ちファーム問題は既に発生。
さっさとアップデートしましょう。環境によっては起動不能になるって、結構深刻なバグだと思うよ?
あと、これもファームにも依るようなのだが、高負荷下で挙動が怪しいって話も。
7200.11から続くSeagateの悪い伝統がまた出ちゃっているのかね。
7200.12の末期にはだいぶ大人しくはなったんだけど、代替わりしてまた悪い癖が出たのかね。ファームが上がっていけばそのうち収まるのかな。
そして更に、気になるのがRMA期間の短さ。
何で1年にまで縮めちまったかなぁ。せめてWDと同じ2年で踏み留まって欲しかった。
というか、このHDDの稼働想定時間っていったいどれだけなんだか。
◇
というワケで、1TBプラッタのBarracudaは性能面では悪くないものの、いかんせん過去のSeagateの実績が輝かし過ぎる上に保証も短いために、素直に評価も出来ないのが厳しいところ。
取り敢えず自分が個人で買うとしたら、延長保証の付与を考えて、更にサポートに定評ある大手販売店で購入するでしょうな、という印象を持ちましたな。
いやね、あくまで個人的印象だけど、2年目の故障って割とよくあるよ?